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お金がなくても生きていける
こんにちは。
Prism校長のきよこです。
先日、石垣島で、エコヴィレッジを作っている山納銀之輔さんの講演会に行ってきました。
銀之輔さんは、青年実業家から、離婚、転落、自殺未遂を経験。
全てを捨て、森で暮らす狩猟生活。大自然に身を委ねた時から、奇跡が始まり、お金では得られない安心感を手にしました。
500年壊れない家
銀之輔さんは、大工でも建築家でもないけど、500年壊れない家を建てています。
世界中を周り、世界遺産と同じ建て方をしたそうです。
銀之輔さんが建てた家は、被害日本大震災の時も壊れなかったそうです。
しかし、日本では違法な建築方法らしいのです。
実は、金閣寺も今では違法建築なのだそうで、長く保てる建て方が、違法であることは、不思議ですね。
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中でも、衝撃的だったのが、家の平均寿命。
日本が、圧倒的に長持ちしない家を建てているのだと知りました。
家族のためにお金を使うドイツ人
銀之輔さんが、ドイツに行った時のお話をしてくれました。
ドイツでは、連日、道で宴会をしているそうです。
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ある日、男性が、奥さんに花束を購入して渡していました。
「今日は、何か特別な日なの?」
と銀之輔さんが聞くと
「いや?別に、花を贈りたかっただけだよ」
と言ったそうです。
日本では、特別な日でも、花を贈る男性なんてどれくらいいるでしょうか?
日本とドイツ、何が違うのでしょう。
収入が違うのでしょうか?
銀之輔さんが訪れた地域の方々の月収は日本円で約15万円でした。
物価の上昇も、日本と変わりません。
違うのは、住宅ローンがないこと。
築100年の家に、無償で住めるそうです。
生命保険もありません。
老後は、国が面倒を見てくれるそうです。
人間は、安心すると、大切な人のためにお金を使う。
楽しいことにお金を使う。
高収入国なのに幸福度最下位の日本
今、3月の決算時期で、あらゆる道路で工事が行われています。
あの工事、10メートルの補修で約1000万円かかっています。
それは、全て、私たちの税金でまかなわれています。
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資本主義は、お金を回してナンボ。
だから、仕事を作って、働いて、お金を回す。
それが、叶うのが使い捨ての世界なのです。
しかし、これでは、真の豊かさは得られません。
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日本は、高収入国です。
でも、幸福度は、先進国最下位。
それは、なんでもお金で解決をしようとするから。
お金がなくても、生きていけるとわかれば不安はなくなると銀之輔さんはいいます。
失敗してもいい
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日本人は、失敗を恐れます。
しかし、どんどん挑戦して、失敗したらいいと銀之輔さんは言います。
大丈夫。お金がなくても、失敗しても、生きていける。挑戦し続けよう!
それが、銀之輔さんから得たメッセージでした。