ドラマ『95』第5話を見てのあれこれ記
テレビ東京開局60周年ドラマ
『95』
第5話が放送されました。
毎度のことながら、放送後直後は余韻でしばらくは動けない。
これがキュウゴーハイって言うやつか。
今回も溢れる想いと言う名の勝手な感想、勝手な解釈をここに書き残すことにする。
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第5話『生涯忘れられない夏』
場面は現代。
第4話のラスト、「セイラの娘です」そう言ったあの場面の続きから。
秋久が誰かと電話をしている。
電話の相手は奥さん。
奥さんの声、どこかで聞いたことのあるような…でもこの時はどなたの声かなんて思い付かず。
放送後、公式からの答え合わせポストに驚愕!!
三石琴乃さん!!!
1995年当時テレ東で放送されていた「エヴァンゲリオン」がやっていた事からオファーが繋がるって凄すぎる…!!
エモーイ!!!
(あまーい!みたいに言うのやめてもろて)
この電話のやり取りがあるまでドラマだけを見ている人には、初めて秋久に奥さんと子供がいると認識した場面でもあったのでは??と。
Qちゃん、真っ当な(←)人生を歩んでるんだ、結婚して子供も居て、幸せになったんだ、と。
若干の設定変更はあるにせよ、ここまで概ね原作通りで。
ドラマの着地点がどうなるかは分からないけれど。
大人になった彼ら彼女たちに会えたら嬉しいなと、心の底から私は願っている、願わずにはいられない。
(天才畳職人になったマルコに会いたいよ!それな!)
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セイラとQの帰り道。
「送っていくよ」とか「渋谷舐めんなって〜」とかセイラの前ではカッコつけたいQちゃん。
くすぐったいね〜、かわいいね〜。
そこに颯爽とアメ車(って言うの?)で登場、牧野。
「お〜っす、やってる✋」
うわ〜っ、ヤバそうなやつ感がこれだけでプンプンしてる!!!!!(褒めてる)
馴れ馴れしくセイラに話しかけて、セイラって名前まで呼んじゃって、Qちゃんははぐらかされ教えてもらえなかったのにセイラの家の場所も知ってる。
セイラと牧野はすでに面識がある。
ここから受け取れるのはその事実だけ。
「お〜っす、やってる✋」に引っ張られてその重大ポイントを見過ごしてる人居ない???
大丈夫そ????(なんの心配)
そして、困惑するセイラと蚊帳の外のQに構わず話続け、「知り合いの若いやつから泣きながら連絡来てさぁ、前歯全部いかれちゃったんす〜って」さ。
忘れてないデスカ??
セイラとQの甘酸っぱいやり取りに胸をときめかせてるけど、さっきまで小屋での出来事を。
そう。
"前歯全部いかれた若いやつ=宝来"
そいつの前歯全部やったやつがQちゃんたちなんだよね、ついさっき。
牧野は分かって現れたとしか思えない。
セイラにもそれをはっきり言わずとも示して来てるのが怖すぎる。セイラに、ね。
なんとか絡まれてるセイラを助けようとするQの胸ぐら掴んでひと睨み。
ヒイィィィィこっわ!!!!
そして、セイラの「牧野さん」にハッと全てが繋がるQ。
この悟ったQちゃんの表情も絶妙すぎる。
"牧野…さん??牧野!?この人が…?!宝来がしきりに言ってたあの牧野が今ここに???"
って言うのが視線の移り変わり、目の色、一瞬で伝わってくる。
言葉なくとも伝わる凄さ。
あと、三浦貴大さんの牧野が貫禄ありまくりでドンすぎて。シンプルに怖い。強そう。(語彙力)
そしてこの牧野に対しセイラの恐怖とも絶望とも取れる表情が意味するものとは。
そして「セイラ、困った事あったらまた相談来いよ」この牧野の言葉が意味するものとは。
どう繋がっていくのか。
全ての点と点が繋がった時、この表情の意味も分かる。
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高二の夏を楽しむ計画にみんなが盛り上がっている中、コギャルの1人浅川梨奈ちゃん演じる加奈は、テンション低かったわけだけど。
予告から、次回このコギャルたちにもスポットが当たると思われる。
重要じゃない人物なんてのは居ない。
お飾りのサブキャラなんて人は居ないし、主役だけじゃなく、取り巻く周りの人々の人生も大きく関わり交わり物語が進む。
特にこの『95』という作品は、そう感じる。
各々の関係性や向き合い方、距離感、繊細に描かれている。
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第5話のフォーカスすべきはやはり『生涯忘れられない夏』のメイン。
セイラとQ、2人で花火デート。
ここの2人の距離感とか、初々しさとかめちゃくちゃ良かった。うますぎる。青春だったなぁ。
原作とは微妙に台詞なども違うのだけど。
それでも、意図することはちゃんと落とし込まれていて。くぅ〜ってなった。(語彙力)
活字で読むだけより、はるかに2人のやり取りや感情が手に取るように分かって、スッと入ってくる。
緊張と動揺を必死に隠しながらカッコつけて振る舞いたいQちゃん。
しかし、ことごとく「なんか可愛いね」とか「デートみたいだね、違った?」"いや、俺も初めてだから"に対して「ちょうど良かった、練習になるね本番の」とか言うセイラ。
そして「いつかQちゃんが好きな人とデートする時に、きっとこの日が役に立つんだよ」と、トドメのひと言。
徹底的に入らせない、距離を詰めさせない、期待させない。
Qちゃんがセイラに向ける好意に気付いてるであろうに、そうはさせないセイラ。
Qちゃんの寂しそうな顔が心底切なかった。
それでも「最高!」って嬉しそうに花火を見上げるセイラが綺麗で、惹かれる気持ちは止まらないんだよね。
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このシーンの撮影時季はまだまだ寒い中だったそうで。
ベンチウォーマー着てマフラーして、必死に身体動かして温めてる。
完成シーンは寒い中の撮影とはまったく思えない。
めちゃくちゃ夏だった。夏を感じた。(感動)
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たまたま、偶然の、一致なのだけど。
King & Princeもデビュー5周年の集大成イベントとして『King & Princeとうちあげ花火』が催されている。
原作を読みながら「花火大会一緒だ〜」と偶然の産物ではあるが、運命めいた事を感じてしまったところ。
次回の第6話での予告にも出てくるが、"花火"はキーポイントでもある。
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花火からの帰り道。
2人のこれまでの関係が動き、さっきまでとは空気が一変する。
「今日はずっと一緒にいたい、セイラといたい」
「Qちゃんも言うんだ、そういうこと」
どこかガッカリしているような吹っ切れたようなセイラ。
「行こ」とQの手を取り歩き出す。
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この時、2人の間を狐のお面被った人たちが通って。
何か意味を持たせたかったのか。
狐につままれる的な??化かされる的な???
セイラはQちゃんがそんなこと言うなんて、という気持ち。
Qはセイラがまさか自分を受け入れるだなんて、という気持ち。
などなど色々思考を巡らせたのだけど…
https://x.com/kkiyasu/status/1787502607776563502?s=46&t=Wf9YilfiaczvId4P1mmybg
って。笑
監督めちゃくちゃ楽しんでる~~~!!!(拍手)
でも、あの狐が通る事で一気になんと言うか、引きつけられたと言うか。
それまでの人々の話し声や雑踏も消え、風の音と鳴り響く風鈴の音。
2人だけの空間、時間。
セイラが持つ影の部分も。
Qちゃんの複雑な想いも。
松本穂香さん、髙橋海人さん。うますぎる。
実際にそこに居る訳じゃないのに、風を感じたし、生ぬるいなんとも言えない空気を十分に肌に感じた。凄い。
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セイラが手を引いて、行き着く先はホテル。
慣れているセイラ。
淡々と準備するセイラ。
顔を背けるセイラ。
戸惑うQ。
後悔するQ。
苛立つQ。
言葉のない間の空気も、仕草も、全部。
どの表情もどの仕草も、本当に繊細に演じられている。
どこを切り取っても無意味なものはなく。
"Qちゃんめっちゃがっつくやん!"
"セイラ嫌がってる!"
"セイラ腕だらんてなった!諦めた???"
などなど。
分かる、そうなるよね。これだけ見ると(だれ)
なぜそうなるのか。
彼らの心情を理解した時、もっと見えるものが変わると思う。(だれ)
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松本穂香さん、髙橋海人さん。
めちゃくちゃうまい。何度だって言う。
葛藤を繊細に演じられていて、本当に凄い。
この凄みをもっとちゃんと伝えたいのに、自分の語彙力の無さに絶望する。
クソぉ〜!!降ってこい語彙力!!!
伝われ2人の凄さ!!!!!!!
(最後は気持ちで押し切るタイプ)
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という所で、第5話はエンドロールを迎えるのだけど。
きっと恐らく、モヤモヤ?悶々?とした多くの視聴者(オタク)も多いのかな。
受け取り方も、感想も自由。フリーダム。(知らんけど)
そんな色んな思いも、第6話で全て(はまだ時期早々?)回収展開なのではないかと期待している。
兎にも角にも海人くんは凄い、本当に凄いと思う。(語彙力)
ドヨンのボクシングしてるところも良かった〜。
ドヨンが使ってる水筒も平成を感じた〜。(そこ)
ヒューヒュー言ってるマルコも良かった〜。
Qちゃんの道着姿も楽しみだな〜。
https://x.com/tx_drama95/status/1787634897693340004?s=46&t=Wf9YilfiaczvId4P1mmybg
第6話予告。
さぁ、新たな登場人物が。
大黒役の勝也さん。
目バッキバキ!!!ヤバそう〜!!!!!(言い方)(褒めてる)
あっちもこっちも、いろいろ動きがありそうだ。
熱いよ、全てが。みんな全力。
予告で言ってるこれ。
『だからお前は止める側でいろ』
これは原作でも出てくるのだけど『95』の中での私の好きな台詞の一つ。グッとくるんだ。最後まで。
第6話
早いもので、ドラマももう折り返し。
すでに編集は最終話まで終わっている模様。
ここから怒涛の展開になっていくと思うと益々楽しみ。胸熱。
誰がこの先の展開を予想できようか(泣)
日本の未来でも何でもないけど、とりあえず今私はメケメケに集合したい。
キラキラしてキュンキュンした青春ドラマも良い。
だけど、それだけじゃない。
その時代のどこか危うくリアルで、儚く痛々しい。
人間の心の奥底のくすぶりも。
ちゃんとそういう所までも描かれている作品だと。
"カッコいい大人になりたい"彼らの行く末を最後まで見届けよう。
第6話は5月13日23:06より放送。
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『95』主題歌
King & Prince 15thシングル『halfmoon / moooove!!』
パフォーマンスがこちらで見れます!!
あのQちゃんを演じている同じ人とは思えない、髙橋海人さんが見れます。ぜひに。
https://x.com/tver_promo/status/1787814638928953537?s=46&t=Wf9YilfiaczvId4P1mmybg
サブスクも始まります!!
そこのあなたと、あなたの知り合いの方!と言われたので、こちらも置いておきますっ。