あなたの人生の再設計“Re design”
セカンドスター運営メンバーのかえです。
セカンドスターは40代から50代の女性が輝ける場所。これまで家族や会社や何かのために頑張ってきた人も多いでしょう。今日はそんな女性に向けて”Re design”（リデザイン）人生の再設計についてお話させてください。
人生の「後半」を生きる
これまでの人生には喜びや悲しみ、そして後悔もあるでしょう。精神医学者のユングは一生のうち40歳を「人生の正午」と考え、「前半」と「後半」に分けて考えました。「前半」は学び、愛することに力を注ぎ、働いたり、子育てをしたり対外的なことが主な役割になります。一方「後半」は自分らしくあることを実現していく時期であると考えました。
人生の「前半」でやり残したこと、やりたかったけれど心の中に蓋をして気づかないフリをしてきたことはありませんか？
その「影」にあった部分を表に出していくことで、生きている楽しみや充実感を感じることができるのです。ユングの「個性化」理論はすなわち、「自己実現」、私たちひとり一人が自分らしくあることなのです。
影の部分を出してみよう
とはいえ、「人生の正午」を迎えた私たちはこれからどうやって自己を実現していけばいいのでしょうか。
ユング心理学での「影」とは「生きていない自分」のことです。例えば40歳の女性の中にはずっとキャリアウーマンとして働いてきた人もいれば、家庭を持ち子育てに専念し自分の家庭を守ってきた人もいるでしょう。
どちらが良い悪いというわけではなく、自分の選んできた道ではない「影」の部分がきっとあるはずです。その「影」の部分の自分とうまく統合していくことで豊かな人生を歩むことができます。
今まで選ばなかったことに挑戦する
20年前、いえもっと遡って子供の頃に憧れていた職業はありますか？
スキューバダイビングや山登りなど若い頃好きだった趣味や挑戦したかったことはありませんか？
健康上できないこともあるかもしれませんが、できないと思っていることの多くは思い込みで、今からでもできることが多いのです。もちろん子供を産むのは難しいかもしれません。それでも子供と関わること、例えば海外のお子さんの支援者になったり、子ども食堂のお手伝いをしたり、発想を自由に自分の心が喜ぶことは何か考えてみてください。
今からプロフェッショナルになる必要はありません。自分が無理をせず、楽しめるものがきっとあるはずです。
羨ましいと思っていたことをやってみる
「もしもあの時、別の道を選んでいたらどうなっていただろう」
そう思うことはありませんか？
私は１０代で結婚し、子育てと仕事で忙しい日々でした。育児に大変な時は、大学で遊んでいる同級生が正直羨ましかったです。
そんな理由から、３人の子供のうち２人目が大学を卒業した４５歳の時に大学へ進学しました。
３０年前にできなかったことが今ならできる！
仕事と勉強の両立は大変なこともありますが、日々充実しています。誰かを見て「羨ましい」と感じたら、それは「やりたい」のサインかもしれません。
実現への一歩を踏み出そう
さて、やりたいことが見つかったら、それを叶えるための準備をしましょう！
いつやりたいのか、時間とお金はどれくらいかかるのか調べましょう。ウィッシュノートにたくさん書きだすのもいいですし、ひとつに決めて壁に貼るのもいいですね。
ビジョンボードといってイメージに合った写真をスクラッピングして飾るのもモチベーションが上がります。脳は「やる」と決めたら忠実です。どうすればできるのか無意識レベルで考えます。
あとは、周りに「こんなことやりたいの」と話すだけでご縁とタイミングが希望を叶えてくれるかもしれません。紙に書いたり、それを目にしたり、人に話すことは実現への効果があります。だまされたと思って、ぜひ実行してみてください。
同じことをやっている人と繋がるとか、直接でなくてもその分のお金が入ってくるなんてこともあります。今はインターネットを使って多くの情報を得ることができます。まずは情報収集からやってみてくださいね。
自分らしく生きることを自分に許可しよう
「影」にしてきたことは趣味、学びだけではないかもしれません。
「本当は結婚したかった」
「本当は離婚したかった」
なんてこともあるかもしれません。
「海外に留学したい」
「転職したい」
「お城でドレスを着てダンスがしたい！」
などなど考えるだけで楽しくなりそうです。そんな心の声を実現していけたら、たとえうまくいかなかったとしても豊かな時間を過ごせそうです。たった一度きりの人生、これまで周りに尽くしてきた私たちだからこそ、これからは自分自身のために幸せになれる選択をしてもいいのかもしれません。もちろん自分らしくいられれば、今のままでもOKです！
「でもこんな年齢だし、家族が反対するし・・・」
なんてやらない言い訳をするのは簡単です。恥ずかしいとか周りがどう思うかよりも、自分の心の声をしっかりと受け止めてみましょう。いつ事故や災害、病気になっても後悔しないように。
人生は自由に選択できる。
これまでとは違った人生を“Re design”再設計してみる。
そのタイミングは、今かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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AFP/国家資格キャリアコンサルタント 寺尾佳永
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