音を紡ぐこと その2
さて前回はセドナヒーリングハープの音との出会い、そして”弦楽器をはじめる”とノートに書いたことまで綴りました。
今回はその後、ハープが私の元にやって来ることが決まった日のお話を書きます。
嵐の中で受け取ったメール
ノートに”弦楽器をはじめる”と書いて5ヶ月くらいが経ちました。
そんなことをノートに書いたことすら、記憶に留めなくなった頃のことです。
その日は台風が東京に近づいていました。
だけど直撃ではなかったこともあり、私は予約していたパーソナルトレーニングへ向かうため麻布十番駅の地下通路を歩いていました。
歩いていたその時、iPhoneのバイブレーションの振動を感じて確認してみるとMessengerの通知が。
誰からかな?と立ち止まってMessangerを開けてみると、セドナのアイルグラハムさんからのメッセージでした。
当時はメッセージのやり取りを頻繁にしていたわけでもなく、アイルさんからメッセージが来ることなんてそれまでなかったことなので、なんだろう?と思ってすぐにメッセージを開きました。
セドナヒーリングハープのアカデミー
アイルさんからのメッセージはこんなものでした。
「セドナヒーリングハープのアカデミーを開くことにしました。Shihoちゃん、参加しませんか?」
概要はこのような感じです。
このメッセージを読んで、
「セドナヒーリングハープって、私が大船で聴いたあの素晴らしい音色の楽器のことだ!」
と思い、セドナヒーリングハープと呼ばれるものが本当にそれなのかも確認せず、いや、あの楽器に違いない!という確信が私にはあって、興奮しながら」大船で聴いたハープの音色にとても感動したんです」、というような返信をしました。
ハープに選ばれし者
その後、麻布十番の地下通路で私は立ち止まったままアイルさんとメッセージのやり取りをしていました。
ふと地下通路の出入り口を見ると、雨風が少し前よりも強くなったのがわかりました。
そんな中、続いて届いたアイルさんからのメッセージは、
「現在アカデミーの0期生を募集しています。0期生はトライアルでもあるので、特別な人たちが集まってきていて、実は公に募集する前にすでに残席1になってしまった。
現在のメンバーはアカデミーを一緒にやるパートナーさんの教え子ばかりで、私(アイルさん)のお友達や知り合いに誰も紹介できていない。
だから最後の1席は私(アイルさん)の繋がる人にしたいと思っていたら、今朝Shihoちゃんの顔がふっと降りてきたの。
だからShihoちゃんに連絡しました」
という内容でした。
それまでアイルさんと頻繁にやり取りもしてなかったし、お会いしたのも3回だけ。
それなのにアイルさんに私の顔が思い浮かんだってことは、これは私はハープをやるべき人間なんだと、私は選ばれたんだ!と思い、
その場ですぐに「やります!」と返信しました。
音楽が嫌いな私、楽器が苦手な私。
でもその時は、あの素晴らしい音を私も奏でたい!と言う思いだけで、
「やります!」と即答したのでした。
それから私はパーソナルトレーニングに向かうため、台風の中を歩き出します。
ハープを演奏できることに興奮しながらも、だんだん冷静になってきて思考をしはじめる自分もいて、そうなると、
「私に音楽できるのかなー」
「楽器とか苦手なのに、大丈夫かなー」
「そもそもいくらかかるんだろうー」
と、いつものように左脳が活発化してきます。
だけどそんな不安が頭にめぐりつつも
今回は「ハープをやりたい」という想いの方が優っていてすぐに、
「まぁなんとかなるさー」
と思考する自分を蹴散らす、もうひとりの自分がいました。
そんな経緯でハープが私の元に来ることが決まりました。
この流れは私にとっては奇跡でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回は私とハープの関係、つながりのことを書いていこうと思います。