商売替えのタイミングについて
おはようございます。
#KENMAYA です。
本日は中小企業、個人事業主が「このままだとヤバいのでは…」と感じたとき、「商売替え」を検討するタイミングについてお話します。
これはいわゆる、サラリーマン(雇われ人)であっても、
「転職」や「副業」をする際の参考になると思いますので、
ご一読頂けると幸いです。
この「商売替え」には大きく分けて3つの考え方があります。
1.既存業務を残したまま、新規事業に着手、投資する
2.M&Aなどで既存事業の売却、ゼロベースで新規事業に参入する
3.体力の弱った競合他社や元請け会社を買収して市場独占化する
この3つです。
1.は石橋を叩いて渡る経営者が取る手法です。
極力リスクを取らずに、低予算で新規事業に手を出してみる。
というやり方です。
はっきり言ってしまうと、9割方失敗に終わります。
理由として、「商売替え」を考えるときは、既存事業が危機状態のときでもあるので、大抵の経営者は「緊縮策」を取り、新規事業への投資はほとんどの場合、全くといっていい程予算が出ません。
(※ つまり元々やる気がないとも言えます。)
2.が最もリスクが高い代わりに、
世情や未来を読める経営者はよくこの手法を取ります。
既存事業の売却は、利益率や回転率があまり良くなくても赤字垂れ流し状態の倒産まっしぐら事業でなければ、誰かしら買い手がつきます。
その売却資産を元手に新規事業に参入することで、
一気に新規事業が路線に乗れば、既存事業よりも規模を拡大し、
大きく進展する可能性を秘めています。
(※ もちろん、大失敗して破産なんてリスクもあります。)
3.の手法は最も野心家で狡猾な経営者タイプです。
虎視眈々と取引先や仕入元の懐事情や、世間のニーズを把握して、
既存事業が今後も確実に生き残れると確信を持てる場合、
元請けや下請けを丸ごと買収することで、一業界の頭領(ドン)となることを狙います。
これには多額の予算が必要になるので、
内部留保がどれだけあるかによって実行できるかどうかは変わってきます。
(※ 一業界を牛耳ることで価格帯を押し上げることもできますし、
今までの利益率の悪さや業務フローの改善を一気に推し進めて、
利益体質に生まれ変わらせることもできます。
経営者自身にかなりのバイタリティが必要なこと、
有能な右腕がいなければまず無理です。)
このように「商売替え」には様々な方法があります。
では「商売替え」を考えるタイミングとはどのような時でしょう。
・利益が出なくなってきた。
・赤字決算が続いている。
・高齢で跡継ぎがいない。
・受注が減少してきていて回復の兆しがない。
このようなタイミングで「商売替え」を考え出す経営者がほとんどです。
しかし、現実はこのタイミングでは大抵「時既に遅し」なのです。
わたしが「商売替え」を考える上で最も大きなモチベーションは、
世の中のニーズを先読みすることです。
「今何が必要とされているか」ではなく、
「来年、再来年何が必要とされてくるだろうか」を予測し、
そこに食い込めるような事業プランを立てることです。
世の中は常に変化をしており、
現在の消費の冷え込みは一昨年の消費増税に端を発しており、
わたしは実際、昨年の今頃には「商売替え」を検討、
予算編成、実証実験を開始していました。
あくまでコロナ禍は、おまけに過ぎません。
逆に言えば、コロナ禍でのステイホーム需要の高まりから、
SNSを入り口とした物販への導線作りには追い風となりました。
さて、そんなわたしが予測する来年のトレンドはもちろん、
内緒です。
これがわたしの仕事ですので(笑)
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
Twitter、YouTubeも宜しくお願い致します。
どうしてもわたしの来年のトレンド予測が聞きたい方は、
Twitterなりで連絡ください。