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熱中症による高齢者の死亡例が多い。いまだに冷房をつけないのは意地?それとも貧困?

おはようございます。

#意識低い系社長  です。

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これは先週の熱中症による救急搬送の速報値の集計データです。


上記は、ちょうど、先週ぐらいにわたしが書いた記事です。
わたしは「外出自粛の影響か、前年同月同週比で大幅に熱中症の救急搬送数が減少している。」と分析していたのですが、
今週に入り、完全に前年同月同週比で倍近くに膨れ上がっています。

8/10~16までに全国で約12,800人の熱中症疑いでの救急搬送、うち61%の約7,100名が高齢者です。8/10~16までの間に熱中症で全国で30名の方が亡くなっています

はっきり言ってコロナの比ではありません。コロナを軽視するわけではありませんが、コロナ以上に今、熱中症が危険なんです。


1.半数以上が高齢者


まず、データ上で見ても半数以上が高齢者で、原因のほとんどはは冷房をつけていなかったことによる、室内での熱中症、と報じられています。

これだけ政府機関や、テレビをはじめとしたメディアが熱中症警戒を発令し、冷房をつけるよう推奨しているのにも関わらず、わたしの住む街にも真っ昼間に窓を開け扇風機で過ごしている家を見かけます。(大体、高齢者です。)

その家をじっくり観察はしていませんが、室外機が置いてあるのでエアコンは設置されているはずです。なのに、なぜエアコンをつけないのでしょうか。


2.エアコンは身体に毒?


わたしの祖母もそうだったのですが、「エアコンは身体に悪い」という情報を完全に信じ切っていて、就寝前にエアコンを切って扇風機にするとか、日中であっても汗がひいてきたらエアコンを切る、とにかくこまめにエアコンを切る、というライフスタイルでした。

祖父が存命だったころ、室内で小型犬を飼い始めるときに、「犬が死んじゃうからね!エアコンは付けっぱなしにしなきゃダメだよ!本当に死んじゃうからね!」と親戚一同に何度となく念押しされて、ようやくエアコンを切る習慣がなくなりました。

エアコンは確かに電気代がかかりますし、適切な室温設定を維持し続けるのはなかなか難しいことです。暑い中、外から帰ってきて、部屋がひんやりしていた方が嬉しいに決まってますし、逆にこごえるような寒さで体調を崩してしまうような人もいることでしょう。

ですが、今でもまだ「エアコンは身体に毒」と考えている年配者はどうしようもありません。


3.東京都心部はさらに危険


全国で見ても東京での熱中症による緊急搬送が異常に突出しているのが、おわかりになると思います。これはもちろん人口密集地であるから、という理由でもあるのですが、それ以上に「東京はヒートアイランド現象がオーバーフローしている」状態なんです。

高層マンションが立ち並ぶことで風通しが悪く、オフィス街や大型施設、自動車による排熱、路面アスファルトの反射熱、などで実際の気温以上に、体感温度が上昇しているのです。

わたしはApplewatchのサーモメーター(体感温度が測れるアプリ)を導入していますが、日中は外に出ると常時アラート(警戒)になります。

ですので、身内に「昔は扇風機やうちわで充分だったのになぁ」というエアコン反対派の方がいたら、「ヒートアイランド現象で1980年代から現在に至るまでに、平均気温は3度近く上昇している。」といって論破してやりましょう。


4.熱中症は防げる病気!


とにかく、わたしが言いたいのは、
「熱中症は感染症と違って、きちんと予防のできる病気」だということです。

ただでさえ、医療関係者の疲弊が進む中、自己管理ができずに熱中症で救急搬送されるなんて迷惑以外の何物でもありません。
外出するのであれば、充分な水分補給、こまめに日陰で休む、家では寝る時もエアコンをつける、当たり前のことです。

この当たり前ができずに、救急隊や医療関係者のお世話になるような人は、自分を恥じるべきです。そして健康保険など使わせず、全額実費負担にさせるべきです。わたしたちが払ってる健康保険はそんな無責任な人たちに使われるべき保険料ではありません。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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