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自分嫌いと人への憎しみを癒すステップ

こんにちは。タロット研究者Your Secret AdvisorMs. Chloeです。

21世紀のタロットリーディング

タロットリーダーではあるのですが、私は21世紀のタロットリーディングはこれまでタロットが時代によって変化してきたように、19世紀・20世紀のタロットのあり方と違ってくると思います。

20世紀のタロットは「神のお告げ」「予言」でした。神秘の枠に収まっていました。21世紀のタロットは、「自己発見」のタロットだと思っています。自己改革の道具に使うことで人間としてこの世をどう生きていくか・何をすべきかということがわかってくるでしょう。そういう方向に進んでいるような気がします。

コインの7:これから上がるのか、下がるのか?

Seven of Coins
Thoth Tarot (左)Waite-Smith Tarot (右)

タロットのコインの7を例に出します。写真左側がThoth Tarot のコインの7、写真右側がWaite-Smith Tarotのコインの7です。

Thoth Tarot では、【失敗】という意味です。カードにも意味が書かれています。カードのイメージも暗いです。これから下がっていくよ・・・というニュアンスです。

Waite-Smith Tarotでは、カードの意味の表記はありません。Waite氏がこのカードに当てた意味を見てみましょう。

one would say that these were his treasures and that his heart was there. 

The Pictorial Key to the Tarot (A.E. Waite, 1910)

このWaite氏はコイン(ペンタクル)の7の意味の表記に、【かつて、このようなものは(彼の)宝物であったし、やる気もあったのだろう】という表現です。この奥歯に何かが詰まったような表現はWaite氏らしいです。私はこのようなWaite氏の表現が意外と好きなのですが、Waite版タロットだと、このコインの7はThoth Tarotのようにはっきりと、暗いイメージで【失敗】だと断言はしていません。この状態がこのカードの男性の表情から「失敗」と結論づけることもできるし、失敗ではなく、「諦め」とも読めるし、これから「上がる」ための作戦変更の一時休止なのかもしれない。下がるのか上がるのかはあなた次第と言われています。このように読めます。

コインの7から学べること


この2枚のカードを見たときに、『失敗』の捉え方が学べるのです。

頑張ったのにうまくいかなかったことが失敗に終われば、そのまま坂道を転がり落ちることもできる(Thoth Tarot)。

しかし、物の見方を変えて見れば、今までのやり方に満足いかないのであれば、これから上がるために方法を変えた方がいいという学びのための一時停止と考えることもできる(Waite~Smith Tarot)。

同じカードでも二つの違うデッキから【失敗】の定義を学ぶことができます。二つの見方ができるということです。

自分嫌い・人への憎しみを癒すステップ


この第一歩としてやっていただきたいことがあります。
自分嫌い・人への憎しみというのは、「人と違っている」という物の見方から始まることが多いです。つまり「相違」にばかり意識がいくのです。

違っているから自分はダメだ。
違っているから怖い。
違っているからあの人は嫌いだ。

ここをまず緩くするのです。

共通点を見つけることです。

どんなに嫌な人に職場であったとしても、無理にでも自分と似たようなところを見つける。
何か自分と似たような部分はないかとあえて探してみるのです。
嫌なところでも好きなところでもどんな小さいことでもいいので『共通点』を見つけてください。

新しいあなたを発見した時、人生がガラリと変わります。

どんなに違う言語にも、普遍的な(共通の)音があります。それは『母音』です。母音のない言語はないのです。ですから、人間は少なからず共鳴できる何か似たような部分を持っているはずなのです。そのような見方ができた時、人生が明るくなり、さまざまな可能性が見つかります。

ぜひ、お試しください。
今日もお読みいただきありがとうございました。

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