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コロナ禍でVTuberであそぶ。(ソーシャルディスタンスを保ちながらアバター二人羽織をする方法 その0)


先日、「バーチャル手相占い」をしました。見てくれた方どうもありがとうございました。「バーチャルな浜辺」にいる「からしくん」が、バーチャル視聴者の手相を占います。



これは実は、遠距離にいる身体(VR界では魂と呼ぶそうです)がひとつのアバターをかぶる、という実験でもありました。通話アプリで会話しながらアバターを羽織っていたんですが、意外と大変だったので、それについて3〜4回位に分けてメモがてら記録しておきたいと思います。

まずはじめに、そもそもアバター二人羽織って何?みたいなことについて書いておきたいと思います。

※なんで二人羽織?みたいなことは今のところ「色んな人と二人羽織したら、一億総からし、みたいになって面白そうだから」くらいの動機なので、実践が溜まって言語化できそうなタイミングでまた書きます。

アバター二人羽織とは

二人の人間が協力してひとつのアバターを操作する状態。
一般的なカテゴリでいうと、声と動きを別々の人がやってバーチャル上で合わせるみたいな「合成」というやつだと思います。

私達の場合、二人の会話をひとつのアバターが発話していると言い張って占いを滞りなく行うことです。

イメージは、二人羽織の獅子舞です。


ばむぞうくん_navy1


アバター二人羽織の要件


A・一人は身体を動かしながら配信
B・二人の声が両方アバターの口の動きに反映される
C・二人が滞りなく会話ができる。
D・二人が同じ人の手の写真を占える程度の解像度で見れる
E. できれば別々にエコーがかけられる

*我々の場合に限った話です。全部両立させるのが難しい

条件

・配信者が物理的に集まらない
・機材が品薄、高騰してるので機材の選択肢はあまりない。
・PA初心者と機材初心者で扱える

もともと遠距離に住んでいたので、コロナがなくても物理的に集まらないで二人羽織できるか考えたかったのですが、コロナがきっかけで、お互い在宅期間が増えたので、やってみよう!ってなりました。

結果

 結論から言うとこんな感じのセッティングになりました。


システム図


スカイプとヘッドセット側のPCは同じやつです。ヘッドセットって書いてあるけど、実際はヘッドセットなかったので、ヘッドホン+HMD+孫悟空みたいなマイクをつけててめっちゃこめかみ痛かったです😂

こうなるまでの経緯は、音とか機材の関係と、心理面?とか色々理由があるので、整理して少しずつ書きたいと思います。

音の設定が一番大変だったので、音のことから書こうかなと思っています。

ちなみに「あそぶ」というのは、単に仕様書通りにゲームする、という意味ではなくて、VTuberという仕組みを組み替えたり利用したりして自分の好きなかんじにアレンジし直す、みたいな、能動的な「あそび」のイメージです。

ではまた。

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