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留学中に考えるDE&I

DE&Iってそもそも何?

D: diversity(多様性)
E: equity(公正・公平)
I : inclusion(包括)
「性別や年齢、出身地や価値観などの違いを認め合い、一人ひとりが最大限に能力を発揮できている状態」

Johnson&Johnson webサイトより引用

従来注目されてきたD&IにEが追加され、単に違いや多様性を認め尊重するだけではなく、実際にここの状況やニーズにあった環境を整えることでみんなが自分らしく力を発揮できるようにしよう!という概念にアップグレードされた概念がDE&I。

そしてこれが、今私がカナダに留学にきて実感していること!🌱
ボランティア環境(日本人私1人)にて感じた「自分は何によって"inclusion"を感じられたか」と言う視点から、ビジネスの学校で色んな国から来たクラスメイトとの交流から考えた「自分はどう積極的にDE&Iを取り入れられるか」と言う視点まで、考えたことを素直にシェアします。

自分がマイノリティになって感じたDE&I

・ 名前を呼ばれることのパワー

ボランティア先で、1日目から沢山呼んでもらった名前。たかが名前。
だけど英語に対する不安や新しい環境に対する不安を感じている私に、「受け入れられている」、と安心を温かさを感じさせたパワフルな行動です。日本ではその大切さに気づけていなかった。
考えてみると、名前って唯一生きてきた年数ずっと一緒の、自分のコアに一番近いアイデンティティを表すもの。それを覚えてもらって、認識してもらって、会うたび話しかけられるたびに笑顔で呼んでもらうって、嬉しく感じるのは自然なことですよね。

初めましての自己紹介は基本お互いに緊張しているだろうし、相手が他国から来た方で言語が違うと、発音が難しくて名前を覚えにくい!なんてことももちろんあるだろうけれど、とても簡単・基本かつ強力なのDE&I実践方法。名前覚えるの苦手!とか言わず(私)意識して名前を呼んでみると、自分が思っているよりもずっと、良好な関係を築くのに役立つはず。

自分はどう積極的にDE&Iを取り入れられるか

・ エネルギーって、伝わる

カナダにきて、色んな国人と交流して感じることはエネルギーって言葉よりも明確ってこと。「英語自とか自分の意見に自信ないしな、、」をエネルギーが自分に向いていたときから、
     ⬇︎
「仲良くなりたい!これシェアしてみたい!聞いてみたい!」って相手にポジティブなエネルギーが向け始めたときとを比べると、周りとのコラボレーションのクオリティがぐんと上がりました。自分に対するマイナスな感情を傍に置いて相手に対する興味を持つだけで、DE&Iを何倍もスムーズに進めることができるのではないかと思います。
自分のエネルギー=相手のエネルギーだなといつも感じます!

・ 反対意見はネガティブじゃない

これがまさにE(公正)の部分。議論で納得できないこと、反対の意見を持った時、相手の意見に無理に寄り添うことは自分だけでなく相手にとってもフェアじゃないのだと気づきました。
学校で毎度反対意見を言ってくるクラスメイトがいますが、「自分の意見を聞いてくれて、自分の中で考えてくれて、正直な気持ちを話してくれているのだ」と今では逆に嬉しく感じます。その指摘がもっともなら受け入れて、また納得しないなら反論する。この繰り返しがまさに、「違いや多様性を認め、自分らしく力を発揮できる」ための1つの取り組みなのではと捉えています。

今思うこと

DE&Iの障害となるものってなんだろう。と考えた時、ネガティブな「アンコンシャスバイアス」と「ジャッジメンタル」の二つが一番に思いつきます。
前者は主に特定の文化に対する無意識な思い込みや偏見、後者は物や人に対して良い悪いを決めつけてしまうこと。
自分の価値観と異なる行為を見つけても、一呼吸置いて「もしかしたらこの人の文化圏では当たり前の行為なのかも」とその人のバックグラウンドを考えてみること。そこからその人とコラボレーションするために、「自分は何ができるのか」を考えてみることが、学びと新しい経験を得るために必要なのかな、というのが今のところDE&Iに対する私の考えのサマリー!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
参考になったら嬉しいです🤍


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