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まずは、自分史かな①親とは
うまれたのは44年前
真夏の祭りの時らしい
公務員の父
なんだかわからない母
あまり存在感の無い兄
いつも何か言いたげな祖母
田舎も田舎
かなり広い敷地に建つ
昔ながらの座敷がある
まあまあ大きい家
お家柄はそこそこで
ちょいと由緒ある
代々継がれた28代目らしい
わたしはなぜ
この時代のこの親を選んできたのかが、まったくわからん
そして、名前も、なぜそう決めたのかも、まったくわからん
いくら勉強しても、いい歳になっても全くわからん
あー良かった!!
そう思いたくてすごくがんばってるけど、難しい
頭では、わかったほうがいいのはわかるが、どうも心が拒否中
なんであんな変な家にわざわざ…
よほどのドMなのだろう
そう思うしか道はない
自然環境は良かったと思う
静かな田舎だし、危険は少ないし
山も田んぼもいっぱいあって
景色も空気もいいと思う
庭にもたくさんの植物があり
季節ごとに収穫できる木もあった
庭で十分遊ぶことができた
すぐ近くの神社も空気が綺麗でよく行っていた
用水路なのかキレイなお水も流れてて、ブランコもあったような…
今思うと何にもないけど、当時はいっぱいの刺激があった。
そんな環境以外、いい思い出はない
まず、家族の笑った団らんとか
たわいもない会話とか、楽しい日常が無かった
いつも定位置に座ってる、なにもしゃべらず、いつも何か食べてるおじさん、周りには新聞や雑誌
その人にわたしは見えていないらしい
あいさつも会話も、した記憶がほとんどない
職場ではえらい人らしかったが、
私は気持ち悪くて、親なのかもしれないが、なんの愛情も無かった
その人と同じ空間のテーブルイスを共にし座る、年取った人
その人の母親らしい
その人の父親は40かそこらで死んだらしい
そのおじさんと年寄りは、セットな気がした
そして、たまに現れる、デブい人
いつも不機嫌で何かにキレてる
にこりとしたのは見たことない
どうも、それが母親らしい
いつ家に居るのか、居ないのか、
誰なのか、それの役割りはなんなのかが、わからなかった
あともう1人
それは兄だと実感があった
ろくに話すでも遊ぶでもなかったと思うが、1番身近な人だとは思ってた
が、なんか怖くて、簡単に話しかけれる相手ではなかった
みんなが兄を大事にしていたように思う
男尊女卑か?
大事な大事な跡取りだものね。
母親らしき人の脳内や視界にも、わたしたは存在せず、兄だけはきちんと認識されていた。
不思議と、そういう環境に当時は不満はない
なぜなら、当たり前だから
他の家、他の家族のあり方なんて知らなかったから
でも、物心ついてくるというか、周りが見えてくると言うか…
あれ?え?なんか違う
違うことには気づいても、それが良いとか悪いとか、そんな判断もできなければ、羨ましいなと思うのなんて、もっともっとあと
最初から、いろんなセンサーぶっ壊れてるというか、わからないことが多かった
そんな気がする。
そのセンサーがまともに育まれた人と、じゃない人とは、大きな違いがあり過ぎる
そんなことを我が身で体験するまで気づくわけもなく…
やはり、生まれてくる場所、間違ったし、選び直せるならとも思うし、二度とっては思うけど
違う自分で生きてみた時のイメージはピンとこない
当たり前のシアワセ街道を歩む自分が想像できない
ほらね、そんな簡単な能力さえも育まれないんだよ
どれだけ欠落してるのか
やっぱり終わりたい
自分を抹消したい
なぜなら、必要ともされなければ
愛情ももらえなかったから
ただ、真逆に、そこさえしっかりした土台があれば、人間がんばれちゃうのかもしれない
親になる
親のしごとは、何よりも何よりも、存在の尊さと、愛を認識させること。
きっとそうなんだ
そんな大事なこと、体感する前に親になってしまったわたしは、大丈夫だろうか…
欠落の連鎖 それはヤバい
恐怖だな