海外展開セミナー アメリカ編 を開催しました
こんにちは!
さっぽろ産業振興財団 食産業振興課です。
札幌食と観光国際実行委員会及び(一財)さっぽろ産業振興財団では、海外への食品販路拡大の取組として、2024年7月22日(月)に「『OUR BEST FOODS! FROM SAPPORO』食関連事業者向け 海外展開セミナー」を開催しました。
今回のセミナーは、米国マーケットの概要把握や実際の輸出事例の共有による、食関連事業者の支援を目的としたワンデイ・コンサルティング事業の一環として開催し、海外への販路開拓に関心がある約20社の食関連事業者にご参加いただきました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
当日の様子を少しだけレポート記事としてお届けします!
本セミナーは、2部構成でお送りしました。
第一部:【米国食品市場概要+米国向け商談のポイント】
第一部でご登壇いただいたのは、16年の在米期間を含め25年以上にわたり貿易・投資・経営に従事した経験から、全国の食品メーカーに対し、米国を中心に欧米への事業展開、食品安全のコンサルティングを行う、合同会社GLOVALUTION 代表社員 村井 京太さん。
米国市場のトレンド、食安全関連規則、商談のポイントについて解説いただきました。
食品安全関連規則準備段階における不足事項の事例や、準備後の商談におけるポイント等、米国在住歴の長い村井さんならではの解説を聞くことができました。
第二部:【九州菓子メーカー、世界征服の野望】
第二部でご登壇いただいたのは、観光土産品・菓子の企画・製造・卸・小売を行う大分県の会社 マルトウ物産販売株式会社 代表取締役 東田 晃次さん。2011年から製造を開始したラングドシャ・クッキーを2015年より輸出しており、現在はアジアをはじめとする19か国に輸出を行っています。
輸出に向けた、現在行っている実際の取組について解説いただきました。
規制対応やマーケティング方法、物流を考慮した商談サイズの設定等、現場の課題解決方法を中心に、東田さんならではの実際に自身が行ってきた「経験談」としての解説を聞くことができました。
「OUR BEST FOODS! FROM SAPPORO」について
セミナー後半では、さっぽろ産業振興財団が事務局となり今年度発足した食関連企業のコミュニティ「OUR BEST FOODS! FROM SAPPORO(通称アワベス)」のキックオフとして、株式会社ほんま 代表取締役社長 本間 幹英さんよりご挨拶がありました。
「OUR BEST FOODS! FROM SAPPORO」は、「北海道の食」ブランドを守り、広げ、さらに進化させていくためのコミュニティです。
昨年度はEU向けに発足したコミュニティでしたが、国内マーケットだけではなく海外進出、販路開拓だけではなく商品開発やブランドづくり、PRやコミュニケーションなど、テーマは様々に主体的に活動していけるよう、EUから間口を広げ、今年度新たに発足しました。
セミナーを終えて
今回のセミナーでは、参加者より多くの質問や活発な意見交換が行われ、今後の海外事業の発展を目指す札幌の事業者にとって有意義なセミナーとなりました。
当財団では今後も引き続き、テスト販売や商談などの具体的な機会提供につなげていく計画です。
食産業振興課では、このような海外進出を目指す道内事業者の支援だけでなく、『海外市場オリジナルレポートの提供』『貿易情報の提供』『海外バイヤーとの商談会』などの海外展開支援も実施しています。
札幌を拠点とする食関連事業者のみなさま、お気軽にご相談ください!