個人がオリジナル商品の売上を最大化させる販売戦略
河野(@tradesedori)です。
以前、2ch創設者・ひろゆき氏が「転売・せどりはやめておけ」とYoutubeで話した内容に対して、私の見解を紹介させてもらいました。
紹介した動画の中で、ひろゆき氏は「自社商品を作ってブランドを育てたほうが長期的に稼げる」と言っています。
ひろゆき氏が言うようにオリジナル商品を作って販売するほうが、単純な転売よりも長く稼げるに決まっています。ただ、資金力も限られる個人が、既にブランドを確立している商品と戦うのは、本当に大変です。
今回は、弱小の個人がオリジナル商品を作ってどのように売上を伸ばしていくのか?その販売戦略について解説をしていきます。
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個人でもリピート販売を狙った商品を作れるのか?
自社商品を作るにあたって、コンセプトなどを考えると思いますが、それよりも押さえておきたいのは、「商売の基本はリピート」だと言うことです。
1人のお客さんに繰り返し喜んで買ってもらうことが一番安定的かつ長期的に稼げる方法です。ですので、オリジナル商品を作るなら、リピートしてもらえる商品を作りたいですよね。
では、リピート購入がされやすい商品は、どういうものがあるのかと言うと、以下の2つが考えられます。
・消耗品の定期購入
洗剤、シャンプーなどの日用品や、健康食品といった、継続して使う商品
・情報(コンテンツ)の定期購読
YouTube PremiumやApple Music、メルマガなどの月額で支払うコンテンツ
しかし、こういった商品を個人で販売するにはハードルが高めです。そこで、個人でも取り入れやすい手法として「ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)」をオススメします。
ダイレクトレスポンスマーケティング×物販(EC)
ダイレクトレスポンスマーケティングを物販(EC)に取り入れることで、リピートしてもらうのと同じ状態が作れます。
売上を上げる公式は、
・顧客数を増やす
・販売単価を上げる
・購入頻度を上げる
この3つの要素の掛け算であると、マーケティングの本によく出てきます。
それぞれを1.25倍ずつすると、売り上げは約2倍になります。
今回、このDRMを取り入れるにあたって「購入頻度を上げる」という点に着目したいと思います。
DRMとは
・見込み客を費用対効果良く集めて
・価値観を共有して
・長期に渡って購入してもらう一連の仕組み
だと私は解釈しています。
この考えを物販にも取り入れると、「購入頻度を上げる」ということは「長期に渡って関係を続けていく」ということになります。
1つの商品、サービスを繰り返し買ってもらうのが理想ですが、弱小個人がそのような商品を作るのは困難です。そのため、複数の商品を用意して、いずれかを購入してもらうという形を作ります。
・あなたのブランドを好きになってもらう
・販売者(発信者)の価値観に共感してもらう
このような状況を作って、あなたが5つの自社商品を用意すれば、Aさんは2つ購入、Bさんは5つ全部購入などの結果が得られるはずです。
販売者(発信者)は、お客さんと関係を構築した上で、1つでも多く購入してもらい、購入頻度を上げてもらうことを目指します。
つまり、1つの商品だけで勝負するのではなく、複数の商品で購入頻度を上げことで売り上げを最大化するということです。
(図)
複数の商品を用意することで、商品それぞれが入り口になり、複数購入の流れができることもメリットです。
そのために、1つのブランドであったとしても、切り口(販売経路)がバラバラになるように商品設計をすることも必要になります。
広告向き、SNS向き、YouTube向きと色々なところから集客できる商品が良いでしょう。
DRMを取り入れるデメリット
DRMを取り入れるメリットとしては、お客さんの連絡先を知っているので、いつでもDMを送れて関係を続けやすいことがあります。多くはLINEやメルマガで関係性を構築ができると思います。
しかし、同時にデメリットとしては、商品を作るだけでなく、関係構築&維持のための施策(コンテンツ)が必要でLineやメルマガ作成の手間とコストが掛かることです。
とは言え、これらのコンテンツ内で使用する(あなたの商品に対する)理念は変わらないため、一度作ってしまえばコンテンツの使いまわしが可能です。
購入頻度を上げている事例
ここからは、よく目にする購入頻度を上げている事例を紹介します。
・ポケモンカード
1年に2回ほど新作が出ています。新作ゲームに合わせたカードや新しいコンセプトのカードが、毎年のように出ています。
先日も新しいパッケージが発売され、お客さんがコンビニでも並んでいました。収集欲求をくすぐるのか、目の前で箱買いしている人も見かけました。
・アイリスオーヤマ
大手メーカーから発売されている多機能の家電から、不必要な機能をそぎ落とし価格を安くした家電(ジェネリック家電)を発売しているメーカーです。
多機能のものより、必要な機能だけ搭載しているものを安く手に入れられると人気で、コロナ以降伸びている企業です。
季節家電も扱っているため、この考え方に共感できる方はアイリスオーヤマの商品を選んでいる方も多いのでしょう。
DRMを学べる書籍
DRMを学ぶ上で沢山の本がありますが、ジェイ・エイブラハム氏か、ダン・ケネディ氏の本を読めば概要は理解できるでしょう。
私自身がビジネスをやると決めた時から手元に置いているのは、ジェイ・エイブラハム氏の『ハイパワー・マーケティング』です。
日本で出回っている本の元を辿れば、こちらの2人に行きつくでしょう。一度、どちらかの本を読んでみてください。