見出し画像

能のワークショップ体験✨

時系列がずれていたり、全くのド素人が書いてますので、変なことを言っていてもご容赦ください😂

ポストに投函されるフリーペーパーの類は割と目を通す方なのですが、2023年年末に見たその中の1つに、「能楽てらこや」のお知らせなるものがありました。

能のワークショップ体験ってどんなことするんだろう?

枠が小さくて詳細何も書かれていないけど、気軽に行ける距離だし、必要なのは白足袋のみ。

前回鬼滅の能を見に行って、謡やお囃子にとても興味を持っていたので、とりあえず応募してみよーと応募。参加者が多かった場合は抽選とのことでしたが、無事当選することができ参加してきました✨

実施場所である神社は以前行った事がありましたが、能楽堂があるとは知りませんでした。神社内で道に迷いましたが、案内の人が外に居てくれたので案内を受けて無事到着。

住吉神社能楽堂外観

なんかすごく綺麗で驚き。後で調べたら2023年秋頃に改装された模様。
すごい!力入ってますね✨(またこうゆうイベントあればいいな…!)

住吉神社能楽堂

能に参加したことがあるのは、大濠公園能楽堂のみですが、ここは座敷席なことに驚き。
開始時間になるまで座布団で座っていましたが、床に座ることが少ないため結構しんどかった😂
しかし若い女性二人組やお子さん連れのお父さんなど結構人数いるな~という印象でした。(安定のぼっち参戦ですw)

船弁慶

受付時に配られた船弁慶の台本?的な紙。

最初に演者さんと囃子の方々が舞台に出て来られ、ここを今から演じますよ、知盛は怨霊でそれに対して義経がここで戦うけどここには舟があるという設定なんです、と状況説明をしてくれるので親切✨

以前能を見た際に、伝統を受け継いでいるからこそ、道具を過度に用意するのではなく、ある体で演じるんだなあというのは感じていたので、関係者の方がみずから「ごっこなんです」と仰っていたのが非常にわかりやすい例えだなと感じました。

素顔で演じる場合、直面(ひためん)というのは知ってましたが、それが「自分の顔の形の面をかけている」とするというのは知らなかったので驚き。だから表情を変えないのか…!と至極納得。

簡易的な実践を見せてくれる感じで、照明もそのままだったので暗くもなく、書いてあるセリフを読みながら演じられるのを見ることができるのも、とてもわかりやすかった。

書いてあるのに、紙見ないと何言ってるか意味を捉えられなかったり、今どこを言ってるのか迷子になったりなどもあったので初心者には非常にとっつきやすくて良かったと思います。

そして体験…!謡とかやるのかなと思いきや、なんと楽器の体験と舞台に上がって能面をつけさせてくれるとのことで、詳細何も知らずに参加した身としましては、「マジですかー!!!!!?!」(狂喜😍💖✨✨✨)という感じ。

ここで参加者は2つのグループに分けられた上で、1つのグループは先に舞台の方へ。
残されたグループは楽器の体験。

体験できる楽器は主催者様に割り振られる為、大鼓…!それがダメならせめて小鼓…!!!と願いましたが、笛でした…残念😂

1人1つ、笛を貸してくださり、構え方を教えてくださったのですが、とりあえず笛の穴が大きい!😲💦
リコーダー今持ってないけど、確か穴って5mm位の大きさだったと思いますが、この笛の穴は1cm位ある!(イメージなので大き過ぎたらごめんなさい😂)

リコーダーみたいに指が斜めになった状態で持つと隙間ができてしまい、綺麗に塞げないので、指をきっちり強く密着させて持たねばならず、それだけでちょっと指が疲れました😂

また、音階がない音を演奏するので、出す音を「〇」「ヒャー」というオノマトペで伝えてくれる先生。(最初の1音忘れてしまいました不甲斐なし…!)

ふふふと思いつつじゃあ実際吹いてみましょうと言われ吹いて見ると、まさにそんな感じの音!日本人は太古の昔からオノマトペを使って生きてきた民族なんだなって思いました😂

もともと肺活量がないのもあるのですが、音を綺麗に出すのが難しい!(空気がうまく送れてないのか、まずまともに音が出ない)
リコーダーみたいにちゃんと咥える訳でもなく、下唇の下に充ててる感じで「〇」「ヒャー」という音を強く念じながら吹くんですが、なかなかまともな音が鳴らない。さっきあんなに力強く吹いてたのに…?(舞台で先生が)と唖然としました…。難し過ぎた…。

そして今度は舞台の方へ。
揚げ幕もかかっていないので、鏡の間もよく見える…!と思いつつ、いわゆる鏡の間の場所に待機(鏡はなかったような?)して、すり足で橋がかりを通って舞台へ…。この…すり足が地味に疲れる…。
極力足裏を床から離さないように、少し腰を落としてそろりそろりと進んでましたが、早く行きたくて速足になりそうになるし、実際の演者さんのあのゆっくりまではいきませんが、なるべくゆっくり、皆で舞台へ。まだ前のグループが終わってなかったので、再度すり足で一旦鏡の間へ戻り、また舞台へ…。すり足…いい運動になる…😂
そしてついに能面試着…!

小面?と鬼、なんかおちゃめなやつ、とか色々あるな~。私鬼かあのおちゃめなやつがいいな~と思っていたら小面だった…😂

後から知りましたがおちゃめなやつは獅子だったみたいですw

面は係の方が後ろに回ってつけて(かけて?)くださるのですが、まず座って、面を手に取って面に一礼、面の端だけを持って裏返し顔に当てる…。この動作が
「落としたら割れちゃうので」って言われてハラハラしました😂木製なのに?!って思ったけど歴史がある分脆くなっているのかな?
後ろで紐で縛って、つけてもらって立ち上がると、想像以上に視界が狭い…!(驚愕)

穴覗いてる感じ?で5cmくらいの丸い穴の向こうに視界が見える…。
思ってた以上に狭かったです。
面によって目の穴の大きさが異なる為、鬼や獅子はまだ視界が広い模様?

明るい室内でもこれだから、上演中、照明落としてたり、薪能とかでこれだと外見えなくない?マジ無理じゃない???て凄く思いました。

目付柱で位置を知るというのは知ってたけど暗かったら柱も見えないよ絶対!って思う位視界狭かった。

前方に係の方が立っていて、「それでは顔を上にあげたまま、舞台のできるだけ端の方まで歩いてきてください」と言われたのでおそるおそる歩いて止まりましたが、「では下を見て端を確認してみてください」と言われて見たらまだ60cm程は空いてました😂(マジ見えない)

この視界の狭さは凄いぞと思いつつ、でもこれって演者さんからしたら現世から自分を隔離した感じにもなりやすくて、だからこそ、鬼とか異形のものにはなりやすいのかもしれないと思ったり。マジで暗いと視界とかほぼ見えないと思います…。

元の位置に戻って、お面を外すと、また手にしたお面に一礼。
この儀式?がとても面白いなと感じました。もう面が別次元のモノで、かける人間はそれを一時的にお借りするという扱いなのかなと。面白~い!!!!

今回ワークショップ中の写真撮影は不可とのことで、面の写真などは撮れず残念でしたが、とても楽しかったので是非また参加したいです…!

今回は2日間の実施で希望者が少なければ両日参加できるようだったのですが、残念ながら応募者多数だったようで…!無念!😭
1日目と2日目で流派が違うとのことだったので、その辺も体験したかったです!

そして鼓…!叩いてみたい…!

大鼓、あんなに乾いた音がする+めっちゃ乾燥させたものであれだけ大きい音がするってことは、結構強くたたかないといけないのかなと想像していたら、演者の方が、結構手が痛いと言ってらしたので、やっぱりそうなんだ~!と知れて楽しかったです…!

また開催があれば是非とも参加したい、とっても楽しいイベントでした…!

住吉神社
住吉神社獅子舞

この獅子舞が飾ってある舞台は何に使うとこなんだろう~?


限定御朱印

御朱印帳がとっても可愛かったので、今持ってるやつ使い切ったらここのもいいなあと候補に入れました🥰

住吉神社能楽堂


住吉神社能楽堂

能舞台の横にある御簾の場所は、高貴な方が見るのに使われる席で、日本であるのはここだけなんだとか…!
奥にある扉が開くさまも見せて頂きましたが、ここは立ったまま入ってこられるんですね…!すご~!✨

階は使わない、というのが徹底されていて、鬼滅の刃の能で、萬斎さんが階を使うのに装飾をすることで別物と見なすなども見ましたが、なんでそこまでするんだろうな~?以前は殿様が使って降りてきて褒美を…とか見た記憶がするので偉い人しか使えないってことなのかな~?とか思ってましたが、そうではなく、そもそも能は神様に見せるものだから、階も神様が使う為のもので、人間如きが使っていいものではないという認識だというのも面白かったです~!(如きとかは言ってないですw)

そういわれれば千と千尋~の名のある川の神様がお帰りになられる際にもちらっと映ってた気がする…!
元々あの面も能からでしょうしね…!その辺見直してみようと思いました!

面白かった~~~!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?