オリエンタルラジオ中田敦彦 in あちこちオードリー

あちこちオードリーでの発言です。
終始関心しましたし、正論だと思います。

お笑いビッグ3と言われた方たちは、まぎれもなくトップに君臨した3人です。お笑いの歴史の教科書があれば、間違いなく掲載されるでしょう。

しかし、現役プレーヤーかどうかという観点からは、さんまこそギリギリプレーヤーですが、あとの二人は昔の名前、テレビ局と事務所のしがらみなどでレギュラーをやっている状態です。所某にいたっては、なぜテレビに出ているのかわからないレベルです。
(もとより、タモリ・たけしは自分たちでビッグ3だと名乗ったこともなければ、思ったこともないでしょうが。)

どれだけ頑張っても大人の力やしがらみが大きな障壁になり、自分たちが上に行けないというのはわかります。確かにそうでしょう。
しかし、有吉やサンド、千鳥などのようにそこに割って入るものがいるのも事実です。

結局オリラジは漫才もコントも大喜利も何一つなしえない中途半端な芸人です。
自分たちでそのどれでもないジャンルの笑いを作ったとは言いますが(パーフェクトヒューマンなど)、ジャンルとして確立させられなかったのは実力不足なのででしょう。
たとえば従来から存在した大喜利を今の一にまでもっていったのは間違いなく松本人志でしょう。
彼らにはそこまでの才能・実力がなかったということです。

また中田は、楽屋で芸人がゴルフやギャンブルの話で盛り上がるのを軽蔑していたかのような発言をしました。これは理解できます。
しかし、それは誰ともつるまず、自分たちで天下を獲れる芸人なら許されることです。もちろん今後彼らが天下を獲る可能性はありますが。
若き松本人志もおそらく、この手の話題は嫌っていたでしょう。
しかし彼はのちに天下を獲ります。自分の正しさを証明したのです。

おもしろいという評価は絶対ではありません。
既存の評価の軸で笑いを取ることは比較的容易です。
しかし松本人志は既存の笑いにはなかった発想や手法を駆使し、最初は一部にしか受け入れられず、徐々に周囲を認めさせ、松本の発信する笑いは「新しい」「おもしろい」と客に植え付けていったのです。
つまり松本の価値観イコールおもしろいになったのです。
これが革命です。
翻って中田敦彦にこれができるでしょうか、いや、おそらく無理でしょう。
であれば凡百の芸人のように、楽屋でバカ話で盛り上がって、そこで生まれたノリをテレビの団体芸で披露するのが一番でしょう。
しかしこの手法では彼の望む天下はとれませんが。

結局彼は自分の笑いの才能を過信しています。
言っていることは正論ですが、現状やしがらみを打破する力は持ち合わせていません。負け犬の遠吠えです。

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