「整理」の大切さに気づいてもらうために
こんにちは。セカンドスターの運営メンバーの藤野ことです。
私が整理収納アドバイザーとなり、片付けのコラムを執筆するようになって3年以上が過ぎました。ライターとしては5年目です。
とはいえ、初心者の頃は片付けや家事に関する記事ばかりを書いていたわけではありません。整理収納アドバイザー1級の資格を取得してから「整理収納ライター」、のちに「片付けコラムニスト」と名乗るようになりました。
さらに2021年からは、現場やオンラインで片付けのサポートも始めています。そして、2021年11月から40代50代の女性限定コミュニティ「セカンドスター」で3カ月間のお片付けプログラムを開催しました。
詳しくはこちらのnoteをどうぞ。
こうやって整理収納のサポートの経験を積んでいくうちに感じたことがあります。それは収納テクニックやグッズ選びよりも「整理」が一番大切なのに、実際は収納テクニックを学びたいと考える人が多く、まずはそのギャップを埋めることに注力しなければならないこと。
今回は片付けにおける「整理」の大切さについてお伝えしたいと思います。
片付けることをゴールにしない
はっきり言って、片付けにゴールはありません。というよりも、そもそも片付けはゴールではないのです。イメージしてほしいのは、
それは、片付けたことによる「暮らしやすさ」「快適な家事動線」「ストレスのない生活」「自由な時間の増加」など。片付けの先にはたくさんのメリットがあります。 片付けをゴールにすると「片付けなきゃ!」という意識が働き、できなかったら自分を責めてしまう。だから「片付け=苦しいこと、面倒くさいこと」になってしまうのです。そうなったらやる気が出なくて当たり前だと思いませんか?
ゴールはほんのちょっと先にある幸せな未来。その過程として片付けがあるにすぎないのです。
収納名人は収納上手にあらず
「収納が得意」という意味は、たくさんのモノをテトリスやパズルのようにピッタリ入れ込めることだと思っている人が多いかもしれません。それができる人は確かに「収納名人」と言えるでしょう。ですが、必ずしも収納上手な人だとは限りません。
すべてをピッタリ収納することを重視しすぎるあまり、使いやすいかどうかまで考えていない場合が多いからです。使い勝手まで考えた収納ができる人こそ、本当の意味での「収納上手」なのだと思っています。
使いやすい収納にするために必要なのが「整理」です。片付けの土台は「整理」から始まります。
片付けようと思ったときは、この「整理」から始めることを忘れないでください。
お片付けプログラムを終えて、いま思うこと
2022年2月にセカンドスターでの「お片付けプログラム」は無事に卒業式を迎えました。みんな最初は「上手に収納すること」を考えていたと口々に言います。
ですが、「まずは整理を」と繰り返し訴えたことで、収納よりも整理が大切なのだと気づいてもらえました。その気づきがとても大切なのです。卒業式でのみんなの晴れやかな笑顔がとても印象的でした。
片付けのマインドと整理の大切さを言葉でもっともっと広めていくのが、私のこれからのミッションです。片付けに悩む人を少しでも減らせるよう、片付けの基本をこうして伝えていこうと思います。
〜お片付けプログラム参加者の皆さんの声を紹介します〜
セカンドスターは、こういったチャレンジができる場です。自分がやってみたいことをいきなりやるほどの勇気を持てる人はとても少ないと思います。私もそうでした。
ですが、セカンドスターという安心・安全な場所でやらせてもらえたことで改善点がわかり、今後の仕事としてどう生かしていくかのヒントを得ることができました。
何かやりたいことがあるのに一歩踏み出せない人は、まずセカンドスターに参加してチャレンジしてみませんか?
執筆:こと