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のり貼り<12枚の青い三角形>
みなさま、こんにちは!
モンテッソーリの手作り教材のお店Seedling Montessori のひでこです。
今日は、前回紹介しました「12枚の青い三角形」の補助教材として「のり貼り<12枚の青い三角形>」を製作したので紹介します。
★今回の記事をご購入いただいた方は、
「のり貼り<12枚の青い三角形>」を手作りできるデータを無料でダウンロードしていただけます。
データは、24種類のデザインと三角形を切り出すガイド紙。
ご自身で用意いただくものは、
・色画用紙または折り紙(裏返しのあるデザインのときは一部白になります)
です。
ですが、その前に、
主に、これから提示をはじめてする方に向けてのお話しを少しはさみたいと思います。
1.提示前におとなが行うこと
どんなお仕事を子どもたちに紹介するときでも、
先ずはそのお仕事の【目的の確認】と【提示の練習】をすることが大切です☆
例えば、
前回の記事で「12枚の青い三角形」の提示方法を紹介しました。
このお仕事の目的は、同じ角や辺を合わせてさまざまな図形を構成することです。
このお仕事のクライマックス、子どもの興味の中心となるのは図形が構成されるところだと念頭におきます。
最初に30°の角を合わせていきます。
12枚もあるので、少し気を付けながら置いていっても、最後の三角形を置いた後に整えたくなることがあります。
子どもを前にして、美しさを重視して「ちょっと待ってね」と言って整えたり、少しずれたまま「できた」と伝えたりしたら、どちらも私ならそれは美しさにかけるな、と思います。
さてどうしましょう。
私個人の提示のポイントを1つの例として紹介しますと、
30°を合わせるときは、
三角形をおきながら「3枚で90°になるように」を意識しながら置いていくと最後もきれいにおさまる。60°を合わせるときは、
一番長い辺をスタートラインとしてじゅうたんと直角にすることを意識すると、一番上に30°の角がぴったりくるので、見た目にも美しい。裏返すときは、
その先にできる形を意識しつつ、なるべく手数を減らすためにどこから返すかを事前に決めておくと、子どもにも伝わりやすい。
などが挙げられます。
子どもたちの視線をくぎ付けにして、
最後の一枚を置くその瞬間に子どもたちの集中も高まっているはずなので、おとなもそこをビシッと決められると素敵なのでは、と思います。
提示の方法・段取りのようなところは、資格を取得した機関や勉強してきた場所に因るところですが、
子どもを如何に引き付ける提示をするかは、おとな個人の熟練度に係ってくるところだと思います。
経験を積まれた先生方の提示の美しさといったら、おとなも魅了されます♡
というわけで、
大人の準備として、自分なりのやりやすい方法(美しい見せ方)を確認してから提示することはとっても大事です。
どんなお仕事を紹介するときでも、
お仕事の目的や提示を確認することをお忘れなく☆
2.このお仕事の対象は?
12枚の青い三角形を終えた子ども
のり貼りに興味がある子
どちらがスタートでもいいと思います。
興味のある方からスタートして、もう一方のお仕事に移って、
より理解が深まるといいなという願いを込めて作っています。
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