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【羽黒山】先人たちに想いをはせる道のり【2024夏休み】

こんにちは、たまごやきです
先日の記事の続きで、今年の夏休みの思い出を綴ります
↓に書いてあるDay1 羽黒山についてが今回の内容です


移動

まず初めに鶴岡に移動
東京から鶴岡に電車で行く場合、新幹線で新潟、そこから特急電車で鶴岡に行くのがよくあるパターンだと思います

◾️東京から羽黒山までのアクセス
08:30 上越新幹線で移動(東京〜新潟)
10:48 特急いなほで移動(新潟〜鶴岡)
12:55 バスで羽黒随神門駅へ移動
13:34 随神門駅到着、参拝開始

行きの移動だけでとんでもないことになってるが、これようやくスタート地点についただけなのでお気をつけを
随神門から羽黒山の山頂までは登りの階段が続くので、朝ごはんと昼ごはんは参拝前にしっかり食べてスタミナつけておくのをお勧めします
(途中休憩どころがあるが、そこは飲み物やかき氷のみ提供)

羽黒山を登る

随神門(ふもと)と羽黒山山頂の2箇所にバス停がある
今回は随神門駅で降りて、山頂まで登るプランにした

随神門から山頂までは2446段の石段を登ることになる
石段の数の多さも大変だが、この石段が段差や間隔がまだらでとても足腰にくる

途中二の坂を超えたあたりに「二の坂茶屋」という休憩所があるが、必ず参拝前に飲み物や体力補給のためのお菓子などを買っておくべし
またトイレもバスを降りたすぐの休憩所に行っておくことのがお勧め

羽黒山境内図 山を切り拓いて出来た道をひたすら登る

爺スギ、羽黒山五重塔

ここまでは厳しい坂もなくてのんびり自然を味わえる
随神門駅から徒歩15分ほどでたどり着きます
私が訪問した時は、五重塔は残念ながら改修工事のため見れる状態でなかったが昨年の秋で工事も完了し、今は全体が見れるようになっているそう
また行かなくなちゃな

神橋
爺スギ(だと思っているもの)

二ノ坂茶屋

爺スギを過ぎるといよいよ石段が続く登り坂が続く
勾配が緩やかな場所もあるけど基本的には坂が続くので、歩いて山頂まで行く人は歩きやすい服装とフラットな靴にしよう

コロナ中は多少の筋トレやウォーキングをしていたが、ここ最近は運動をサボっていたため、汗ダラダラになりながら必死に一歩一歩と足を前に持っていく
途中でワンピースにサンダルを合わせた涼やかな装いの海外女性を見かけた
その人の優雅で美しい姿とヒィヒィゼェゼェしている自分とのコントラストが大きすぎて恥ずかしくなる

大体30~40分ほど歩いてようやく二ノ坂茶屋に到着
汗ダラダラの状態で受付で注文とお支払いを済ませ、休憩させていただく(二ノ坂茶屋は先払いで現金のみ)

店員さんは全員とてもフレンドリーで、色んな話をしてくれた
特に受付を担当している少しお年を召した女性の方は、この休憩所のパワースポットのような方だった

毎年夏に帰省してきている家族かな?というグループや、日課で登山しているのであろう地元の常連さん、山伏の格好をした人、休憩所で休憩するかどうかに関わらず、二ノ坂茶屋にちょっと顔を出して「よっ!やってるー?」といった感じで受付の店員さんと談話をする人たち

休憩しながら観光で来た人以外にも、いろんな理由でこの山を訪れている人がいるんだなと思った

二ノ坂茶屋は新参、古参、日本人、外国人、信仰しているしていないに関わらず羽黒山に来た人を暖かく迎え入れてくれる

ここの店員さん達は出勤のたびにこのしんどい道を毎日登山しているのだと思うと頭が上がらないのであった

座敷から見た受付
かき氷も悩んだがアイスコーヒーをオーダー、氷が丸い
二ノ坂茶屋からの景色、外にも席がある

羽黒山頂上まで

二ノ坂茶屋を出たらあとは頂上まで無心で山道を登っていく
体感として距離は二ノ坂茶屋までと比べると短いが、勾配がきついところが数箇所あった記憶

途中途中、足を止めて水分補給をしたり自分が歩んできた道のりを振り返りながら、自分を鼓舞する

冒頭にも記載したが、羽黒山山頂までの道は石段になっているが、この石段というのがそれぞれ高さや感覚にばらつきがあり、歩くリズムが狂わされる

おそらく昔の先人達が一つ一つ良さげな石を見つけてきて手作業で加工したものなのだろう

舗装技術がまだ今ほど進歩していない時代に、それでも信仰のために色んな人の協力を持って作られた道なのだと思うと、信仰というのは大きな力を持つものだなと考えさせられる

これまで一体何人の人がこの道を歩んだのだろうか
休憩のたびにそんなことを考え、いざ山頂へという思いを強くさせる

地蔵、これも先人達の遺産
山頂までの石段

休憩も含めて随神門からおよそ1時間半ほどで羽黒山山頂に到着
山頂はこれまでの道のりとは打って変わり、ひらけたスペースに大きな建物がいくつもいくつも建っていた(途中違う道を行ってしまい、本来のコースとは違う形で山頂についてしまった)

山頂では参拝をしたり、博物館の見学や、バスの駅の近くにあるお土産屋さんで食べ物やお土産を買ったりしてゆっくり時間を過ごそう

たまごやきは残念ながらバスの時間の都合であまりゆっくりはできなかった(次行く時は博物館を見てみたい)

羽黒山付近
参拝

バスで下山、鶴岡市を街歩き

15時台のバスに乗って羽黒山を下山し、鶴岡市市内へ戻る
ヒィヒィ言いながら登った道もバスだと10分もかからないのである

鶴岡市内から見て羽黒随神門駅と羽黒山頂駅の手前に「大鳥居」という駅がある
文字通り大きな大きな鳥居があり、ここが随神門の参道の始まりになっているのだと思う
高さは約24mにもなるそうでなかなかの大迫力である
行きも帰りもバスはこの下を通るので、この鳥居を越えると神域に入った(神域から出た)実感が湧き、個人的には千と千尋の神隠しに出てくるトンネルと同じ効果があると思う


16時台、行きのバスを乗ったところと同じ鶴岡駅に戻ってきた
ホテルに向かう途中に有名なフルーツショップがあったので寄り道をしてみた

夕方ということもあり商品は限られていたが、季節のフルーツジュースをゲット
この時期は浜王メロンが季節みたいで、加工していないメロン本体もお店にたくさん売ってあったので、浜王メロンのジュースをいただく

二ノ坂茶屋でいただいたアイスコーヒーも体に沁みたが、この浜王メロンジュースも登山終わりの体に優しく染み渡った

青森屋で買った浜王メロンジュース、甘いけどすっきりしていてとても美味しかった

「山形県の鶴岡市」発祥のフルーツショップだけど、青森屋とは名前がなんともややこしい
どうも初代が青森県のりんごを鶴岡に持ってきたのが始まりなんだそう
地味にすごいぞ、青森屋

ジュースと明日の朝ごはん用のケーキを買ったけどどちらも本当に美味しかった!
イートインもできるみたいなので次鶴岡に来ることがあったら、もっと早めの時間に行きたい

ホテルにチェックインして、夜ご飯まで少しの間休憩
事前に調べていた良心的な価格のお寿司屋さんへ

こちらにお邪魔させていただいた
山形ということで、お寿司の前にがさ海老のフライと日本酒をいただく

日本酒飲んでいたら同じカウンターに座っていた常連さんからお酒をご馳走してもらった
十水という地酒で、甘口なんだけど後に残りすぎず、本当に水のように飲んでしまう美味しいけど危険なお酒だった

ボトル1本ご馳走になった

お酒をご馳走してくれた常連さんやマスターと色々お話ししていたら、逆隣にこれまた地元の常連さんが来られた
逆隣の常連さんはずっと山形みたいで、山形弁(鶴岡弁)で少し早口で話すので時折聞き取れないことがあったが、聞き直しながらも話しているうちになんとなく聞き取れるようになってくるのが楽しい

こちらの常連さんからもご飯を少しお裾分けしてもらったり、東北の祭りのことや山形のことを教えてもらったりとても親切にしてもらえた
山形県は山形市の花笠まつりが有名なんだけど、常連さんが「あれは全然面白くねっ」ってディスっていたw
鶴岡の祭りの方が楽しいんだそう

美味しいご飯とお酒と、常連さんとの楽しい会話で、あっというまに時間も過ぎ、気づいたら後から来た常連さんも食事を終えて帰られるぐらいの時間に
後から来た常連さんのうち一人が私の母くらいの年齢の方で、帰られる際にハグしてくれたのがとても嬉しかった(自分がだいぶ酔ってたのもあるが、何か話しかけてくれたけど方言でよくわからなかった、ちょっと悔しい)

お店の人にタクシーを呼んでもらって、帰りは楽ーにホテルへ(ただの酔っ払いすぎてお店の人に世話してもらった説)

この晩楽しすぎて日本酒を飲んでいたというのに、お水を一滴も飲んでいなかったという事実に翌朝二日酔いで目が覚めるまで気づかなかったのであった

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