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その日は雨が降っていた。

わたしは、今日大切な人を亡くした。

心から尊敬していた偉大な功績を残した人だった。

わたしがここにきてちょうど1年。その日に出会った人だった。

地獄の淵を彷徨うかのような薄暗く不安定だったわたしに、希望の光を与えてくれた人だった。

その人はわたしに言った。

「鶏口となるも牛後となるなかれ」と。

目が覚める思いだった。大きな組織に守られている中で、ぬくぬくと悠然と生きるより、小さな組織を率いて常に研鑽しろ、と。

わたしはその言葉で変われた。変われたというより、変えられたのだ。

人生の中で分岐点は山程ある。

分岐点で立ち止まり悩んでる人がいたら、わたしがそっと背中を押してあげたい。後ろから小声で「やっちゃいなよ」って。

そう、答えは見えてるんだ。自分の中でやりたいことはね。

でもみんな世間体や風評を恐れて、正直に生きていない。

みんなが見ている、見られている。その同調圧力や押しつけがましい社会的、道義的、倫理的正義にがんじがらめにされて何もできない。

わたしは言うよ、何度でも。「やっちゃいな」



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KENMAYA │ 刺さない鍼・国産研磨剤ストア@毎日Noteだった(遺物)
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