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不安を克服するには

私は、何年も金銭的な不安を抱えている。
子供の学費、生活費、税金、年々支払い金額が膨らんでいる。
毎回ギリギリのやりくりを迫られ、余裕は全くない。
必要な費用を書き出す度に溜息が出てしまう。
そして、次の支払いの算段に頭を悩ませる。
なぜ子供にお金がかからないうちに貯金できなかったのか?と思われるだろう。
近隣トラブルがあって引越しをする必要が無ければ、多少の貯金はできたかもしれないと今でも思う。
1年ほどで特養に入所するなら、もう少し引っ越さずに我慢すればよかったかもしれないとも思う。
しかし、その時は引越しが一番良い方法だと思えたのだ。
「お金が足りなかったらどうなるんだろう」と不安で睡眠不足になるのはしょっちゅうだ。
そして、お金のやりくりが下手な自分に落ち込むのだ。
その不安を和らげるべく、開運グッズや占い、パワーストーンやパワースポット巡りなどに勤しんだ時期もあった。
しかし一向に効果が感じられずやめてしまった。
その理由は、いつも心のどこかで「どうせうまくいかない」「うまくいかなかったら」と思ってしまうからだ。
イエスでもノーでも結果を受け入れるという心の容量がない私には、到底無理なのだ。
何にせよ、自分に「ノー」を突きつけられるのは嫌なものだ。
では、不安を克服するためにできることとは?
一つは、今と同じように汲々としながらお金のやりくりをすることだ。
「お金がない」という現実に粛々と向き合って、時間の経過と共に苦しい時期が過ぎ去るのを待つということだ。
しかし、この我慢比べは相当ストレスがかかり身体に負担がかかる。
では、どうやって必要なお金を手に入れればいいのか。
長年染みついた考え方のクセを変えるのは難しい。
けれど、今まで自分がされて嫌だと思うことを他人にしない、など、行動を変化させることはできるかもしれない。
他人を陥れようとしたり、借金をしたままいなくなってしまうような人は、人から「奪う」ことしか考えていないし、奪うものがなくなったら次のターゲットを探しに行くのだ。
奪われた人がどう思うかなんてお構いなしだ。
「ギブアンドテイク」というが、まず「あげる」のが先で、「摘み取る」のが後だ。
「あげる」ものはお金や物に限らない。ちょっとした親切や譲り合いでいいのだ。
以前私はある「意識高い系」の人から、「宇宙銀行」の話を聞いたことがあるのだが、「領収書を買って来て欲しい金額と使い道を書くとお金が入って来る」と言われ、「?」となったのだが、今振り返るとこの人は一番肝心なことが理解できてなかったと分かる。
まず、「貯金」をしなければ宇宙銀行とて「お金」を引き出すことはできない。
その「貯金」となるものが人に「あげる」もの、人の役に立つことをするということなのだ。
まずこれからスタートしてみようと思う。

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