新宿御苑を歩いていたら案の定ランチ難民になった話
1月にしては珍しく気温が高かった日。
マフラーを巻いていると少し汗ばむくらいだった。
平日の午前中なので普段もあまり人は歩いていないけれど、緊急事態宣言下、閉園している御苑にはほとんど人がいない。
歩いていると暑いくらい。
ダウンジャケットの前を開けて外気を取り込む。
昼が近づき、何を食べようか迷い始める。
新宿にいるときはいつもランチ難民になる。
食べる場所がないわけでも食べたいものがないわけでもないけれど、決め手に欠くというか、要は優柔不断。
Uber Eats。
近所の店舗から自転車やスクーターを使って食べ物を届けてくれる飲食系宅配サービス。
200~300円の手数料だけど1品だけ頼むには高く感じる。
反対に自分が運ぶ側の立場なら安く感じる。300円あげるから運んでくれと言われても断る。
個人的にはどちらの側に立っても利用するメリットがないけれど、これだけ流行っているんだからきっと需要があるんだろう。
あれこれ考えている内に昼が過ぎた。
腕を組んで歩く二人を見て、桜餅みたいな色の組み合わせだなと思った。