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『祖父のホームページ』を依頼されて

こんにちは。
坂本太郎です。
ここでは、ひとつの制作事例を載せてます。

依頼者の個人情報は伏せてあります。
言いたいことばかりなので、ちょっと気まずい。

その代わりといってはなんですが、依頼の経緯、制作のポイント、料金の算出基準、これらはできるだけ記載してます。

ただ、制作方法も料金も、この限りではありません。
同じ人が2人いないように、ホームページもひとつひとつ異なるのでケースバイケースです。

で、困ったことに長文です。
はしょったのですが、約9600文字となってしまいました。

何かひとつ得るものがあれば。


|問い合わせ状況

制作事例:祖父のホームページ

■ 都内の30代女性から ■
問い合わせ頂いたのは30代の女性。
とある学校の先生。
Kさん、とします。

亡くなった祖父のホームページをつくりたい。
趣味だった短歌と、残されているスナップ写真、人柄がわかるエピソード、それらを合わせて載せたい。

ホームページが出来上がったら、お世話になった短歌仲間に見せたい。

あとは自分自身のため。
祖父を偲ぶために、いつまでも見れるように形に残したい。

下書きとして、紙ベースでざっくりと出来ている。
しかし、ホームページにする方法がわからない。
忙しくもある。

そんなこんなでホームページ作成を業者を探したところ、『生涯残るホームページ』とか『人が最大のコンテンツ』などと臆面もなく言い放っている私にメールがきたという経緯でした。

■ 無口な郵便局員だった祖父 ■
Kさんの祖父は、地元の北関東で生まれ育つ。
郵便局員として勤め上げて定年退職。

高齢となってからは畑仕事から手を引いて、趣味の読書と短歌をして過ごしていたとのことです。

ある日。
コタツで大好物の “ 天津甘栗 ” を食べていると、突然に祖母に寄りかかる。
ふざけているのと寝かせていたが様子がちがう。

救急車を呼んで、病院へ運ばれましたが、どうやら寄りかかってきたときには心臓停止していたとのことです。

そして葬式には、古くからの短歌仲間が訪れた。

彼らが偲ぶには、集まりでは古典の話を尽きることなく語り、知識の豊富さと熱心な勉強ぶりには驚かされていたと。

祖父の意外な一面だったそうです。
普段は無口で、話すよりも聞いているほうが多かったといいます。

■ 『平家物語』が開かれたままだった ■
葬式が終わったあとも、祖母は「まだ座ってそうだ」と、故人の書斎に入るのを嫌がってました。

代わりにKさんが書斎にはいると、机の上には当日読んでいた『平家物語』が開かれたままに。

短歌は、句集にするために途中まで整理されている。

ずっと見続けていた地元の自然、家族、友人知人、祖母とのさりげない生活も唄われている。

政治に対しては「このろくでなし」という、生前には口にしたことがない言葉も使っている。

感情を出すのを見たことがなかった祖父の、喜びや悲しみ憤りがありありと伝わってもくる。

その残された短歌を目にしたとき、『祖父の物語』として文章を中心にしたホームページを残したいと思い立ったとのことでした。

そして『文章と写真のコンテンツ』だの『シンプルで静的なデザイン』などと、畏れもなく自信満々に言い放っている私にメールがきたのです。

|ライティング方法

制作事例:祖父のホームページ

■ ラストから書いていく ■
Kさんは都内で暮らしてました。
15年前に進学のため、地元からも祖父からも離れたきり。

祖父の薦めがあって進路も就職も決めた。
なので『祖父の物語』を完成させないと先に進めない。
そこまで、Kさんは言うのです。

責任重大ではないですか。
本音をいえば、プレッシャーに弱い私は、内心では『まいったなぁ』と思ってました。

そりゃ、いささかの自負はありますけど、いいものを作りたいという気持ちはありますけど、「やれ!」と言われたらやりますけど、出来るかどうかは別問題ではないですか。

しかし私は、おもむろにうなづいて、Kさんの下書きを拝見しました。

半分は出来てました。
Kさんには言ってませんが。

文章の量ではありません。
しっかりと題名が決まっていて、なにかしら書かれている時点で、半分は出来ていると私は思ってます。

そして、最初とラストが決まってなかったのです。
これはラストから書いたほうがいいと、ピンと着想できのがとっかかりでした。

書けないときは、ラストから書いていくといい。
意外にまとまるときがある。

と、偉そうに書いてしまいましたが、これはパクリです。
マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』がそうだったらしいですね。

マーガレットの場合は、ラストは完成していたのに、いつまでも最初が書けなかったそうです。

私もそれを真似してみて、それまで何度もラストから書いてみたのですが、1度もうまくいったことがありませんでした。

が、このときは。
コンディションがよかったのでしょうか。

ラストから書いたほうがいいって、もしかして私が残りを仕上げれるのではないのかって、すぐに着想が湧いたのです。

自分のことはわからないけど他人のことはよくわかる。
そういうものかもしれません。

■ 山場を見つける ■
『祖父の物語』というからには長文になる。
となると、2つのポイントがあります。

ひとつはラスト。
ここが締まっていればいい。

もうひとつは山場。
タイトルにも直結する部分。

題名に沿っていて、緩急があって、山場があって、ラストが締まっていれば「よかった」となりやすい。

となるとラストは。
天津甘栗を食べて往生もいいけど、机の上には『平家物語』が開かれたままだった…のほうがいいのではないか。

で、山場はどこか。
ひとつでいいのです。
あれもこれもではなくても。

無口な人。
郵便局員を勤め上げた人。
その人が感情をあらわにした短歌を作っていた。
そのあたりが山場という気がしました。

感情というのは、10年経っても20年経っても、たとえ100年経っても色あせることがない。

そこをメインにすれば後年になっても残る文章となる、というのはわかってました。

もちろん、すぐにそれらを決めたのではありません。
2週間ほど考えました。

■ 文章のタッチを変えた ■
Kさんの文章のタッチを変える必要もありました。
『~である』『~だ』が多い文章が引っかかるのです。

私は『平家物語』の専門家ではありませんが、それが人にやさしい目線を向けている作者不詳の物語、というくらいは知ってます。

だとすれば。
漠然とですが。
その本が机の上に開かれたままになっていたというラストだと、Kさんの文章のタッチとの組み合わせがしっくりこない。

“ 文は人なり ” かどうかは知りませんが、Kさんの癖が文章に出ているのは早い段階でわかりました。

読み手に短歌の意味をわかってもらおうとして、教えよう、理解させよう、納得させようという圧の強さがチラついている文章でした。

なんでそういえるのかというと、私の姉がそのタイプ。
というよりも、職業がKさんと同じ学校の先生なのです。

先生と呼ばれる人は。
相手が学ぶ姿勢で教室に着席している状況で話す。

両者には “ 評価する側される側 ” という力学だって働くので、“ みんな ” は従うようにして聞く。

すべての先生がそうだとはいいません。
が、少なくとも私の姉は、その学校の教室の延長のようにして、外部の人に話す癖があるのです。

地域の集まり、趣味のサークル、ビジネスの交流会、果ては男女交際に至るまで、相手に反感を持たれたのを何度も見聞きしてます。

いきなり生徒扱いされて、“ みんな ” はと決めつけられて、気分がいい大人はそうもいないでしょう。
ダメな生徒だった私は、反感の原因がわかるのです。

この『祖父の物語』は社会に生きている大人が読む。

言い方はわるいですが、誰もKさんから教わりたくない。
誰もKさんからの答えを知りたくない。
誰もKさんから評価されるのを求めてない。

もちろん、そこまではKさんには言えませんが、もしかすると聡明で優しいKさん自身も、そこを “ 職業病 ” としてわかっていたのかもしれません。

そのようなことから、もうちょっと読み手にやさしい文章にタッチを変える必要がありました。

■ 文字のデザインを整えた ■
ダメ出しばかりでいけませんが、Kさんの縦書きの原稿の文章は読みづらかった。
内容というよりも、見た目に文字が詰まりすぎていました。

ディスプレイでの横書きの文章って見た目も重要。
なので、この “ 詰まり ” も直しました。

ダメ出しついでにいえば、ときおり文字でビッシリの小説のホームページがありますが、あれは明治の文豪の文章を手本にしてるのでしょうね。

日本語の文章としては正統で、文学的には素晴らしいのは間違いないと思います。

が、紙での縦書きで使う書式を、そのままディスプレイの横書きに持ってくると見づらくて、せっかくの文章がもったいないなと残念な気持ちになります。

ホームページには、ホームページの書式もあります。
横書きには、横書き用に手直ししたほうが読みやすい。

まず、句読点は多めにしました。
ひと呼吸でひとつ
紙の文字とは違って、ホームページには光量がありますし、スクロールもします。

あとは大きめ文字に。
段落も多めのページにしました。

■ 漢字の量を調整 ■
Kさんの下書きには、漢字が多用されてました。
で、私も漢字がけっこう好き。

となると漢字だらけになりそうだけど、どのくらい使えばいいのか?

いつも悩みます。
多用すると重くなるので読まれない、ともいいます。

が、文章をよく読む人というのは、漢字などは目で瞬間で読めて飲み込める人。

なので、漢字が苦手な人に合わせなくてもいい、と個人的には思ってます。

いろいろ考えますが、これはもう見た目の雰囲気の好みでいくしかありません。

読んでみたときのリズムもあります。
五七調、五七五調、あとは三語を重ねて、さらに短文を入れてみて音読を繰り返しました。

語感が重く感じたときは、ひらがなに直したり。
ほかの語句やカタカナに取り替えたり。

結局は、私以外で1番に読むのはKさんです。
Kさん好みのリズムだと感じれば、そのままたくさんの漢字を使用しました。

■ セリフを工夫してみた ■
下書きには、セリフが全くありませんでした。
物語ですので、セリフも多めに入れもしました。

セリフにすることで、書き手の主観も表せます。
一気にリアルが出せもしますし、人物も浮き出てもします。

セリフが面白いだけで、話も面白いともなりますし。
声に出しながら工夫して書きたい部分です。

『祖父の物語』には、何気ない短い一言のセリフを多用。
アクセントにして緩急をつけたり、堅くなりがちな文章も軟らかく調整しました。

無口だったというので「・・・」という無言のセリフも用いて雰囲気も出しました。

■ 1ページの文章量は4000文字に ■
『祖父の物語』は長編。
全体の文字量は、およそ16万字と概算できました。

ちなみに、文字量の目安としては。
短編小説で、約2万文字。
新聞1紙で、約5万文字。
新書で6万文字から7万文字。

300ページほどの文庫本で、約10万文字ほど。
500ページを超える厚めで、かつ、昭和の文字小さめの文庫本だと約15万字オーバー。

16万字だと、そこそこ。

これをホームページにする場合は、1ページにどのくらいの文字量がいいのでしょうか?

毎日更新するブログだったら、読み手が消化できる1000文字程度くらいがいい。
けど、これは物語として残すから長めでもいい。

SEO対策としては、1ページ8000文字といわれもします。
上位表示されるページが8000文字が多い、という理由ですね。

でも私の経験では。
8000文字のページとなると、最後まで読まれずに途中で離脱されます。

だからといって安易に4000文字づつの2ページに分割すると、かえって読まれない。
読み手が気が抜けるのか、次のページに進みません。

やっぱり一概にはいえない。
テーマや内容や文体にもよる、としかいえない。

ただわかっているのは、ホームページの長文というのは、書き手にある種の “ 安心感 ” がないと読まれない。

どういうことかというと、読み手は時間を無駄にしたくないのです。

瞬間でも、時間を無駄にしたと思われたら。
もう、続きも読まれない。
2度とホームページにも訪れない。

長文をUPするのは “ 安心して読める ” という感想をひとつでも貰ってからのほうがいい。

それに、ホームページの文章というのは手直しができるので、UPしてからがはじまり。

この『祖父の物語』の感触としては、読んだあとの思い出しの加筆もあるだろうから、リライトを繰り返えせば2割か3割増すようでもありました。

それらを考えて、このホームページは1ページ4000文字くらいのボリュームにしました。

|見積り

制作事例:祖父のホームページ

Kさんのヒアリングを重ねて、上記を見出すのに2ヶ月かかってしまいました。

時間はかかりますが、ここがしっかりしてないと後がグデグデになります。

もちろん、ヒアリングは無料です。
サンプルページも10ページつくり、イメージも確かめていただきました。

とにかくも。
おおよその金額は伝えてありますが、改めて祖父の物語』の見積書を出しました。


テーマ: 故人の短歌をまとめたホームページ
内容: 短歌、エピソード、スナップ写真
ページ数: 40

制作期間: 
初回UP - 2ヵ月後
最終UP - 6ヶ月後
最終調整 - 最終UPから6ヶ月後まで

著作権: 
最終UP時に譲渡

料金
¥640,000

支払い: 
前払い金 ¥210,000
初回UP時 ¥210,000
最終UP時 ¥220,000


支払いは、出来高に応じて3回となってます。

おそらくKさんは、前金か半金でも応じたのですが、そうすると私の心に余裕が生まれてしまう。

しっかりやらないと金をもらえない…というプレッシャーをかけないと怠けてしまうかもしれない。

自慢ではありませんが、私はそういう人間です。
はい。

もし、万が一。
気に入らないホームページが出来上がったとしたら『最終UP時 ¥220,000』は頂きません、という特約もついてます。

もちろん、作るとなればそうならないとはわかってますが、個人で64万は安くない金額なので、安心してもらうためのサービスみたいなものです。

|内訳

制作事例:祖父のホームページ
  • ライティング: 1文字4円(16万字分)

  • リライト:何回でも無料(12ヶ月後まで)

  • デザイン: 無料、手直しも無料

  • 画像加工: 無料、手直しも無料

  • サーバーの設定: 無料

  • ワードプレス設定: 無料

  • ドメインの設定: 無料

  • メールアドレスの設定: 無料

  • Webプログラム設定: 無料


■ 算出基準は文字量 ■
私のホームページは、文字量を算出基準としています。

よくある『文章と写真はお客様のほうでご用意してください』という類ではありません。

だって、その “ 文章と写真 ” が1番に大変なんですから。
不親切な制作ではないでしょうか。

で、通常は1文字6円。
ですが、Kさんは下書きがありましたし、納期も6ヵ月と長めだったので2円を割り引きました。

ところがです。
それをKさんは言いませんでしたが、1文字6円というと「高い!」と目を丸くする人もいます。

ですので、この1文字の算出の基準はハッキリと示します。

まずは、ライティングのプロとは。
どんな日でも書ける人、とします。

「書けるときは書けるけど、書けないときは全然書けない」という人はアマチュアとします。
それだと、いつまでたっても完成しない。

となると。
プロとして、1日にどのくらいの文字を “ 生産 ” しないといけないのか。

この場合は、1日889文字です。
計算は得意ではないのですが、以下のようになります。

総文字数÷制作日数=1日のライティング量
160,000÷180=888.88

で、詳しくは長くなるので省きますが、私の経験では、1日8時間稼動で2000文字を仕上げるペースです。

この2000文字には多い少ないも聞かれますが、文章に限らず、コンテンツに効率を求めるといいものができません。

出来高と収入との兼ね合いになりますが、オリジナルのクオリティーという点を加味すると毎日2000文字はいいペースです。

とにかくも、1日の生産量を2000文字とすれば。
889文字の占める割合は44.45%。

889÷2000=0.4445

時間に換算すると。
稼動8時間の44.45%は、約213.36分。

(8×60)×0.4445=213.36

213.36分は、端数の秒数切捨てで3時間33分。

これに時給1438円をかける。
時給1438円としたのは、サラリーマンの平均年収が約420万というのを基準にしてます。

(420÷365)÷8= 1438

フリーランスですから、時給は3割増しの1900円にしてもいいでのですが、Kさんは学校の先生。

学校の先生というのは、時給換算にすると300円とか500円の場合もあると姉から聞いてもいたので、控えめにサラリーマンの年収平均を基準としました。

とすると。
3時間33分は、時給1438円で換算すると5104円となる。
要は、889文字の “ 生産 ” は5104円に相当する。

じゃあ、1文字の単価はいくらなんだ、となると5.74円。

5104 ÷ 889 = 5.74

四捨五入して6円。
労働の対価として妥当でしょう。

もっといえば。
“ 文章を書く ” というのを簡単に考える人が「1文字6円が高い」という。

どうせ文章などは、ハナクソをほじりながら書いていると思っている。

クラウドソーシングだったら1文字0.1円で書くという。
AIだと瞬間で無料で大量に書くという。
だから、0.5円くらいで書いてほしいという。

坂本さんは思ったよりいい文章を書きそうだから特別に1円出してあげます、という人もいます。

今まで、そんなこと言われたのは軽く100回は超えてますが、私はその度に「あんた、俺のなんなの?」というツッコミを即座に入れるようにしてます。

いけません、話が飛びました。
元に戻します。

■ 最大のSEO対策は " 優良コンテンツ " ■
商用目的であれば、SEO対策を施します。
そのため『ページタイトル』『本文見出し』『ページ構築』『写真加工』には別途費用がかかります。

が、このホームページは趣味の範囲なので、SEO対策は基本のみの無料としてます。

SEO対策についても長くなるので省きますが、確実にいえるのは、人間が “ 良い ” と感じるコンテンツにアルゴリズムが寄っていってます。

最大のSEO対策は “ 良い ” コンテンツをつくること。
アルゴリズムの進化を10年20年のスパンで眺めると、そうだと気がつくはずです。

ですので、小手先の施策に振り回されずに、オリジナルの “ 良い ” コンテンツを制作するのも有効なSEO対策といえるのではないでしょうか。

■ デザインも無料 ■
デザイン料なども無料です。
多くのテンプレートがあるのですから。
webデザイナーに怒られますが。

ワードプレスの様々なセッティングなども無料です。
問い合わせフォーム設置に15,000円を謳っている制作会社も目にしましたが驚きです。

あんなのクリックすればいいだけ。
小学生でもできる工程です。

また制作会社に怒られますが、私はそんなので利幅を取ろうなど考えてませんので無料としてます。

あくまでもコンテンツに料金がかかります、と強調します。

|保守管理

制作事例:祖父のホームページ

完成したあとの管理費用はKさん負担。
ドメインとサーバーの代金で、年間4000円あれば足ります。

しれっと、管理費として年間10000円を請求してもいいですが、このホームページは完全にKさんのものにしたい。

管理費なしの趣旨を説明して、ワードプレスの更新方法も無料で教えました。

10分で終わる作業だったら無料で代行もしました。
ただ、緊急対応の場合、10分以上かかる場合、この2点は別途料金としましたが、結局はそこまでは生じませんでした。

で、繰り返しになります。
ホームページはUPしてからがスタート。

ですので、私が作ったホームページではリライトは何回でも応じます。

さらに繰り返します。
リライトは何回も無料で応じます。

そう言い切れるのは、リライトというは、多くても8回、おおよそ5回もやればしっくりとまとまるものだからです。

もし、万が一。
8回以上リライトするようだったら、最初からやり直したほうが早い。

そうはいっても、最初の骨組みがしっかりしていれば、まずやり直しなどありません。

そこまでライティングの素人ではありませんと、また、偉そうに言ってみます。

実際、最終UPしてから6ヶ月ほどかけてリライトをしましたが、すべてのページで5回以下でした。

それに、私はリライトは苦になりません。
凝り性なのでしょうね。
誤字脱字はひとつもないほうが気持ちがスッキリします。

なんといっても、ホームページがよくなったと言われるのがプライスレスでうれしい。

キレイごとは言いたくないですが、制作者とはそういうものではないでしょうか。

|制作中の変更

制作事例:祖父のホームページ

当初のホームページのテーマは、故人の趣味の短歌集。

お世話になった短歌仲間に発表する、という目的でした。
気落ちした祖母を元気つけよう、という内緒の目的もありました。

しかし、制作しているうちには、思いもしない別の目的も見えてくるものです。

短歌の題材となっている風景の写真や、祖母が作る畑の野菜の写真も載せてからでした。

地元を離れてバラバラになっている3人兄弟が、それらの写真を見て、感想のメールを寄こすようになったとのことです。

子供の頃は良く遊んだけど、大人になってからは行き来がなくなった従兄弟からもメールがきたそうです。

1年に何回かは故郷の情景を思い出そう…というホームページに変わっていったのです。

写真と短歌がまとまるように、レイアウトも変更しましたが、こういった手直しも何回でもします。

ホームページというのは1回で完成しません。
作り込んでいくものだから、手直しは込み料金です。

|後記

制作事例:祖父のホームページ

■ 現在の様子 ■
現在『祖父の物語』のホームページは、1年に4回ほどの更新が続けられています。

さすがにKさんは学校の先生だけあって、文章のタッチを掴むのも、更新の要領をつかむのも早かった。

祖母の野菜作りの記録が加わり、季節に応じて畑と野菜の写真がアップされてます。

本当にしつこいですが、ホームページというのはUPしてからが本番。

UPしてから、予想がつかない変化も起こります。
この場合は『家族のアルバム』に変化したかもしれません。

また、気がつく点も出てきます。
わかる部分もあります。

ひとつには、家族であっても、いつもニコニコと接しているわけじゃないということ。
顔を合わせれば、あれやこれや言い合ってしまう。

そうではないでしょうか。

いつもニコニコの家族がありふれているのだったら、幸せな家族のドラマなどヒットなどしないのでは。

ともかく、このホームページの文章は受け入れられて、相手も最後まで読んでくれるようでホッとしました。

■ 学んだこと ■
私は短歌のことは全くわかりませんでした。
無学な私が携わっていいものか、という戸惑いもありました。

それでも故人の短歌を読んでみると、サラサラと書かれているようで、一瞬の出来事に思ってることが凝縮されているように感じました。

制作しているうちに、短歌っていいなとしみじみとして、たしなむ程度にやってみました。
が、センスがないのを自覚しただけでした。

あとはそうですね。
私1人で制作したような気になってますが、ある意味、姉が反面教師となっていたから偶然に完成できたようなものでした。

いい意味で。

|終わりに

制作事例:祖父のホームページ

ご不明な点があれば、お気軽にメールをください。

「自分でホームページを作成したい」という方には、無料でアドバイスします。

私としては、ホームページを持たない人が、どこに疑問や要望を感じるているのかを知るというメリットがあります。
大きなメリットです。

でもそうすると。
「なんでも無料でやってくれる」と誤解して、勝手に期待されて、1人で失望する方もいるのが常ですので、念を押しておきます。

私が1日20分以上の時間を割いて教える、あるいは私が手を動かしてつくる、私が何かを考える、という部分は有料という点は事前にご了承ください。

また、私はフリーランスです。
ホームページ制作や、webライティングを生業としているご同業様にも、いささかの参考になればとも思って書きました。

ここがヒントになった、ここはこうしたらいいと思った、そんなお知らせが来るのも、楽しみに待っています。

セカンドコンテンツ 坂本太郎
sakamoto@second-contents.net

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坂本太郎- ホームページ制作やってます
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