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個人の意見をネットに出すということ。


#KENMAYA です。

最近のニュースを見ていて思ったことなのですが、ニュースを発信する側のマスコミも昨今の情報過多により悩まされているのだろうか、と。
現在の世界情勢はあまりにも目まぐるしく変化し、アフガニスタン情勢、金融市場、ハイテク産業、新型コロナウイルス感染状況、各国の経済・物流、中国とアメリカのイデオロギー・経済圏の覇権争い、などあらゆるニュースが時々刻々とアップデートされ、もはやどこの情報が正確で、信頼足り得る情報源なのかも不明なまま、世界中で【情報の氾濫】を起こしています。

この中でテレビや新聞といったマスメディアという媒体では、ひとりひとりに必要な情報だけを届けることはもはや不可能であり、受け手であるわたしたち自身が必要な情報だけをピックアップをする選別作業を行わなくてはなりません。しかし、SNSをはじめ、個人が自由に情報発信のできる現代では、【情報の氾濫】からさらに個人が恣意的な解釈を付け加えたさらなる情報のカオス化を生み、インターネット上はノイズだらけの、さながら地雷原の様相を呈してきています。


わたしが個人の感想と称してnoteやTwitterでインターネット上に文章を書く。ということも、ある意味で情報のカオス化を招いているということに繋がっていることも否定できませんし、賛否両論ある内容について専門家でもない人間が持論や見解を述べることについて逡巡はあります。

しかし、自由主義社会において、表現や言論の自由は保障されるべきですし、個人が自由に私見や感想を言う場とインターネットやSNSの親和性は高いので、差別的表現や煽動であったり、非人道的表現やモラルに反する発言(※)でない限り、SNSや掲示板などの利用規約内であれば自由な意思表明、発言ができてこそ健全な社会と言えると思います。

ただ、上記で言った通り(※)のモラルや非人道的とは、誰がどう線引きをするかによって変わってくるものであり、差別であるかそうでないか、ハラスメントであるかそうでないか、これらもまた、受け取り手がどう感じるかによって大きく変化するため、明確な基準がありません。もちろん人種差別や男女差別、明確に法に反する犯罪行為や虐待、テロを示唆するような思想や発言、またそれを煽動するような言論や表現は取り締まられるべきですし、わたしもそれを肯定するつもりはありません。
しかし、個人の受け取り方によって、抑圧されたり排斥される表現や言論はあってはならない、と思うのです。


『自分にとって不快な表現だから、公から排除すべし』という考え方は、その考えの持ち主もどこかの他者にとっては不快であり、排除すべし、という考えに繋がり、壮絶な報復合戦の末に誰も残らなくなってしまいます。
特に昨今のウイルス騒動では、専門家、医師同士でも考えが大きく異なり、各国政府、WHOなどの世界的組織ですら、見解や対応が異なるという人類史上稀に見る【分断の世界】となってきています。

誰が正しく、誰が間違っている、という軸ではなく、全人類が間違っているのかもしれませんし、全人類が一歩ずつ正しい方向に進んでいっているのかもしれません。世界が混沌としている中、わたしたち人類にとって、行き場のない怒りや絶望は『自分にとって不快な』人間にぶつけるのではなく、困っている人に手を差し伸べたり、いつもよりほんの少しだけ寛容なこころを持つことによって、少しずつ平穏な世界を取り戻すことに近づくのではないでしょうか。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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42.警帽前章の鏡面磨き(サムネ2)


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KENMAYA │ 刺さない鍼・国産研磨剤ストア@毎日Noteだった(遺物)
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