『あなたにお礼が言いたくて』について
なんでこんな物語を作ったの?みたいなことを書いていこうと思います。
エブリスタに投稿した2作品目の『あなたにお礼が言いたくて』は、主人公の犬が人間の姿になり、かつて自分の命を救ってくれた人間にお礼を言いに行くというストーリーです。
https://estar.jp/creator_tool/novels/25901296
もちろん、鶴の恩返しから着想を得ています。というより鶴の話を登場させています。鶴の恩返しの一件以降、人間に助けてもらったら人間の姿でお礼に行くことが人間以外の動物の慣習になった(なってしまったら?)という世界という設定にしています。
鶴の恩返しが急に頭に浮かんできたときに、人間の姿でお礼なんてしたくない動物もいるのでは?というひねくれた方向に考えが及び、恩返しがルールになってしまった話を作ってみたくなりました。主人公の犬自体はその世界のルールに反対しているわけではないのですが、一度人間になった後、もどるためにいくつか条件があるという設定を考えました。
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