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トライブ紹介 シニアウオリア 【1/2】

私たちSEEDERは今後増えていくであろう考え方や行動を示している先進的な消費者グループ=「トライブ」を独自のリサーチによって発見、定義し、調査した結果をレポートにまとめています。トライブレポートの詳細については、まずはこちらの記事をどうぞ!

トライブ・リサーチから得られた知見を通じて、推進される企業のイノベーション活動を「トライブ・ドリブン・イノベーション」または「トライブ・マーケティング」と総称し、コンサルティング、支援を行っています。

今回はシニアウオリアをご紹介します。

1. アクティブシニアの現状と課題

戦後の日本でがむしゃらに働き、この国の急激な復興と成長を支えてきた団塊の世代。2000年代後半から、この団塊の世代が徐々に定年を迎え、第二の人生を模索し始めました。それまで定年後といえば「年金を元手に悠々自適に穏やかな生活を送る」というようなイメージが強かったものですが、現在の老年世代には、労働に対する旺盛な意欲を元手に(あるいは、人によっては労働以外にやることを持たないために)定年後もビジネスに関わり続けたいと望み、再雇用や起業という形で現場にとどまり続ける人が増えています。

そんな中高年の企業戦士「シニアウオリア」に必要とされるサービスやプロダクトは、若いビジネスマンや定職を持たないシニア世代の両方と微妙に異なるはずです。シニアウオリアの生活サイクルや思考様式の分析を手がかりに、彼らの価値観や求めるものを探ります。

当記事では、シニア・ウオリアの調査結果から得られた発見と、我々が分析して見出した機会領域の一部をご紹介していきます。

シニアウオリアはトライブレポートの中でも2番目に人気あるレポートで、やはり「健康」と「シニア」への関心が高いことがうかがえます。トライブレポートにはシニアウオリア(男性)、シニアトラベラー(男女)、おてんばマダム(女性)というシニア3部作があり、後期高齢者以外のシニアはほぼ完璧に網羅しているので、シニア系の新規事業、新商品・新サービス開発をお考えの方や、現在進めていてお困りの方はぜひお問合せください。

2. シニアウオリアの価値観と行動特性

人生100年時代といわれ、アクティブシニアという言葉はみなさんもご存知のとおりだと思います。マクロデータを見ると、60歳以上の人口が何万人、その中で何%くらいの人が旅行に行き、まだ働きたいと思っている人が何%など、なんとなくシニアの活動量が増えているということが分かるので、みなさんシニアビジネスをやろうとするわけですが、必ずぶち当たるのは「では一体何をやればよいのか?」という点です。

結局、雑誌や新聞の情報やマクロデータだけでは、シニアが大事でシニアがアクティブ化していることはわかっても、ミクロなデータ、つまり生活者そのものを見ていないため、具体的に彼らがどういった生活をしているか、どんなサービスをやればいいのかは明確にはわかりません。ですから、普段定量調査をやっている人ほど、こういった定性調査をぜひ見ていただきたいのです。

トライブレポートで調査するのは基本的には6人から8人くらいですが、よく定量調査をやっている人に「そんな少人数で何がわかるんですか?」と聞かれます。しかし、定量調査のアンケートで1問を1000人に聞くところを、トライブレポートでは1人に1000回聞いているわけです。つまり、1000個の質問を与えているに等しいので、サンプルサイズは1/1000ですが、データ数は変わりません。

このデータ数が情報量の質としてどうかということをよく考えていただき、ぜひ定量調査と定性調査を組み合わせることオススメします。

今回のシニアウオリアもセグメントの分け方が少し古く、アプローチの違いではなく属性の違いで分けてしまっていますが、彼らの価値観は同じで、一言で表すと「シニアになっても企業戦士の心が忘れられない人」という意味です。

シニアウオリアの行動を調査して発見した特徴的な行動は以下の図のとおりです。

まずは昔エグゼクティブだった人には2パターンあり、社長や会長まで勤めあげ、顧問にまでなっている顧問ウオリアと、昔外資系の役員までいった外資系ウオリアに分類しています。

あとは一般ウオリアでこれは役員までいかなかった人、そして自営業ウオリアです。

また、トライブ調査では比較対象のために今はまだトライブになってない、まだやっていない人をよく入れるので、まだウオリアになっていないウオリア予備軍がいます。

以上のウオリアたちにヒアリングをしたところ、シニアと一口にいっても、それぞれの考え方はまったく違うということがわかりました。

シリアウオリアのトライブレポート1冊で、アクティブシニアの男性が具体的にどういう人で、どういう価値観を持っているかを知ることがきるので、アクティブシニアの金融、コミニティサービス、マッチング、雇用、転職、学び直し、食品など、どんな新商品、新サービスにでも応用可能です。

次回はシニアウオリアの3.長生きはリスク?4. シニアビジネスにおける機会領域についてご紹介します!お楽しみに!

SEEDER詳細や新規事業開発のご相談はこちらよりご連絡ください!


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