【ゆる説】マーケターはパワポ資料をつくらない方がいいんじゃないか説
注意:【ゆる説】は、日頃「実は、こうなんじゃないか」と感じた説を、備忘録的にゆる〜く書き留めたものです。真偽は皆さんで確かめてください。
最近、密かに確信していることがある。
それは、マーケターがつくる社内向け資料の出来や作成工数と、売上・利益は相関しないんじゃないか、ということだ。
別に、厳密に統計を取ったわけではなく、なんとなくの肌感覚に過ぎない。
しかし、どんなに社内向けの資料の論理が整然としていて、その論理を下支えする根拠が豊富で説得力があって、ビジュアル的にも美しくて、上司の確認・レビュー含め丁寧に時間をかけて資料をつくっていたとしても、売れないものは売れないな、と感じる。
いうまでもなく、マーケターの仕事は、マーケットを見て、マーケットを造ることだ。
しかし、社内の稟議を通す都合上、どうしても事業者としての視点を捨てきれないことが多い。そして、得てして、社内の関係者を説得するのに労力がかかって、いつの間にか、マーケットをないがしろにしてしまう。
当然、マーケットをないがしろにしたら、売れない。
そして、その兆しは、作り込みすぎた社内向けのパワポ資料に表れるのではないか、というのが私の仮説だ。
結局、生活者からしてみたら、欲しいか、欲しくないか、だけである。
どんなに能書きを垂れても、その一点が十分に検証できていなければ、意味がないのである。
もちろん、この問題は、一マーケターだけで解決できるものではない。
最終的な意思決定をするマネジメント側の理解も必要になるからである。
ただ、現場・マネジメントの両面で伴走支援させていただくことが多い立場から言わせてもらうと、結局、マーケットをちゃんと押さえていれば、社内稟議は通るし、実際の成果もついてきやすいのも事実。
なので、やはり
「マーケターよ、会議室を出て、街に出よ」
なのだと思う。
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