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人事を尽くして天命を待つ。~先代orわたしの持つ摩訶不思議な能力~
おはようございます。
#KENMAYA です。
今日はタイトルにある、「人としてやれることを全てやり尽くして、後は、天の運命にまかせるという心境を言ったことわざ」にちなんで、昨日わたしが聞かされた新規案件の話をしようと思います。
1.消費増税+コロナショック
この二つがもたらした日本経済界へのダメージは計り知れません。
昨日ANAが最終赤字5,100億という決算数字を発表し、いよいよ日本株式市場も下げトレンドに入っていくのではないか、と予測しています。
以前から言ってる通り、これから、なんです。恐ろしいのは。
年末にかけてのキャッシュアウト、
経営危機は目前に迫っている会社も数多くあると思います。
ただ、この大変な局面を迎えて、わたしはネット販路の創出が急務と見て、6月頃から本業にかけるリソースを最小限にし、SNSマーケティングとネットビジネスについてできるだけのことはやってきたつもりです。
つまり、ネットで物を売る基礎は、自分で言うのもなんですが、本質が分かってきたので、あとは売り方を改良し続けていけば自ずと結果が導き出せる段階にはなったと確信しています。
その間、本業では創業以来過去最低の売上となり、月の半分を臨時休業とするレベルで受注減に陥っていました。
できうる緊縮策は取っていたものの、大きな売上増へのアクションを取るのでもなく、ただ待っていたのです。
わたしは、なぜ何もしないのか。と苛立ち、経営陣との関係性も悪化の一途を辿っていました。
2.降ってきた大規模受注の見込み
昨日、現社長(先代)と少し話をしました。
そして、今受注見込みのある製品の話を聞きました。
技術的には高度なものを求められるものであることは、形状を見た瞬間に理解できましたが、年間発注量を聞いた時点で何が何でも取るべき仕事だと確信しました。
見積もりが成立し、技術面でクリアすれば、前年度の繰越赤字を四半期待たずに償却できてしまうほどの大幅な売上を計上できる見込みのある、大規模ロット製品です。
某大手メーカーの製品ですが、社運を賭けたといっていい熱量のこもった製品でした。しかも全て日本国内で製造するというのだから驚きです。
まさにメイドインジャパンブランドを何としても復活させたい、というわたしの悲願とも合致するものです。
しかし、わたしがそれ以上に感じていたのは違和感です。
この仕事が営業で取ってきた仕事ではなく、天から降ってきた仕事なのです。やり取りのない、お互い名前だけ知ってる会社からの案件でした。
何もせず、ただ待っていた。
実はこれと同じことが2011年の東日本大震災の際にも起きています。
大震災直後、数多くの企業が倒産、廃業し、弊社も大幅な受注減に見舞われました。ただその時もじっと待っていたら、大規模な仕事の話が舞い込んできました。これも当時の売上の半分以上がその仕事で埋まるほど、無茶苦茶忙しくなったのを覚えています。
3.わたしがやる気がなくなると仕事が沸く?
わたしは、2011年の東日本大震災で以前勤めていたSIerを退職し、後継者として現在の会社に入社したのは、「暇だったから」です。
以前勤めていた会社では、サービス残業のオンパレードだった上に、震災でインフラにダメージを負った会社からのお金にならない出向依頼が相次ぎ、わたしは辞める決心をしました。
そのとき、今の会社は週休3日というとても魅力的な職場だったのです。「暇だったから」です。(大事なことなので2回言いました。)
ところが入社して半年も経たずに、その新規案件のせいで早朝、残業、土日出勤当たり前、36連勤なんてこともありました。死ぬかと思いました。
そんな中で病気が発覚したり手術したり、色々ありましたが割愛します。
まぁ、なんやかんやあったにせよ、わたしが社長になってからも順風満帆といった具合で、会社は徐々に規模を大きくしていきました。
昨年までは。
現実的にこれから中小企業は淘汰されていくと思います。
わたしは正直、「この会社も例外ではない。」と思っていたからこそ、本業にやる気を失い、全くの別事業としてネット販路戦略を立てていたのです。
4.先代の仕事を引き寄せるパワー?
わたしのやる気減衰によるものなのか、先代の引き寄せのパワーなのか、
どちらが強力なのかは分かりませんが、
この案件獲得で一気に巻き返せるのは確実です。
どちらにせよ、何か見えないチカラでも動いてるのか、と疑う程、必ず救いの矢が飛んできてくれるのです。
経営者とはこうあるべき、だとか、どんな経営理論をもってしても、
仕事が勝手に舞い込んでくる「運」をもった経営者こそ最強にして、至高の経営者なのかもしれません。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
最後まで読んで頂いた方への情報のシェアリングとして、
今週わたしは「東京海上アセットのベトナム株式ファンド」を買いました。
コロナ直後よりは回復傾向にありますが、他新興国に比べてやや遅れています。今後ベトナムにはさらに外資が集まるでしょうから、中長期的に今は買いだと判断しました。
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