いい夢であったなら

最近、仕事の夢を見て目が覚める。
大抵ミスをしたり、面倒な注文がきて
狼狽の最中にいる。

そして体が強張りひどく焦った様で
夜更けを迎えるのだ。

話は変わるが
『ギルガメシュ叙事詩』を少し噛んだ。

ざっくり言うなら
自信家の王様ギルガメシュと
その友人となる神が遣わした土人形
エンキドゥの冒険ものである。
(まだ前半しか読んでいないのだ)

2人で森の怪物を退治しに行く途中、
ギルガメシュは4度の夢を見る。

それらは自分の元に山が落ちてきたり、
稲妻と炎で大地が荒れるものであったり
明らかにヤバめであるのだが、
エンキドゥはどれも神の加護だ、だから大丈夫と
内心弱気なギルガメシュを勇気付ける。

エンキドゥ、
めちゃめちゃいい奴……!

傍目から見て悪そうな夢でも
ポジティブに思ってくれる。 
彼の人柄(土柄?)の良さに感動しつつ、
そんな精神が大層うらやましい、
と感じたのであった。

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