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アルコール中毒について
おはようございます。
#意識低い系社長 です。
先日某タレントが酒気帯び運転で逮捕されました。彼は未成年者との淫行で謹慎処分及び、活動自粛中の身でありました。そして、うつ病を発症していたそうです。わたし自身、うつ病治療中であり、アルコール中毒になりかけたこともあり、わたしの父も完全なるアルコール中毒でありました。
今芸能界と取り巻く、麻薬、アルコール、自死、その全てがうつを始めとした、何らかの精神疾患によるものではないか、とわたしは思っています。
今日は誰もがなりえる、うつ、そしてアルコール中毒との相関性について、わたし自身の経験と共にお話したいと思います。
1.父のアルコール中毒
わたしの父は創業社長であり、ワンマン経営の今で言うとパワハラ全開の恐怖政治による経営者でありました。
そんな父はとにかく家に帰ってくるなり「酒」の人でした。
夏はひたすらビールを煽り続け、冬はマグカップに並々と日本酒を注ぎレンジで熱燗にして、チビチビではなくゴクゴク飲んでいました。
大皿料理を出せば一人でがっついて食い散らかし、部下や従業員の愚痴を延々と垂れ流す、まさに昭和の父像そのものでした。
そんな父も恐らく、うつ病だったに違いありません。
不眠、睡眠時無呼吸症候群、痛風、肝硬変一歩手前といった様々な病気を発症してもなお、酒を手放すことができずに、徐々に人格が変わってきました。
酒に酔ってはモノに当たり、大声で怒鳴り散らし、母にまで手をあげだした頃から、自分でも「もうダメだ」と思ったのでしょう。
ちょうどわたしが後継者となったこともあり、不満を言いつつも医師の治療を受けることに専念してもらいました。
父がアルコールを断ってから、約2年ぐらいになりました。
根本的な頑固さや経営者としての慧眼のなさは相変わらずですが、暴れたり意味不明なことを主張することはなくなりました。
2.わたしのアルコール中毒経験
わたしが初期のうつ症状が出始めていた頃、自分でも「これは多分うつなんだろうな」と比較的冷静に自分を客観視していました。
ですが、とあるとき、昼飯を買いにコンビニに行ったとき、たまたま新発売の缶チューハイが目に止まり、まだ昼だけどいっか。と手に取ってしまいました。
ここからが地獄のはじまりでした。
気付くと大量の缶チューハイに囲まれていました。朝から一本飲まないと手の震えが止まらず、日中も貧血のような症状が出たらすぐ酒を飲み続け、一日中酔っ払っていました。
わたしは元々顔色が悪いのですが、当時は緑色のような顔色になっていて、顔の筋肉が常に強張ったように引き攣り、酔っ払っているのもあり、まともに言葉が発せなくなりました。
本当に朝起きるとベッドの周りが空き缶だらけなんです。寝れないので次から次へと飲んでいたようで、全く記憶にないのですが、1日に350mlの缶チューハイを10本以上は飲んでいました。
さすがにわたしも「もうだめだ、死ぬしかない」と思い、自死について考えだした頃、メンタルクリニックのドアを叩きました。
とにかく断酒しないと薬は出せない。1滴も飲まない覚悟で治療を頑張るか、二度と受診しないか、のどちらかだ。と厳しく医者に言われ、そこから断酒をはじめました。
3.アルコール依存からの回復
わたしの場合、元々楽しいお酒が大好きで、父のようにくだを巻くタイプではなかったので、処方された強めの睡眠薬で寝れるようになるとお酒を断つことはそれほど苦になりませんでした。
今ではお付き合い程度に飲むぐらいなら医者の許しも出ました。
わたしはアルコール依存からの脱却に成功しました。
ただ、今までわたしは比較的お酒には強い方だったのですが、(ワイン2,3本程度なら酔わないぐらい)今は缶ビール一本で結構酔うようになりました。
コスパがよくなりましたね。
4.うつとアルコール依存の相関性
うつ病、もしくはうつ病になりかけの人にとって、アルコールや薬物とは非常に蠱惑的で、ふとした気の緩みで至極簡単に惹き寄せられてしまうものです。
特にアルコールは簡単に手に入ることもあり、一度沼に入るとまるで底なし沼のようにずぶずぶと沈んでいきます。どんどん強い酒を体が求め、アルコールが抜けると手が震えたり、顔が痙攣したり、貧血や目眩を引き起こしたり、感情が制御できずにわけも分からず泣いたり、怒ったり、気分が落ち込みその場に座り込んで数時間動けなくなったり、まともな普通の生活は送れなくなります。
酒を飲まなきゃやってられない、生きていられないという方が、もしこの記事を読んでくださったのなら、どうかメンタルの受診に行ってください。
人生なんていくらでもやり直しは効きます。
あきらめずに前を向いて歩きましょう。
とあるうつ病闘病中の者より。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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