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赤ちゃんに会いにいこう体験談②: 愛と光の静かなきらめき

赤ちゃんを預けて生まれた
ママの貴重なフリータイム2時間を
アワアワするだけに使ってしまった体験談①の続き。


家へ向かう途中、こいでた自転車の足を少し緩めた。
なんとなく、余韻を残してあげたかったから。


ドアを開ける時もなるべく静かに開けた。
なんとなく、中の空気を邪魔したくなかったから。


そっとリビングのドアを開けると、静かに微笑む愛ちゃんがいて、奥のお部屋に依頼者のきらさんと赤ちゃんがいるよみたいな素振りをし、私はなんとなくホッとする。

この「ホッ」は赤ちゃんが無事だったからとか泣いてなかったからとかじゃなくて、お部屋の空気から何か色々と満たされたものを感じとったからだった。

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赤ちゃんのハルはきらさんの腕の中すやすや寝ていて
2人ともなんだか幸せそう。


小さくても8kgもあるから結構重たいのに
本当に大事そうに抱っこしてくれてるのが
ふんわりと温かく優しく包み込む
きらさんの腕や手の形から伝わってくる。



私はすぐに赤ちゃんを引き取らないで
きらさんに抱っこしてもらったまま
愛ちゃんと3人テーブルについた。



なんとも言えない尊く豊かな時間が流れていて
3人とも静かに確かなことだけ言葉にした。


ハルはまだきらさんの腕の中。
それを向かい側から見守る私たち。


誰がお母さんでもいいなぁ。
みんなで育ててるのだなぁ。
こんなに愛をもらってハルは幸せ者だなぁ。


ふと、そんなことを考えていた。


3人で時折涙しながら
愛と光のきらめく奇跡のような時間を味わう。
とにかく眩しくて素晴らしくて
言葉じゃ表現しきれないくらい、ただただ完璧だった。



きらさんは「天国の光の中にいたような時間」だと言っている。


愛ちゃんは
「私たちは今日、皆それぞれ信頼を持ち寄ってここにきた。そしたら凄い奇跡が起こった。この波紋は世界にもきっと広がる。」
みたいなことをやっぱり涙を浮かべながら話してくれた。



私も本当にそうだと思う。
それくらい貴重で特別な体験だった。



私は赤ちゃんと一緒にいるのが1番自然な自分に気づいたし

ハルは家族いがいの無数に広がる愛の手の存在を知ったし

きらさんは本当の自分とつながり、もしかしたらまるごと生まれ変わったのかもしれない。



愛ちゃんの「赤ちゃんに会いにいこう」ぜひ必要な方々に、
そして世界の隅々まで届きますように。

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