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生き方の分岐点。自分を信じて明るい未来を手に入れる

こんにちは。
セカンドスター運営メンバーの川上まゆみです。このコラムを開いてくださりありがとうございます。

私は半年前、こんなコラムを書きました。

子どもたちが家を出て1年。
私が子育てを中心に選んだ生き方を一旦終了し、「自分のために生きよう」と決めて歩み始めた日からもうすぐ1年が経ちます。

『子育て終了後の生き方を考える』とタイトルをつけた半年前のコラム。子どもの巣立ちを機に転職を叶えた話を書きました。
半年が長いと感じるか、短いと感じるか…。半年の間に自分の環境が変わり、4月からまた、新たな世界へと向かって歩むことになりました。

こんなはずじゃなかった

昨年9月に転職して入った会社は、今思えば、入る前の感情がピークで、入ってからは下降曲線をたどっていました…。そんななかでも素敵な人と出会ったり、心に響く学びもあったり、「ここだからこんな経験が出来た」と思えることもいくつかあり、「これが正解」と自分の気持ちをだまし、信じようと努力していました。

私はどんな組織に行ってもだいたい仲良くでき、楽しく過ごせる特技を持つ。若い子の多い職場では、彼らのお母さんと同世代の私。臆せず若い子たちとすぐに馴染み、みんなの戦略を立てたり、彼らの知らない業界周りのことを教えたりして、居場所としての会社はとても楽しかった。しかし、仲良くなればなるほど、組織の中の苦手な一面にもどんどん気づいていき、苦しくなっていきました…。

「もう少しやってみないと分からないし…」そう言い聞かせ、嫌だなと思わないように気をつけていたかもしれない。

でも、ちゃんと現れるんですよね。「それで合ってる?」と言ってくれる人。仕事が縁で知り合った、やはり息子くらいの年の子に「川上さんはそこより僕のところの方が向いてる」と言われ、グラグラし始めました。

自分をだましてるのが外から見ても分かるんだ…

そう思うと確認したくなり、古くから私を知る尊敬する年上の経営者女性に聞いてみました。私の性格と今の会社が合ってない理由をズバズバと言ってくれ、だんだん確信に変わっていきます。
疑い始めた自分をだますのが嫌になり、行動をとり始めました。「自分が何をしたいかを追求する」行動です。

疑うと信じる

会社の方針に素直に取り組んでいるフリをしながら自分の疑惑を確認する行動をとっていると、周りのみんなも案外「フリ」なのかも?って感じ始めました。会社の人たちと深い話をするようになり、そのなかでも特に仲良くなった7歳下の40代半ばの彼女はどんどん行動するように…。

ここからは行動のかけ算。とった行動から得た情報を互いにアウトプットしていくうちに、本来この仕事を通して叶えたかった未来が見えてきて、それを応援してくれる人にそれぞれ出会っていきました。

出会いを軸に、行きつ止まりつしながら突き進んでいく私たち。家族もいるし、自分の一存では決められないのが私たち母親の宿命です。

「この会社、私には合ってないかも…」と気づいてから2カ月。自分1人でひっそりとこの場を去ろうと決めていたのに、気の合う仲間も本来叶えたかった理想の自分に出会おうとし始め、一緒に走っていました。

基本的に私は信じやすい性格で、過去には痛い喪失もたくさんしています。

「疑うと信じる」
疑うのも信じるのも、人ではなく自分。
周りではない。
疑ってばかりいても、信じてばかりいても、成長して1歩踏み出したいときにその信念が邪魔をする。このバランスがとても大切なんだと模索していくなかで感じていきました。

行動した先

ことは先へ進みました。
気の合う彼女は私より1カ月早く退職し新しい世界へと旅立ち、私は今月末で退職し、来月から私に最初の指摘をしてくれた子の所へと転籍することが決まりました。

先に旅立った彼女の行先も偶然にも同じ所。別々に行動したのに行き先が重なったってのはかなり運命的。これぞ引き寄せなんでしょうか…。

「これが正しいかどうかは分からないけれど、ここから出たかったのは確かだから前へ踏み出してみる。その勇気をくれたまゆみさんには本当に感謝しています♡」

私よりもずっと長く苦しんでた彼女がくれた手紙に書いてありました。そして私が行くのを待ってくれている。

✓何のために自分は働きたいのか
✓働いて何が得たいのか
✓自分がどうなりたくて家族にどうなってほしいのか

妻であり、母であり、私であり…

色んな役割をもって生きている私たちだから、自分の時間の大半を費やす「仕事」では、心地よくあった方が周りへいい影響を与えられる。

そして、別れだと思っていたのに春からまた出会うなんて素敵すぎる!

昨年9月のコラムに書いた「運命の78歳キャリアウーマン」が今月末退職される。彼女がこの会社で成してきた28年間を美しく見送りたいと思い、私も今月末の退職を決め、合わせるように次の行先が決まりました。

運命の78歳キャリアウーマンとは別の道を歩くことになったけれど、幾つになっても挑戦する道は同じように歩きたい。
これから、次のステップで必要な勉強が山のように見えていて、私に立ち止まっている時間はない。

今の会社で過ごした期間は7カ月。人生で言うと「立ち寄った」レベルの期間。
嫌だと思い始めた頃は「前の会社に戻りたい」「せっかく貢献できてたのに…」「あの人に出会わなければ…」と考えたりもしました。
でも、人生に無駄な立ち寄りなんて全然なくて、この7カ月があったからこれからの私の生き方があると思えるように描けばいい。

実際、今まで自由な環境で働いてきた私にとって「周りへの縛り」に合わせて働く人がいるのはとてもいい勉強になりました。

信じた未来は明るい

この先まだ何があるか分からない。また「なんか違う」が起きるかもしれない…。
ただ、今この数カ月でたくさんの人が真摯に話を聞いてくれ、「私に合う場所」を探す手伝いをしてくれました。私の出来ることとしたいことを聞いてくれ、背中を押してくれた。期待もしてくれている。その思いにこたえることはしっかりやらないといけないと思っています。

あと何年働けるか分からない52歳を信じ、手を差し伸べてくれた人たちに感謝しかない。

そしてその方々と自分を信じ、明るい未来を求めていきたい。

執筆:川上まゆみ(https://www.instagram.com/cospa_love_mayumi/


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