思考のクセに気づいたら、生きることがラクになった話
はじめまして。2022年3月で45歳になった、りかとです。
私には3人の息子がいます。1人は春から高校生。2人は小学生5年生と3年生になりました。仕事は3年前から製造業でパートをしています。20年前の経験を頼りに家庭優先の条件で選んだ仕事です。
実は昨年、自分の思考のクセに気づき、生きやすくなったと感じました。今回は、そんな私のクセについてお伝えしたいと思います。
暴く!子育て中の「普通」の罠
きっかけは子どもの不登校でした。
小3の3番目の息子(とっくん)は、小1の3月に学校に行けなくなりました。
ちなみに今ではお友達との関わりも増え、通えるようになっています。
学校に行けなくなった時、とっくんはひらがなで書いてある水筒の自分の名前が読めない、宿題の字を何度も書き直すという状況でした。学校への不安から確認行動がエスカレートしていました。習い事でも態度が悪く、やめてくださいと言われ、私が悔しくて悲しくて涙がでたことも。
のちの発達検査で、発達に凸凹があり学校適応度が低いことが分かったとっくん。
自分のペースがあるため、学校に通うだけでも想像以上のエネルギーを使っているらしいことがわかったのです。
私はスクールカウンセラーに相談をしました。
そして、自分の中の「普通」の小学生を子どもに押し付けていることに気づいたのです。
例えば…
学校まで歩いて登下校は当たり前。
冬の下校時、あまりの寒さに泣きながら帰ってきたとっくん。高学年の子が寒くないように周りを囲んで帰ってくれたこともあったっけ。
学校の用意を自分でするのは当たり前。
宿題は自分でやるのが当たり前。
今書いていても恥ずかしい、親満足の当たり前だらけ(笑)
できなかったら手伝えばよいじゃんと今なら思えます。たまたま上二人はスルーしましたが、とっくんは私に立ち止まるきっかけをくれたのです。
子育て中の「普通」には「理想」が混ざっている時がある気がします。「普通」という名の「理想」が目の前の子を見るフィルターになっているのかもしれません。
当たり前や普通に振り回されず、とっくんに必要な手助けはなにか。
学校から課されることをきちんとやることが目標じゃない。漢字は書き順よりも書けること。算数は問題と答えを全部自分で書くことより、答えが書けること。最終的に子どもが自立できるように目の前の子を正しく見よう。
フィルター無しで子どもを見ることが少しだけできるようになりました。
暴く!「不満」の正体
私は45歳になる年、自分を変えたくて焦っていました。経済的にも精神的にも自立と程遠く、パートの仕事にやりがいなんてないと本気で思っていました。あと5年で50歳。少しでも早く転職した方が…けれど、なかなか一歩を踏み出せず悶々としていた私。
セカンドスターに参加したのもそんな自分を変えかったからです。
参加した自分発見プログラムで沢山の刺激をもらいました。
ほかにも親兄弟との関係を見直すコーチングを受けたり、ストレングスファインダーを受けたり。
このストレングスの結果が私に大きな気づきをもたらしました。現状を分析して改善点を考える資質が強くでた私。要は欠点に気づきやすいタイプらしい(笑)
現状の問題は何かと考えるので、見つけた改善点が不満点(欠点)に見えるのです。
つまり私の場合、「不満」は感情ではなく、改善点を探す視点が「不満」に似た感情になるだけだったのです。
職場を変えても必ず問題点ってありますよね。なので「不満」に似た感情はまたでるに決まっています。
このクセに気づいたおかげで、転職への焦りは消えました。
暴く!やりがい「理想」
子どもの不登校で長期休みが必要になり、辞めたいとパート先の上司に話したことがあります。「すると辞めなくてよい。休んで大丈夫」と言ってくれました。私は感謝どころか、これをきっかけに辞められるのに!と内心思っていました・・・ほんとにひどい私です。
そんな時、知人に言われたことがあります。
忙しいやりがいは今の職場にはないのかもしれない。それに自分は役に立っていないと思っているみたいだね。でも、そこにいて良い最低限の仕事はちゃんとやっているから、辞めないで良いって言われたんじゃないかな。
と言われはっとしました。
私はやりがい「理想」にとらわれて現実を見ていなかったと。
「普通」や「理想」というフィルターを通してみるクセ。改善点を探す考え方のクセ。自分のクセを理解し、ありのままに目の前をみることの大事さにやっと気づいたのです。
50歳になった時の不安もあるけれど、自分のクセに気づくとあら不思議。日常が感謝だらけに。家庭を優先できる今の職場にも感謝で一杯。家族にも感謝。
さらに自分と他人の問題の区別もつきやすくなり、必要以上に傷つかなくなったのです。幸せ感が低めだった私はこの1年で幸せ感が急上昇しました!
皆さんにはどんな思考のクセがありますか?
最後までお読み頂きありがとうございました。
執筆:りかと(https://twitter.com/rkttothello)
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