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他人軸から自分軸になるためのシンプルな1歩目:3つのヒント

「本音を言うと嫌われるかも……」とつい自分の本音にフタをしていませんか?
周りの顔色を気にして、自分の気持ちを押し込めてしまうことに慣れていませんか?

私自身がそうでした。
なんなら本音を押し込めていることにも気づいていなかったように感じます。

この記事では、そんな他人軸どっぷりだった私が、自分軸で過ごすために行った最初の1歩目をご紹介します。
小さな工夫で、あなたの毎日はもっと楽になり、楽しくなっていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。



「自分の」好きと嫌いの本音を聴く

「好きなものはなんですか?」
他人軸歴が長かった私は、こう質問されると固まっていました。

すっと何も気にせず答えられたのは唯一「食べ物」だけ。
コーヒー、さくらんぼ、マロングラッセ、モンブラン……

「好きなこと」を聞かれると、このような言葉がよく頭に浮かびました。

「こんなのいったら恥ずかしいな」
「変な人って思われないかな」
「ダサいとか思われないかな」
「かっこ悪くないかな」

そんな怖さがありつつも、勇気を出して「私この服が好きなんだよね」と友達に伝えたときに「へぇ〜、そうなんだ」と言われました。その瞬間気づいたんです。

笑顔で「うん! いいじゃん! 」と言われること以外の返答はすべて「え? なんか変かな、嫌われちゃうかな、やっぱやめようかな」と思っている自分に。

友達のリアクションにめちゃめちゃ過敏に反応して、本当はお気に入りだったけど、その瞬間から「モヤモヤ」が共存して、好きなのに着れないこともありました。

他にも「何をするのが好き?何をしたい?」と聞かれるとフリーズです。
本当にひとことも浮かんできませんでした。
浮かんだとしても「これをすると誰かが喜ぶ」とか「これをすると評価が上がる」といったものばかり。
今思えば本当の私の「好き」や「やりたい」ではないけれど、当時の私は「誰かの好きややりたい」ことが私の好きややりたいことだと思い込んでいたのです。

なぜ他人軸になっているのか?

いろんな理由は考えられますが、主な理由はこの4つではないかと思います。

・子どもの頃の親との関係性
・協調性を重んじてきた日本の文化
・自己肯定感の低さ
・承認欲求の強さ

具体的には、

・「お姉ちゃんだから我慢しなさい」と言われて我慢癖がついている
・相手の正解じゃないときは怒られたり、「だめなやつ」と言われた経験
・自分よりできる人と比較されてきた経験

と思い当たることは結構あったりします。

誰が悪いということではなく、自分は自分でいてOKと思えない経験の積み重ねが、他人軸の生き方を自然に作ってしまったんだなと思います。

とはいえ、過去の経験に恨みつらみを言っても何も変わらないし、他人軸の人生に拍車をかけるだけです。

過去何年、何十年とかけて作られてきた自分の考え方なので、そう簡単には変わりません。でも、積み重ねでできた他人軸を少しずつ自分軸に変えていけばいいんです。

他人軸を抜け出す3つのヒント

他人軸から自分軸にするための最初のステップは、

「自分の本当の好き嫌い」に気づくことです。

そのための3つのヒントがこちらです。

1:人の情報はあくまで「参考」と考える
2:自分のテンションが上がる、またはワクワクするもの「だけ」選んでみる
3:「あ、これちょっと好きかも(嫌いかも)」と思ったものをメモしておいて、1週間(もしくは1か月)後にリストを見返してみる

1:人の情報はあくまで「参考」と考える

今、SNSの流行りや口コミ、家族や友達などの誰かのおすすめで選んでばかりいませんか?
何かを買う、食べる、どこかに行く、ルーティン、仕事術など、今はいろんな人の情報や意見に簡単に触れられる時代。

私はそういうのを見ていて、「うわ〜素敵」と思ったり、「こういうの欲しいな〜」というのは毎日のようにあります。「○○さんが紹介して、おすすめしてたから私も」と思って買って、使ってみるけど気がつくと使わなくなって・・・なんてことも数え切れないくらい。

それで、ある日ふと思ったんです。

「あれ?これ私は本当に好きなのかな?」と。

確かに見ていると、素敵とかかわいい、欲しいという言葉は浮かびます。だから嫌いではないんだと思います。
でも、「本当に好き?」と自分に聞いてみると、意外とそうでもないことも多かったのです。

SNSにアップしている人、いいよと言っておすすめしてくれる人は「その人が良かった」から情報を教えてくれています。
そのため、必ずしも「私」にあっているかどうかはわからないんです。

これは「嫌い」も同じ。
「○○さんが嫌いと言っていたから、あの人はきっと嫌な人に違いない」みたいに、食わず嫌いに似た「他人の感覚」を信じてしまいやすい。
もしかしたら私はそれほど嫌いではないかもしれません。好きか嫌いかは、「私」にしかわからない感覚なんです。

あくまで人の情報は「参考」にして、本当にあなたは好きなのか?嫌いなのか?を見極めましょう。

2:自分がいい状態になるもの「だけ」選んでみる

いい状態というのは、例えば、

・ワクワクする
・テンションが上がる
・心地よさを感じる
・それをしている時の自分が好き

と言ったような感覚です。

片付けコンサルタントのこんまりさんは断捨離する時の判断軸として「ときめくかときめかないか」を大事にしているとお話ししています。

実はこんまりさんの判断軸の使い方は、洋服以外にも、場所、音楽、インテリア、時間の使い方なども、この「自分の感覚」を大事にすることで、自分の本当の好きがクリアになるんです。

この時注意した方がいいことが1つ。
それは「好きかも」の感覚があるのに、「とはいえ・・・」といって他人軸で打ち消してしまうこと。

「好きかも」の感覚はとても小さくて見落としがちです。
それに、今までどっぷり他人軸だったので、自分の好きに自信が持てず、本当は違うとわかっているのに、「好きかも」をなかったことにしたりします。

せっかく感じた自分自身からの「好きかもサイン」を見逃すことは、とってももったいないです。
なので、少しでも「好きかも」のサインをキャッチしたら、見逃さず、勇気を出して「好き」のサインのある方を選んでください。

3:「自分の本音」リストを作ってみる

「あ、これちょっと好きかも(嫌いかも)」と思ったものをメモしておいて、1週間(もしくは1ヶ月)後にリストを見返してみるんです。

例えば、
・朝の外の空気が気持ちいい
・道端に咲いてた花かわいい
・ゴシップ系の情報は好きじゃない
・○○な人は苦手
・クルーネックよりVネックの方が好きかも

みたいに、どんな小さなことでもいいので、何かサインを感じたらとりあえずメモしておきましょう。

そして書いたメモを時間が経ってから見返してみると、ちゃんと自分の中の好き(嫌い)があることに気づき、大事にすることで、自分の感覚を信じられるようになります。

自分の感覚を信じられるようになると、「私はこれでいいんだ」と思えるようになるので、少しずつ自分の好きや嫌いを人にも出せるようになっていきますよ。

最後に

この他人軸を抜け出して自分軸に変えていく最初の1歩目3つの方法は、他人軸どっぷりだった私がいろいろ試して効果があった方法です。これを「参考」にしてくださいね。

どれもすぐ実践できることですが、実際にやってみると難しいな〜と思うこともあるかもしれません。最初は「10回に1回でもサインを見逃さなかったらOK」くらいの気持ちで、諦めずに少しずつでも挑戦していけば、他人軸から自分軸の人生に近づけるはずです。あなたもぜひ今日から試してみてください。

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