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アルミスラグって知ってますか?
おはようございます。
#意識低い系社長 です。
皆さんは「アルミスラグ」というモノをご存知でしょうか?
恐らくアルミは分かるけどスラグって何?って方が多いのではないでしょうか。
これが「アルミスラグ」です。
今日はこの「アルミスラグ」についてお話したいと思います。
1.アルミスラグとは
アルミ地金の打ち抜きなどで製造される、小型の加工用素材(中間製品)のことである。
「スラグ」(slug)の原義はナメクジで、そこから転じて金属の小片をこう呼ぶようになった。
ただ、日本の金属業界で単に「スラグ」というと、金属精錬工程で排出される鉱滓(slag)を指すことが通例であり、「アルミの小片」という意味を明確にするため「アルミスラグ」という語が使用される。
用途として、非常に幅広い分野で利用されている。
たとえば飲料やスプレーの缶など、絞り加工で量産されるものは、
ほぼ100%が円盤状のアルミスラグから成型されている。
アルミスラグ採用以前は、押し出し棒材を所定の厚みに輪切りにしていたが、厚みの均一化にやや難があり、量産性に劣るといった欠点があった。
(以上、wikipedia「アルミスラグ」より引用、一部改訂。)
つまりアルミニウムを原材料とした、小型のアルミ部品であり、これを二次加工(プレス、圧延)することで、アルミ缶やアルミ製の容器などに変形させていく前段階のものです。
2.アルミスラグの可能性
アルミスラグ自体、大量生産前提で成形されるモノであり、
「おひとつ、くださいな。」というモノではありません。
200キロ~300キロが1ロットとなり、とても個人で購入するようなものではありません。BtoBビジネスで、アルミ素材屋さんから信用されなければ、入手することは困難で、一般の人の目に触れることはほとんどない、といって良いでしょう。
ですが、今回特別にわたし個人で入手することができるかもしれない、というお話を頂きました。これも長年お付き合いさせて頂いた縁あってのものです。ありがたいお話です。
アルミニウム合金は展延性や可鍛性が高く、ヤスリで削ったり、ハンマーで叩いて容易に形状を変えることができる優れた金属です。
つまり、このアルミスラグに対して機械的加工ではなく、人の手によって自由な加工を施すことが可能なのです。
3.鍛冶職人の体験共有
わたしは先日からTwitterで「鍛冶士」と名乗るようになりました。
それは、このアルミスラグを使った鍛冶体験を、皆さんと共有していきたいという思いからです。
世界は今あらゆる技術がロボット化、AI化、省力化され、
ハイテク技術によってほとんどの製品が人の手を介することなく、世に送り出されていきます。
しかし、金属加工技術の根本のローテクである鍛造や板金、溶接、切削、研磨、こういった体験なしにハイテクは語れません。
粘土であれば、人の手によって簡単に造形することも可能です。
しかし、金属の加工には力も根気も繊細さも求められます。
この大変さを楽しんで頂きたい。お子様がいらっしゃるご家庭であれば、
ぜひお子様と一緒に金属で形を作ることの面白さを経験して頂きたい、
そう思って現在、「アルミスラグからモノを作る」というプロジェクトを進行しています。
4.わたしの夢
わたしが目指しているのは、研磨剤をネットで売って稼ごう、ではなく、
ハイテクばかりに目が行きがちな現代で、
「あえてローテクの体験をして、ハイテクの前提を学ぶ」
という、体験共有型のプラットフォームを作ることです。
これは損得勘定抜きに、皆で情報共有をして、出資しあって、
後世に伝えていきたい「ものづくり」を保存し守るためのプロジェクトとして、ご賛同頂ける方にはどんどん参加して頂きたいと思っています。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
近日中に何かお見せ出来るように一歩ずつ前進してまいります。
👇 よかったら見ていってください(次の動画は来週月曜投稿予定です)
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