一番嫌いな言葉は”泣いてるの?”

「え、泣いてるの?」・ "Are you really crying?" ・ "뭐야 울어?"

どの言語でも私はこの言葉が嫌い。一番嫌い。

人が泣くのには色んな感情があるが、この言葉は良い意味(嬉しい、楽しい、面白い)で泣いてる時以外はイラっとする。なぜなら、この言葉に心配の心が見えないから。本当に人が泣いてる時にその人に今何しているかを普通聞くか?それで泣いてる人が「うん」って答えるかと思うか?

泣いてる人に私はこんな言葉かけないし、泣いていた時にこの言葉を聞いた時には絶交してやろうかと思った。

こんな言葉をかける人は泣いてるという事実を疑っている人。ほぼ断言できる。本当に心配してたり焦った時にでる言葉ではない。

すごく苦しいときにかけて欲しい言葉は人による。でも泣いてるかの事実確認は本当に論外。「泣きやみな」も正直ありえない。意図せずに今までそうやって声をかけていた人はもう一回考え直してほしい。

じゃあ代わりになんと声をかけるか。

呼吸が出来ない程に苦しそうな人には「ゆっくり」って言いながら背中をさすりながら呼吸を元に戻す手伝い。

静かに泣いてる人にはすぐ声をかけずに落ち着いてから「大丈夫?」とか「話したければ聞くよ」とか、無理に話させないけど相談のるという体制をアピール。

本当に助けたい人がいるならこれをする。

これのどれもやる気がない人は近くにいないでください。それから、ジッと見ない。それだけでも一部の助けになります。

自分が泣いている時を想像してかける言葉の重み、影響を考えてから発言し、人の心が少しでも軽くなればいいなと思います。


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ここからは私の個人談です。私情が入る為、苦手な方は戻る事をお勧めします。

「泣いてるの?」いつからこの言葉を嫌いになったのかは覚えてない。でも、たぶん、物心ついた頃から嫌いだった。

私の身近に私が涙を流すのを見るたびに「泣いてるの?」と聞く人がいる。その言葉が嫌いだと伝えた事はないが、その言葉を発した時に状況が良くなった事例があれば今すぐにでも教えてほしい。

その人に言い返す事が許されない状況で生きてきた私はその人に対しては口答えしない、先に謝る、という術で頑張ってきた。私からその人に対して私が先に怒ったことは今までないと思う。でも唯一喧嘩になるのは私が怒られた内容に納得せず口答えした時。その人は私の事を下にみて生きているからそりゃあ気に入らないよね。で、喧嘩になる。ただ事実を言いたい私と正されるという事が気に入らないその人。

喧嘩をしたいわけではないのに理解してくれないあの人に呆れて失望に見舞われた時、涙は勝手にでてくる。制御できないほどに。そこに投下される「泣いてるの?」という言葉の爆弾。あぁ、あの人には演技にしか見えていないんだ。泣こうと思って泣いてる様に見えるんだ。

貴方に勝てないことは何年も前から理解しています。そうやって育てられたから。私は自分で居たいだけ。誤解を解きたいだけ。私の傍で一番近くで私を見てきたはずなのに未だに私を理解してくれないあの人へ、

娘より。