Live with Nature〜自然と共に生きる
携帯電話があれば、写真が撮れて、音楽も聴けて、電車にも乗れる。
ボタン一つで買い物もできて、わからない事も教えてくれる。
見た事のない景色や、いきものも見られる。
まだ見ぬ人と会話も出来るし、友達や恋人と離れていても一緒にいられる。
ログインすれば、いろいろなコンテンツが毎日を楽しませてくれる。
ところで皆さんは、地球を感じてますか?
私たちの生きる世界は、驚くほどのスピードで便利な社会になりました。
その便利さと引き換えに、驚くほどのスピードで自然を失っています。
生き物の数も、種類も減っています。
私たちが画面に向き合う、この今でさえ変化しているのです。
もしかすると、携帯やパソコンの画面ばかり見て触っている
私たちの五感は…既に退化しているのかもしれない。
そして、過去の画像でしか、自然を感じる事が出来ない…。
そんな未来が待っているのかもしれません。
ところで、皆さんは今日、地球を感じましたか?
携帯ばかり、画面ばかり見てないで、ちょっとお出かけしてみませんか?
風の音、水面の揺らめき、木々のざわめき、そして生き物たちの鼓動…
ほんの僅かな時間でも、身近に自然を、地球を感じてほしいと願います。
はじめまして、ひみつの水族館のひとです。
主に、保育園やイベントなどで移動水族館を開催しています。
実際に見て、触れて、五感で感じる体験が必要だと思い活動しています。
大人たちには、慌ただしい日々の中で、ひとときの癒しを
ご老人には、薄れてゆく記憶の中に、ひとときの懐かしさを
子供たちには、まだ見ぬたくさんの生き物たちとの出会いを楽しみながら
色々な事に、興味を持ってもらえるような活動をしています。
ひみつの水族館の活動とは?
①どこでも水族館~「会いに行く」をコンセプトに
近年、値上がり続ける水族館の入館料…ちいさなお子様やご高齢のご家族との外出もなかなか大変な時代になりました。
そこで、皆様の街に伺い、保育園や施設、イベント会場などで移動水族館を開催致します。
まずは興味を持って頂き、自分の好きを見つけてほしい、そんな想いで展示しています。
ひみつの水族館は、基本3つのテーマで展示しています。
① いろいろな色や模様のいきもの達
赤、青、黄色、みどり、水玉模様に、縞模様など、色々な色や模様の生き物たちを観察します。
② けったいな姿カタチの生き物たち
「けったい」とは?奇妙、珍しい、不思議、おかしいなどという様子を表す言葉です。
目がない魚や、透明な体の魚、首のなが〜いいきものなどなど、ちょっと変わった生き物たちを観察します。
③ 身近に暮らす生き物たち
何気ない日常にいる金魚や、メダカ、近くの川に生息している生き物たちの実は…〇〇だった…を観察します。
意外と私たちは身近な生き物達の事を知らない事が多く、もっと知ってもらう為の展示をしています。
放さないのも愛、増やさないのも愛
また、特定外来生物を、これ以上、増やさない為の啓発活動や、飼育しきれなくなった生き物を野外に放さない為の努力、国内外来種に対する理解を深めて頂く、また、責任をもって最後まで飼育する覚悟(飼育者は、飼育した生き物がその命を終えるまで適切に飼育する責任があります【終生飼養】)などを伝える活動をしながら、身近に暮らす生き物達、身近な自然に興味を持って頂けるように努力しています。
他にも、化ける隠れる生き物達の展示や、タッチプールで実際に生き物に触れてみたり、ドクターフィッシュ体験、生き物がエサを食べる時の行動を
解説しながら実演したり、実際に、餌やりを体験してもらったり、海洋ゴミや多様性生物について知ってもらったり、地球をもっと知りたくなる移動水族館を開催します。
いきもの達は悪くない
現在、特定外来生物に指定されている生き物たちも、何らかの理由で人間の手によりやってきました。その歴史を知る事により、如何に安易な生き物の放流や、ペットを自然界に放す事が、どれほど危険な行為なのか、一人でも多くの人々に伝わればいいなと思います。
いきもの達は悪くない…
今後、同じ過ちを繰り返さない為にも、特定外来生物をこれ以上増やさない為にも、まずは、生き物に興味を持ってもらう。家族で考えてもらう。
そんなきっかけになれる様に、工夫をしながら開催します。
一人でも多くの人が、生き物に、地球に興味を持つことにより、色々と見える景色も、未来も変わって来るはずです。
例えば…
海洋ごみ問題
海洋ごみは、海の生物や環境への影響が問題とな っています。
日本の沿岸地域で見つかる漂着ごみの多くが人工物であり、その大半はプラスチックで、約8割は陸から海洋に流れ出たものだと言われています。
そのプラスチックは、太陽の紫外線などで分解され5mm以下のマイクロプラスチックとなり、生態系に悪影響を及ぼしています。
生物多様性
生物多様性とは 、いろいろな生き物が、異なる環境で生きる場所を見つけ、互いに生き物としての違いを活かしながら、それぞれが直接的・間接的につながり支え合って生きています。いきものつながりです。
私達が生きるのに欠かせない衣食住は、多くの生き物に支えられて成り立っている事を忘れてはなりません。
マングローブやサンゴ礁、豊かな森林や河川には、生物多様性が大きく関わっています。しかし、乱獲による種の減少・絶滅、国内外来種などによる遺伝的な攪乱 (かくらん)、開発による生息・生育地の減少。地球環境の変化による温暖化や海面上昇など多くの問題により生物多様性は損失されています。
Live with nature~自然と共に生きる
堅苦しい事を書きましたが、このままでは地球の自然は破壊され、失われてゆくばかりです。
一人でも多くの人が、生き物に、地球に、少しでも興味をもって貰えれば、きっと何かが変わります。
Live with nature~自然と共に生きる
そう信じて、移動水族館を開催しています。
是非、皆さんの街で、近くで開催する時は来て頂き!
自分の好きな生き物を見つけてほしい!
そして、興味を持ってほしい!
出来れば、地球を考えるきっかけになれば!超最高!という具合です。
②体験型レクリエーション〜イベントやマルシェ、介護施設向けの提案
屋台水族館
リヤカーを改造した屋台風のミニ水族館です。主に野外でのマルシェなどに行って、金魚すくい体験とセットで活動します。懐かしさを感じる風貌で、大変好評を頂いております。主に金魚やメダカ、日本淡水魚を展示します。
金魚すくい体験
一番強いポイを使って、子どもたちにはすくう楽しさを体験してもらいます。小学校3年生以上の子供や大人の方には、大和郡山で毎年開催されている金魚すくい選手権の公式ポイで何匹すくえるかに挑戦してもらいます。そして、すくった匹数で懐かしの駄菓子や、お面(おめん)や、面子(めんこ)、ビー玉などの景品と交換になります。
いきものワークショップ
金魚鉢に泳ぐ金魚を見ながら、お絵描きしたり、金魚の型紙にそってちぎり絵を体験してオリジナルの金魚を作ったり。他にも、アクセサリーやレジンアートなどのワークショップも予定しています。
将来的には、介護施設などを回りながら、懐かしさを感じてもらいながら、ワークショップで書かれた絵をモチーフにポーチやトートバッグなんかを作って販売出来る様になれば、おじちゃん、おばあちゃんの生きがいにもなるのかな?なんて思っています。
③新感覚のアクアリウム〜花を飾るように楽しむ
毎月、季節に合ったレイアウト水槽に模様替え!
新緑輝く季節には水草の緑映えるレイアウト水槽、夏には海をイメージした海水魚が泳ぐ水槽、秋には紅葉、12月はクリスマスを意識した水槽などなど1年12ヶ月、毎月新しいレイアウト水槽と交換致します。
今月はどんな水槽がやってくるのか、わくわくしますよね。ストレス社会の現代、一瞬の安らぎを大切に、気分転換にセラピー効果もある小さな癒しはいかがでしょうか?水槽交換の所用時間は15分程度、お手入れなしで、お世話も超簡単!新感覚のアクアリウムです。
< 文末に一言 >
好きこそものの上手なれ!
一昨年、それまで経営していた飲食店を廃業して、本年度よりひみつの水族館として活動します。現在は、フリーターやりながらの活動です。…よく「ええ歳なんやから就職口探したら?」「正社員になれる最後のチャンスやで」「そんなで食べてゆけるの?」「老後、どうやって生活していくんですか?」となどと言わますが…好きなことをできるってだけで、毎食同じものでも我慢できるし幸せ、ブランド物を持ちたいとも思わないし、この活動以外にお金を使いたいとも思わない…ちょっとの息抜きだけで我慢できる。生きていて毎日が楽しいんです。ほんまに、好きこそものの上手なれです。水槽と一緒に死ねたら本望です。だから、辛いことがあっても頑張れます。
ほんまに、好きなことがあって良かったと実感します。ひみつの水族館の活動で、子供達やおじいちゃん、おばあちゃん、保護者の楽しそうな笑顔を見れることが一番の幸せです。それが、大成功なんです。勿論、生き物を飼育する上で、私が生活する上での利益はほしいです。少しでも長く活動する為にも、活動の場を広げてゆく為にも利益を追求します。その活動の中で、ひとりでも自分の好きを見つけてくれて、これからの地球にいいことをはじめてくれたら嬉しいです。
大自然に囲まれた地球を感じながら、自然と共に生きる努力をしなければ
これからの地球はないと思います。
画面ばかり見てないで、地球を感じてほしい。
地球を感じながら何かに興味を持つ。好きなことを見つける。
地球を感じながら五感で画面と向き合う人であってほしいと願います。
長文におつきあい頂き有難うございました。
ひみつの水族館のひとより