パラリーガルの仕事とは?弁護士秘書との違い
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現役弁護士秘書•パラリーガル
町弁、中規模事務所、渉外大手法律事務所に勤務経験
業界歴10年以上
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眞子さまの婚約者のご職業だったりで、
若干知名度が上がりつつありますが、法律事務所には「パラリーガル」という職種があります
パラリーガルとは
①弁護士の指揮下で
②法律事務の補佐をする専門的な
スタッフを指します
まず重要なのが、必ず、「①弁護士の指揮下」ということ!
他人と交渉をしたり、法律相談に応じることは、弁護士にのみ許されている行為なので(弁護士法72条)、パラリーガルが単独で、独断で、動くようなこと絶対にありません
弁護士ではない者が上記のようなことをすることを
非弁行為(ひべんこうい)といい、2年以下の懲役又は300万円以下の罰金という結構重い罰則があります(弁護士法77条3号)
退職代行とか、探偵さんとか、結構スレスレのことをやっているので、
そういう業者に依頼するときや、そういう業者から接触があったときは、怪しいとこじゃないか注意したいですね、、
そういう訳で、
今のところ、日本では、パラリーガルは必ず弁護士とセットになります
ちなみに、パラリーガル誕生の地、アメリカでは単独でできる業務もあるみたいです
パラリーガルが主役の、
「エリン•ブロコビッチ」
という映画があるのですが、パラリーガルがどんな風に事件と関わり、弁護士を補佐しているのか分かりやすくて、作品としても面白いので、ぜひ観てみてください〜♪
ジュリアロバーツ主演です!
話がそれましたが、
次に、
②法律事務の補佐をする専門的なスタッフ
という点についてです
具体的には
▶︎裁判所や法務局との手続き、諸々の提出書面の作成、提出
▶︎登記手続
▶︎契約書など、法律的な書類の翻訳
などでしょうか。
パラリーガルという名称や、上記のような業務内容は、
小難しくてなんだか専門家っぽく聞こえますが、
おそらく、法律事務所にお勤めの事務員さんはほぼほぼ、
実はパラリーガルの肩書きはなくとも、
パラリーガル的な業務を担っています
個人的には、広義でいえば、法律事務所のスタッフはみんなパラリーガルなんじゃないのかな?、とさえ思っています
少なくとも、秘書とパラの職種の境界はけっこう曖昧です
時々、面接とかで、
法学部出身じゃないので法律用語とか分からない、、、
でもそういうサポートはパラリーガルがするんですよね?私はマネージャー的な、人をサポートすることが得意で、なので秘書に応募しました♪
みたいな学生さんや業界が違う方にお会いしますが、
、、、
弁護士秘書に対してだいぶ誤解があります
スタッフの肩書きを
「秘書」とするか「パラリーガル」とするか、
それとも単に事務員さんとするかは、
事務所によって違いますが、
パラリーガルでも、弁護士秘書でも、事務局でも、
弁護士のサポートをするという意味で、目的は一緒です
弁護士をサポートするにあたっては、
弁護士が使う法律用語を理解し、
顧問先やご依頼者との契約内容を把握したり、
裁判等の法的手続きの流れを理解する必要があります
もちろん、すぐには無理ですが、
秘書さんも、弁護士と一緒に実務経験を積みながら、専門性を高めていくことになります
秘書とパラは大雑把に言えば、そんなに違わないとはいっても、
四大法律事務所など、規模の大きい事務所では、
応募枠が、秘書とパラで分かれていますね!
私が勤務する事務所にも、
「秘書」と「パラリーガル」がいて、業務内容が異なります
もちろん、それ以外の職種の方もいます
また、大手法律事務所と中小法律事務所では、事務員に期待されることや、働き方等に違いがあります。
一般的なお話以上の実態について、
続きはまた後日♪