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連載小説『アラフォー婚活、修羅の道』②街コン戦記

秋の代々木公園で行われた大規模な街コンの翌日、抜け殻のようになった身体で月曜の仕事を終えた後、ほのかとあきなは行き慣れた場末居酒屋の片隅に陣取り、反省会を開いていた。畳敷きの狭い席に身を寄せ合い、二人はお互いの疲れた表情を笑い合いながらも、グラスを片手にサバサバとした口調で昨日の出来事を振り返っていた。

ほのか(焼酎をぐいっと飲み干して、ため息混じりに笑う): 「いやぁ、昨日は疲れたね。9時に公園入口で待ち合わせして、運営のテントで下着穿き替えるなんて、何年ぶりかしら。あんな新品の紐Tバック、痛いくらい食い込んで、完全に引き締まった気分になったわよ。」

あきな(笑いながら、ほのかの言葉に乗る): 「わかる!もう痛くてさ、あの紐T、食い込みすぎて一歩歩くたびに刺さる感じだったもんね。でもさ、先輩、あの時点でもう濡らしてたでしょ?がっつき過ぎでしたよぉ?」

ほのか(眉を上げて、軽く肩をすくめる): 「おいおい、何言ってんの。お前こそ、朝からしっかりメス顔見せて興奮してたくせに。まぁ、あの開場してすぐ? ドリンク引き換えに行く途中で、若いイケメンに声かけられた瞬間、始まったなって思ったよねぇ。」

昨日の出来事を振り返る二人。街コンが始まってすぐ、早速イケメン二人組に声をかけられた。どちらも若くてスラっとした体型の男たちで、いきなり「スタイルいいっすね」と言われたほのかは、年齢を聞こうとしたところで、予想外の展開が待っていた。

あきな(飲み物を口にしながら、呆れた表情で): 「あの瞬間、私もビックリしたねぇ。ほのか先輩が、仕事何してんのって聞こうとしたのに、いきなり『公衆便所行きましょうか』だもん。戦慄したよね、でも顔見合わせて、臨むところよって感じで返したじゃん(笑)」

ほのか(うなずきながら): 「あれは本当にドキッとしたわ。でも、まぁお互いわかってるでしょって顔して、笑っちゃったよね。」

二人は、そのまま若者たちに公衆便所に連れて行かれた。朝の澄んだ空気が漂う公園の片隅で、ほのかとあきなは並んでしゃがみ、若者たちのカーゴパンツとボクサーブリーフを自ら下ろした。そこで目の前に飛び出してきたのは、二人の予想をはるかに超える、太くて立派なイチモツだった。

あきな(顔をしかめながらも笑う): 「いやぁ、アレは本当にデカかった。あんなの、久々に見たわよ。めちゃくちゃ太かったですよね、先輩?」

ほのか(頷きながら): 「太さもさることながら、蒸れカスも強烈だったでしょ?(ため息交じりに、微笑みを浮かべながら)鼻に押し付けてくるからさぁ、あの瞬間はさすがに目が潤んだもん。アンモニア臭と汗臭さ、それに、あの蒸れカスの独特な酸味。鼻からだけじゃなく、舌にまで染みるような感覚がして、ほんとにこれは拷問かって思ったねぇ。」

あきな(笑いながら手で鼻をつまる仕草を見せて):「わかる、わかる!先輩が最初にやってくれたとき、顔がこわばってたから、あぁ、これやべぇやつだなって覚悟したよ。舌に乗せた瞬間、表面がザラザラしてて、粘着質で、どうにもこうにもならない感じ。これを舐め取るのかって思うと、正直、逃げたくなったもんね。」

ほのか(目を細めて、少し自嘲気味に):「いやぁ、あきな、まさか真横で並んで同時にやらされるとは思わなかったよね。しかも、どっちも若者って感じの蒸れカス具合で、あの瞬間、顔が一瞬引きつったの、自分でも分かったわ。でも、あんたも頑張ったよね?隣であれだけ激しい音立てられると、負けられないっていうか、さすがに一緒に戦ってる感じだったよ。」

あきな(苦笑しながら):「ほんと、マジで同時ってのは無理ゲーだと思ったけど、逃げられないしね。しかもさ、臭いだけじゃなくて、あのザラザラ感がまた最悪でさ、最初に舌先で触れたとき、もう諦めるしかないって思った。横でほのか先輩もやってるから、負けてらんないし、気合入れて何とか耐えたけど。」

ほのか(笑いながら、手で顔を覆って):「わかる!隣でお互いに舐めてるのが見えるっていうのが、また地獄よね。あんたが蒸れカスを丹念にしごき取ってるのがチラチラ見えるし、私も『負けてらんない!』って思ってさ。しかも、二人ともあの臭いの中でさ、味も酷かったわよね。酸味が効いてるっていうか、発酵した何かを舐めてる感覚…うん、何かの罰ゲームかなって思ったわ。」

あきな(肩をすくめて):「罰ゲーム、ほんとそれ。なんでこんな状況に私たちいるのかって、舐めながらも考えちゃったよ。でもまぁ、ここで音を上げたら、それこそ『年増の役立たず』ってレッテル貼られちゃうし、舐めきるしかなかったわよね。しかも、上から『もっとちゃんと掃除しろよ』とか言われるのも何気に惨めだったし。」

ほのか(大笑いしながら):「そうそう、『しっかり掃除しろ』って!何を言ってんのよって感じだけど、ここまで来たら最後までやるしかないのよね。もう自分の舌がカチカチになって、喉の奥までその蒸れカスがしっかり入っていくのが分かるんだけど、文句は言わない。だって、それがアラフォー婚活の『お試し』ルールだもん。」

あきな(笑いをこらえながら):「それが私たちの役目ってわけだもんね。しかも、終わったあと、二人で目を合わせて『やっと終わった…』って顔してね。まぁ、蒸れカス掃除も数をこなせば慣れてくるけどねぇ。」

ほのか(苦笑いしながら):「いや、何回やっても若くて濃いカスはやっぱりキツイよぉ。最初は酸っぱいけど、奥までいくとえぐみが増してくる感じでさ。舐めながら『これ、舌が腐るんじゃないか?』って思うけど、仕方ない、やるしかない。お試しに来てるのは私たちなんだから、逃げ道なんてないもんね。」

あきな(手を叩きながら):「それそれ!あと、あの太さと重さが喉にずっしり来る感じもさすがにキツかった。途中で何度も吐きそうになったけど、吐いたらもう終わりじゃん?だから、泣きそうになりながらも頑張ったし。ほのか先輩が横にいてくれて、本当に助かったし。」

ほのか(肩をすくめながら):「まぁ、年の功ってやつよね。若い男相手にこんなこと何度もやってきたから、もう舌も喉も慣れてるのかもしれない。臭いなんて、今じゃアロマみたいなもんよ、ハハハ!」

あきな(大笑いしながら):「アロマって!それ、いくらなんでも言いすぎでしょ(笑)。でもまぁ、私たちも年増なんだから、やることやらないと次に繋がらないしね。若い子相手にこんな身体を差し出して、それでもしっかり役目を果たすしかないってことよ。」

ほのか(ニヤリと笑いながら):「いや、ほんとにね、私たち年増女にとっては、やるしかないし、身体を差し出しても、あれこれ文句言わずに全力で応えるしかない。だから、イラマだろうが何だろうが、若い子相手に役目を果たすっていうのが、私たちの仕事よ。やっぱりここで引いたら終わりだから、やるときは腹をくくって全力投球するしかないんだよね(笑)。」

あきな(肩をすくめ、苦笑いしながら):「いや、あれは本当にエグかったよね。まさか、しゃがまされた状態から、いきなりのイラマとは思わなかったし、しかも隣同士で!お互いの嗚咽も、えづく音も全部聞こえるし、精神的にも追い詰められる感じ。若いからなのか、腰の使い方がオラオラでさ、『こっちは休ませるつもりなんかないぞ』っていう攻め方だったもんね。ほんと、あの状況でどうやって先輩は抜けたのか、感心するわ。」

ほのか(少し照れくさそうに、でも自信ありげに):「いや、もうね、あのオラオラ攻めにはこっちも年増の意地で応えるしかなかったよ(笑)。相手がガンガン来るもんだから、こっちも喉をしっかり締めて、息継ぎなんかさせてもらえない状況で耐えるしかない。喉の奥に突っ込まれるたびに涙目になりながらも、こっちも頑張って技を見せないとって思ってさ。やっぱり、若い子には負けられないからね。」

あきな(笑いながら、手で口を覆い):「いや、先輩の喉締め技はさすがだったよ!横で見てても、喉の筋肉を使って必死に耐えてるのが分かったし、見ててこっちも気合い入っちゃったもん。私も必死で喉を開けて吸い込んでたけど、相手がオラオラ系だと、ほんと一瞬の余裕もないんだよね。あのゴリゴリの反り返り、しかもめちゃくちゃ太いイチモツがガンガン突き込まれるから、喉の奥まで侵略される感じで…マジでこれが年増の婚活かって思ったよ(笑)。」

ほのか(肩をすくめ、少し笑いながら):「そうよね、年増の婚活って、こんな感じでどこまで耐えられるかの勝負みたいなところあるもんね。しかも、あの太さ!ほんとにあれは衝撃的だったわ。喉に来る衝撃が半端なくて、一度入れられたら抜けるまで耐えるしかない。でも、あきなもあの状況で頑張ったよね。隣でお互いにえづく音が聞こえるって、普通に地獄絵図よ(笑)。」

あきな(顔を手で覆いながら、笑いを堪える):「ほんと、隣でお互いにガンガン突かれてる音とか、嗚咽とか全部聞こえるってさ、完全にメンタル戦でもあるよね。なんか、もう笑い飛ばすしかないって感じだったけど、結局私たち、年増の意地で最後まで耐えきったわけだし、まぁ、次に繋がるんじゃない?それにしても、あんなデカいのに耐えた私たち、さすがだよね(笑)。」

ほのか(自嘲気味に笑いながら):「ほんとにね、年増女として、なんとか最後まで頑張り抜いたって感じよ。オラオラ系の若者相手に、こっちも引き下がるわけにはいかないし、喉を駆使して耐えた結果、最後にはきっちり抜いてやったわ。お互いに、次もこんな感じの状況があるかもだけど、これを乗り越えたから、次はもう少し余裕で対応できるかもね。」

二人はお互いの頑張りを認め合い、年増婚活の過酷さを笑い飛ばしながら、次の戦いに向けての決意を固めていた。彼女たちにとって、アラフォー婚活は、ただの戦いではなく、挑戦に応え続けるための使命。その過酷さに耐え、笑い飛ばすことで自分たちを奮い立たせる。今日もまた、年増としての役割を全うした二人の戦士のような逞しさが、そこにはあった。


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千草 尚人 | AI×昭和SM | 妄想小説家
千草 尚人 | 妄想小説家 @Naoto_Chigusa 先人達の衣鉢を継ぎ、SM文豪を目指す。 実験的な創作手法を試しながら様々なシチュエーションを描写します。 応援、コメントを質問などお願いします。