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汗疱を克服した話 最終回

このようにして、2012年の終わりから2014年の終わりに頃までの2年間にわたる汗疱との闘いは終わったわけです。

現在でも脱塩素は続けているわけですから、塩素除去を辞めたらおそらくまた再発すると思います。

決して完治したわけではないのです。

しかしながら私は、汗疱という病気が悪いわけではないと考えてます。

これは本来、体の中に入ってきてはいけない、触れてはいけないけないものと大量に接していたせいで、体から発せられた正常な警告メッセージだったんだと思っています。

体はただ正直に反応しただけです。健全に反応してくれたんだと考えるようにしました。

ただ、本来原始的な生活をしていれば触れることのない化学物質によってアレルギー反応が引き起こされ、それによって苦しめられるというのは如何ともしがたい事でした。

物心ついたときに自分たちの生活のなかに組み込まれ、安全だとか衛生的だと刷り込まれていると、そのもの自体を疑うことすらありません。水道の蛇口から出る塩素入りの水で手を冷やしていた時のように、、

しかしながら、日本の水道水をそのまま使っても何の症状も出ない人の方がほとんどなんだと思います。この汗疱に悩まされる人、アトピーに苦しむ人は本当に少数派なんだと思います。

しかしながらこの当たり前に供給されているこのインフラによって、数パーセントの人たちはアトピーや汗疱、ひょっとしたらさらに別の病気を患う事になっている人がいないとは言い切れません。

水道局には塩素に変わる何か別の方法を考えて貰いたいと願っています。

この汗疱の症状を抱えていた時は本当に辛かったです。誰も助けてくれないし、家族でさえその辛さを本当の意味で理解してもらうのは非常に難しいと思います。

この件で教訓となったのは、自分の身体に関する事は自分で体感、実験、納得しなければならないという事でした。

外出先での身体の変化に注意深くなれた事が、間違った方向に進み続ける事を阻んでくれました。

標準医療を疑うとかそういうことではないんですが、自分の頭でちゃんと考え勉強して、時には当たり前を疑い、しっかり行動を起こさないと、いつどこで型に嵌められたかが分からなくなります。

これで良いと勧められたことも、身体に悪いとされている事も一通り試してみて、自分の身体にどの様な変化が起こるか確認してからその先の事を決めるのが、私にとっての正攻法となりました。

自分はどこからどのように来て、そしてどこに向かってどのように進むのか、これからも今のスタイルを変えずに生きていきたいと考えています。

後悔はしたくないので、やる事はブレまくります。しかしそれで良いと思っています。昔は身体に悪いと言われた物も現在では健康に良いとされるものはたくさんあります。

そして、現在の情報社会ではこの類の疾患への対処が脱塩素なのはもう常識となっているかも知れません。

ただ、いまだに原因を特定出来ずに苦しみ彷徨っておられる方々がいるのではと思いこの記事を書きました。

私もネットの情報に大変助けられました。

しかし、その情報も自己責任でしっかりと取捨選択をして自分の事に反映させないと、間違った方向に進み続ける事もあります。

正解は自分の身体で感じるしかありません。

しかしながら、私のこの闘病記が誰かのQOL(生活の質) を上げるのに役に立つのであれば、私がネットから恩恵を受けたように私もその経験をネットに投下したいと思いました。

終わり。



2019年夏 現在
その後、脱塩素の効果によって近年国内の外出先で短期間の滞在であれば、脱塩素はしなくても乗り越えられるようになりました。

10日以上の外出の場合は、シャワーヘッドなど脱塩素アイテムは相変わらずかかせません。しかし海外出張はスイス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパがほとんどなので、

脱塩素をせずに海外に長く滞在しても症状は発症しません。

先日1か月イタリアに滞在していましたが、特に汗疱を発症することはありませんでした。その滞在先のイタリア人にアトピーのことを聞いたら、その疾患の存在自体を知らない人が多いのではないかと言っていました。

浄水器のフィルターの交換時期等ですが、実は脱塩素を始めると体が教えてれます。

塩素を除去できなくなる前に交換したいと思われる方も多いでしょうが、実は脱塩素して本格的に生活すると、通常の水道水は臭くて使えないのでフィルターの効果がなくなるとすぐにわかります。

駄文をここまで読んで下さりありがとうございました。

一気呵成に書いたので、ゆくゆくこのシリーズは文章をブラッシュアップさせて保存版にしたいと思います。

終わり

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