大切な後輩

今日後輩から『どうやったら稼げますか？』と聞かれた。
「考える事が重要やで」と答えた。

もちろん精神論的な話が聞きたかったのではないことは容易に理解していた。
そう、彼は考える事を放棄して、近道を聞こうとしたんだ。

これと同じ質問をいろんな人から年中される。

俺と同じ事をやれば、もちろん利益は出せる。

でも時代は常に流れていて、それと共に顧客のニーズも変化する。

例えば俺が今、介護用シューズの販売をしていたとする。
それと同じ事をすれば数ヶ月、はたまた数年は食えるかもしれない。
でも介護用シューズのニーズがなくなった時に、思考停止していると次の一手が鈍くなる。
すなわち、食えなくなるのだ。

だからこそ「考えるべき」なのだ。

皆さんは中古のお皿売れると思いますか？
実は枚数がある程度あれば中古でも1kgいくらという値段がつきます。

皆さんは錆びた包丁売れると思いますか？

数十本あれば貿易に出せますし、オークションでも売れます。

要するに、なんでも売れるんです。
その辺に転がっている石でも、お祓いをすればパワーストーンとして販売出来るようになる。

砂浜に流れ着いた流木でも、少し手を加えれば高額で売れます。

なんでも売れます。

ただし、それだと自分の労力ばかりを割く事になるのでサラリーマン以上に稼ぐのは難しい。

サラリーマンより一時的に稼げたとしても、個人事業主だと福利厚生が乏しいため、個人事業主としてやるならサラリーマンの倍は稼がないと将来後悔する。

だからこそ「考えて」、足と頭をつかって得た知識をブレンドして、考える時間というリスクと引き換えにサラリーマンよりも稼げるようになる、と私は思います。

後輩よ、お前のために近道は教えない。

今はただ、考えろ。