年を重ねることは素晴らしいこと
寒川神社を参拝しました。
神社参拝では、そこの神様の「ご神気」を受けるために参拝した後もしばらく滞在するのがたこやきちゃん流。
寒川神社には、たくさん鯉がいる池があるのでいつもそのあたりでボーッと噴水を見たり鯉を眺めて過ごします。
この日の池の表面は、どこからどう写しても光が反射して、なんだか屋台の水飴みたいに白く光を照らし返す日でした。
池のほとりで、餌をくれるのかと勝手な期待を寄せて集まってくる鯉達と遊びながら気づけば数十分が経っている。
ふと振り返ってみると、池のそばの椅子とテーブルで何かを食べている白髪のご年配さんがご夫婦で1組。
その姿を見て、年を重ねることは尊いことだと感じた。
わたしの母方の父である祖父は齢36にして他界。
祖母もおよそご老人とは言えない年に倒れて他界している。
母方の祖父母は、いわゆる「おじいさんおばあさん」になることなく死を迎えている。
年を取ることは大変なことも多い。
体は思うように動かないし、病気の心配も出てくるし、何より。昔できていたことが出来ない、というジレンマを抱える。
しかし視座を広げて上げてこの世を見渡してみると、順調に年を重ねることが出来るって限られた世界でのたくさんの学びを得られるチャンス。
なんだか、神社の池のほとりでご飯を食べている老夫婦が素敵でたまらなかった。