シティリーグS2 アルギラBEST8
1.はじめに
初めまして、普段神奈川県内で活動しております
「おず」と申します。
これまでに大した実績を重ねてきた訳ではないのですが、一時から向かい風なアルギラで今回BEST8で入賞できましたので、振り返りと記録をするため本記事を書いてみようと思いました。
こちらを読まれている皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。
2.デッキ選択の理由
「アルギラが大好きだから」
ごめんなさい、理由は本当にこれだけです。
ただ、大好きだけでは勝てないので今の環境tierの高いデッキに勝てる構築にしないといけません。
主に
・タケルライコオーガポン
・レジドラゴ
・リザードン
この3デッキを中心に構築を考えました。
3.デッキリスト
4.採用枚数とその理由
[ポケモン]
・アルセウスV/VSTAR 3-3 枚
アルセウスVについては必ず最初の番に置いておきたいポケモンなので、4枚にしたいところですが3枚でも基本出せる点と、中終盤手札に来ても腐ってしまうため3-3採用
神
・ギラティナV/VSTAR 1-1 枚
大きい相手を取るなら必須のアタッカー
ですが、昨今の環境はマキシマムベルトを付けたアルセウスでも戦えるのと、アルセウスが2回トリニティノヴァを宣言するのが難しい(ギラティナ2面立てるのが難しい)環境のため1-1採用
ギラティナVの「ひきさく」はコントロール系のデッキに強い上に、マキシマムベルト込みでピカチュウexを倒せるので頭に入れておくといいと思います。
置けたらめちゃくちゃ試合は楽
・ビーダル 2枚
彼らがいないとお話にならないです。
よく働いてくれています。
・ビッパ(HP60/70) 1-1 枚
ファントムダイブを耐える70ビッパ、ベンチ狙撃を耐える60ビッパのダブル採用で基本1体は生き延びます。
強く生きて
・ホシガリス 1枚
ビーダルの相方
ビーダルホシガリスシステムが無いとデッキが回りません。
ビーダルより働いてるかも。ファントムダイブやめてね
・クレッフィ 2枚
現環境、アルセウスよりもバトル場でスタートしたいポケモン。そのため2枚採用。
ロトムV、緑オーガポンex、イキリンコex、かがやくゲッコウガ、ネオラントV、キュワワー、etc
場にいるだけでこれら全てを止めれるの本当に偉い。
技も意外と使うことも多く、例えばトリニティノヴァを耐えたタケルライコをマキシマムベルト込みで倒すことができ、クレッフィを押し付けた状態で番を終えるケースもあります。
(※自場のホシガリスも特性が止まるのでご注意ください)
・ガチグマex 1枚
いつもありがとう。スタートしないでね。
・かがやくリザードン
第2のギラティナ
たねexはもちろんのこと、この後記述のグラビティマウンテン+マキシマムベルトで330出せる非エクアタッカーです。
サイド2取られた状態からマグマの滝壺+カウンターゲイン+手張りで技も打てます。
サイドプラン進行の要になるので無くてはならない存在です。
[グッズ]
・ハイパーボール 4枚
圧倒的4枚。アルセウスVSTARいないと試合にならない
・ネストボール 3枚
本当は4枚入れたいけど、枠の関係上3枚
・なかよしポフィン 2枚
ビッパ、クレッフィを展開できるのが強い
が、ハイパーボール、ネストボールほど優先度が高くないのと後攻ならペパーで確定できるため2枚採用
・カウンターキャッチャー 2枚
この後の立ち回りの説明で詳しく話しますが、カウンター状態で進行していく前提のため2枚採用
・ロストスイーパー 1枚
無くてもいいけど便利な1枚
意図的に手札の要らないものをロストに送りながら手札を減らせるのはよくやります。
・夜のタンカ 1枚
この1枚でポケモンが即復帰できるのはやっぱり強いです。
雑に使わないようにしましょう。
・すごいつりざお 1枚
保険です。無くてもいいかもとは薄々思っています。(博士の研究不採用、意図してトラッシュするカードがハイパーボールのみのため)
・ポケモンいれかえ 1枚
ダブルターボエネルギー、ジェットエネエネルギー採用のため無くてもいいかもとは思いつつも絶対入れた方がいい1枚です。
[ポケモンのどうぐ]
・カウンターゲイン 1枚
アルセウスに手張り出来なかった場合でも即起動できるため採用。ペパーからカウンターゲイン+カウンターキャッチャーを持って来ることができるのも評価ポイント。
即起動の場合は180点しか出ないので注意。
・まけんきハチマキ 1枚
アルセウスが210or230、ギラティナが310、そしてかがやくリザードンが280出せるようになる1枚。
特にかがやくリザードンが280出せるようになるため、レジドラゴVSTARやピジョットをワンパンできるので絶対採用。
・マキシマムベルト 1枚
エーススペックはマキシマムベルト一択だと僕は思っています。今の速い環境の中でワンパンできるかできないかは雲泥の差があるのでそれを実現してくれるマキシマムベルト採用となりました。
・エナジーターボ 1枚
クレッフィが前でロックしてくれてる間、結構暇な時間が流れます。その際に前にいながら擬似トリニティチャージをすることで自ら先に動くことができるため採用
[サポート]
・ペパー 3枚
ポケモンのどうぐを頼りに戦っていくことが多いため3枚採用。
グッズ選択でハイパーボールから確定でアルセウスVSTARを持ってくることができるため安定感を高めてくれます。
・ナンジャモ 3枚
4枚入れたい…けど枠の関係上カット
・ボスの指令 2枚
こちらが先行した場合カウンターキャッチャーが腐る場合もあるため2枚採用
呼び出してなんぼ
・フトゥー博士のシナリオ 1枚
デッキ登録直前に入れた1枚
中打点デッキと擬似いれかえのため採用しましたが、フトゥー博士のシナリオの前に入っていた「マグマの滝壷」の方が私は使用感良かったです。
[スタジアム]
・グラビティマウンテン 1枚
倒せなかった相手を倒せるようになる1枚。
基本的にタケルライコのようなたねex主体のデッキには強く出れる構築でしたが、2進化系の大きい相手のデッキが苦手でした。グラビティマウンテンの登場でマキシマムベルト無しでもギラティナがHP310ラインをワンパン、かがやくリザードンがピジョットをワンパンできるなど戦略の幅が広がりました。
[エネルギー]
・ダブルターボエネルギー 4枚
当然のように4枚です。
ギラティナVSTARに付けて260出せれば十分な場面でも使います。あと実質いれかえ札。
・ジェットエネルギー 3枚
クレッフィがバトル場に出やすくするため3枚採用。
他にもギラティナVSTARに付けて逃げエネを温存するためや、最終盤ガチグマexに付けて前に出るなど用途はたくさんあります。
・基本エネルギー(超-草-炎) 2-2-3
ギラティナVSTARが1体なので超草2-2で十分です。
あとはかがやくリザードンの起動のしやすさ重視で炎エネルギーは3枚採用。
5.採用候補にあったカードと不採用理由
前提としてサポートにおいてはどれも強力ですが、共通して言えるのが全部「使ってる暇が無い」です。そのため不採用になったのですが、採用候補に挙がった理由も述べたいと思います。
・ネジキ
自場のVポケモン消しとかがやくリザードン、ガチグマexの即起動ができると考え候補にありました。
夜のタンカで補える点と裏呼びが難しくなるため不採用。
・ハマナのバックアップ
マキシマムベルトを再利用できると考え候補にありました。
ベルトと同時にかがやくリザードン、グラビティマウンテン、エネルギーまで戻せる上にビーダルホシガリスシステムで戻したカードを引きやすくはあるけど、基本対戦中ボスかナンジャモを使いたいと思う場面がほとんどなため不採用。
・マグマの滝壷
シティ当日は不採用でしたが、すぐに入れ直しました。
手張りせずにエネルギーを付けておけるのはやはり強いので今現在の構築では採用しています。かがやくリザードンの動きがだいぶ楽になります。
6.立ち回り
[どの対面でも共通して意識していること]
・最終盤のガチグマex以外、試合を通してサイド2のポケモンを2体までにする。
・手張り権使ってでもクレッフィを前に出す。
・全てのポケモンがアタッカーになることを頭に入れておく。マキシマムベルトがあることにより、exポケモン相手には元々のダメージが10点だろうと60点に変わります。この60点が活きる場面は多くあります。
<理想盤面(タケルライコ想定)>
・1ターン目
クレッフィが前にいる状態で後ろのアルセウスに手張りできている状態が理想です。
タケルライコ対面は相手の先2もしくは後1からアルセウスを倒される可能性が高いためアルセウスを2体置きます。
ギラティナが必ず必要な対面では無いため、スターバースを宣言できるようアルセウスを2面にします。
(2進化相手の場合はギラティナ優先です。)
相手がクレッフィで止まり何もせずに番が帰ってきた場合、スターバースを使わずともサイドを取れるのであれば動き出し、それ以外であればエナジーターボで後ろにエネ加速をして番を終わるといいでしょう。
・2ターン目
相手がクレッフィを倒して来た場合、ここからはこちらはサイド2-2-2で進行していくことを考えます。
アルセウスが攻撃する場合まけんきハチマキ+カウンターキャッチャーで裏呼びしてHP210ラインのポケモンを倒します。
仮に180点で倒せるポケモンが相手のベンチにいるのであれば、カウンターゲイン+カウンターキャッチャーで倒し、かがやくリザードンに手張りしておきましょう。
・3ターン目
前の番トリニティノヴァで3エネ付いたアルセウスにマキシマムベルトを付け、正面を倒します。
・4ターン目
最後はかがやくリザードンで正面を倒す。
ここまでの記述は「理想」の動きを表したものです。
実際によくあるのはクレッフィをかわされてアルセウスVから取られる。その場合でもサイドプランとしては間に合いますが、かがやくリザードンで攻撃後自分のサイドが2枚になる場合があります。ブライアで負けるリスクがあるので可能な限りエネルギーの付いたオーガポンを倒すことを意識しています。
7.シティリーグのマッチアップ
1試合目 vsレジドラゴ
クレッフィで緑の舞を止め、エナジーターボでベンチポケモンにエネ加速。
お相手はクレッフィを先に取り、その後まけんきはちまきアルセウスで裏呼び、ギラティナ、ガチグマでフィニッシュ
2試合目 vsドラパルト
種切れ勝ち
想定ではマキシマムベルトギラティナで2回攻撃でした。
3試合目 vsレジドラゴ
クレッフィを置かずともお相手の手札が良くなく、残りサイド2までは押したのですが、ナタネの活気型レジドラゴだったためアルセウスで狙える的がなく、お相手の構築も光り捲られて負け
4試合目 vsレジドラゴ
1試合目同様の動きで展開していき、お相手がミュウにエネを集め始めたのであえてギラティナは進化せず、まけんきかがやくリザードンでレジドラゴを倒し、ガチグマでフィニッシュ
5試合目 vsロストバレット(ピカチュウex)
クレッフィでキュワワーを止めサイド2枚先行。
お相手は手張りでピカチュウexを育てて、こちらのギラティナが育つ前にギラティナから取られた返しアルセウスで攻撃し一発耐えられる。もう一度ピカチュウで攻撃され倒されたので、残りHP40(入れ替えカートされた)のピカチュウをまけんきクレッフィで倒しいたずらロックを押し付けながら最後はかがやくリザードンで相手のキチキギスを倒しフィニッシュ。
6試合目 vs宝石リザードン
お相手の展開が思うようにいってなかったのか中盤までは中打点の殴り合い。
最後お相手のプレイミス?(ご本人はプレイミスと言っていました)でリーサルを逃し番が返ってきたのでそのまま押し切り。
予選5-1(5位)でトーナメントに上がりました。
<ここで思い出したくない記憶>
タケルライコ想定の動きを偉そうに述べましたが実際はトナメ1回戦で負けています…
試合の最初から色々あった中でなんとか後一手まで捲り返していったのですが、最後手札にあったカードを使い忘れたまま技宣言をしたので負けました…
ただプレイヤーの私が弱かったかもしれませんが、アルギラそのものは強かったと思っています。
8.最後に
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今回は「記録と言語化」に重きを置いてのnote作成だったので参考になるかどうかは怪しいですが、特にアルセウスが好きな皆様の励みとなれたら幸いです。
本当は各対面の戦い方も記述したかったのですが、それについては今回のシティリーグで得た教訓からもっと実績を残せたらまた作成したいと思います。
なにか質問等あればX(エックス)でDMでもリプでもお答えしたいと思います。
残りのアルギラとの余生を楽しみたいとおもいます。
~fin~