オリンピックについて思うこと
#KENMAYA です。
今日の記事はあくまで、わたし個人の意見です。ご意見は真摯に受け止めますが、決して特定人物、団体を誹謗する、またはこれらに対する差別、攻撃を煽動する目的ではございません。ご了承ください。
正直なところ今更、中止すべきだ、有観客にすべきだ、だの、わたしにとってはどうでもいいことです。今回のオリンピックははっきり言って「失敗」です。開会式直前まで辞任劇や内部のゴタゴタが続き、アスリートファーストどころか、世界中に日本の組織の内部腐敗と管理能力のなさを露呈しただけに留まらず、日本国内でも分断を煽るきっかけとなってしまっているのが現状だと思います。
全ては事前調査不足、外部組織からの監視体制及び検証作業の不足、自浄作用の働かない組織の内部構造が原因です。市区町村の自治会のお祭りの方が余程まともな運営をしているんじゃないでしょうか。オリンピックのレガシーは今や完全に負の遺産となり、今後わたしたち国民に重くのしかかって来るでしょう。
オリンピックの経費は今や、１兆６４４０億円とされ、既に政府と東京都は約９０００億円の負担が決まっています。招致段階では約７０００億円だったものが約１兆円増え、まだ増えるとも言われています。繰り返し聞かされてきた「コンパクトな五輪」「五輪がもたらす経済効果」は雨露と消え、ただ増え続ける数字を呆然と見続けるしかない様は、まさに悪夢です。
とてもじゃないですが、スポーツ観戦を楽しめるはずもなく、ニュースサイトなどで、～～の試合が～～で、といった記事すら目にするのは不愉快です。緊急事態宣言下、自粛という名のセルフ経済制裁真っ只中の東京にいて、この状況を楽しめ、と言われても違和感しかないのです。
オリンピック終了後、わたしのような現役世代はもちろん、これからの世代に多くの負の遺産を残して、景気も最悪、雇用も不安定な時代に大増税時代ですか？名目はなんでしょうね。あぁ、『オリンピック復興税』なんてどうでしょう？なかなか皮肉が効いていてよろしいのではないでしょうか。
何よりもこんな状況下、こんな管理体制の元で振り回されるアスリートたちに同情を禁じえません。アスリート個人の主義主張はともかく、オリンピックに向けて真摯にスポーツに向き合ってきた方たちは、ここまで純粋に応援されない大会だと誰が思ったでしょうか。アスリート個人へ圧力をかけたり、心無い言葉を投げかける人たちは心底軽蔑します。
ただ「頑張れ」、その一言でいいんです。
わたしは決してオリンピックそのものを支持しませんし、観戦もしません。結果にも興味もありません。しかし、アスリートは無関係です。
純粋にアスリートが大会で結果を残すために努力してきたことを、誰も否定する権利はありません。ただ「頑張れ」とエールを送るのみです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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