思わず見てしまうポートフォリオの作り方
今日は「ポートフォリオ」について話します。
普段、ポートフォリオを見る機会が多いのですが、そのほとんどは流し見してしまっているのが現状です。その中で特にどういったポートフォリオであれば目に留まるのか。逆にスルーされがちなポートフォリオとはどんな内容なのか。
クライアント目線で話していきます。
デザインレベルがバラバラ
スクールでの課題制作と実案件が入り混じった、単なる作品集になってるポートフォリオです。または会社員時代のプロジェクトでの制作物、チームでの制作物、個人での制作物が入り混じっているのも当てはまります。クライアントからすれば、どれがあなたのスキル感なのかがわかりません。あなた個人の力量があったとしても過小評価されるケースもあるので、意図をもって載せる載せないを決めましょう。
作品集になっている
その制作依頼の背景や、どの数値をどこまで伸ばしたのか、具体的な成果をきちんと書いておくことがめちゃくちゃ大事です。普段どういったことを最優先事項において仕事していますか?とお聞きすると「顧客の売上げの為。」とお答えされる方が多いです。「それなのになぜ数値の変化を書いていないのだ~!」となるわけです。中には教えてくれない顧客もいるとは思いますが、そこまで見せてくれるor関われるような顧客を開拓する必要ありですね。
なんかごちゃごちゃしてる
ポートフォリオサイト自体もデザインの一部です。見やすいサイトを構築しましょう。そして、単なる見やすいサイトだけではなく、相手につっこまれるポイントを意図的に作ることで、仕掛けを作ることまで出来れば尚良いです。
SNSへの導線確保
XやInstagram、FacebookなどのSNSは、クライアントと直接つながるための強力なツールです。普段どういた考えで仕事をしているかを戦略的に伝えられるチャンスです。これきっかけでご依頼させていただいたケースは案外多いです。
コミュニケーション
これはポートフォリオとは少し離れる内容になるかもしれませんが、打合せ時に完全に受け身になっている方とどしどしアピールされる方とヒアリングベースで依頼内容を自ら掘っていく方の3パターンに分かれます。提案はしているけれども案件獲得に至らないのはヒアリング不足。相手に主導権を握られるのは提案力不足。
顧客目線で見た時に「で、私は何をすればいいですか?」っていう姿勢の人、一定数おられます。完全NGです。
納期やレスポンスに関する記載
納期厳守、早いレスポンス。これは重要ではあります。ただ個人的な考えですがあえて記載する必要はないです。なぜなら「当たり前」だからです。
早すぎる退室
これもポートフォリオ関係ではないですが、WEB面談の場合、接続が早すぎる人。これめっちゃ多いです。絶対に一礼して頭を下げた状態で接続を切りましょう。自宅に来られた方が帰り際に「お邪魔しました~」と言って、玄関のドアをバッターン!!って締められたらどうでしょうか(笑)
その感覚と似てます。
まとめ
WEBデザイナー業界、飽和状態と言われていますが、WEBデザイナー求めているクライアントがいるのは事実です。周りと似たようなことをすると安心感はあるかもしれませんが、「差をつけるには」「目立つには」「選ばれるには」という視点をもって、仕掛けを撒きましょう。