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冬の街で河津の桜を思う
春のような陽気かと思ったら、一転してこの季節らしい寒い日が訪れる。
布団の外は極寒だ。
毛布に包まり朝寝坊を決め込んだものの、息子が無理やり起こしに掛かってくるのでおちおち寝てもいられない。
朝食を済ませ自室でダメージレンズのTELE ELMARITで撮ったファジーな写真を整理していると、このレンズなら桜の写真もいい感じで写るんだろうなと、気が早いけれど春の訪れが楽しみになっていた。
春待ち気分はさて置いて、窓の外には寒々とした冬の風景が広がっている。
冬は日が短いけれど、影は長く濃い。
色とりどりの花も少なく、クリスマスや正月でもない限り街の彩度は低めだ。
色がないという点ではモノクロ写真に似ているけれど、モノクロで撮ると不思議と寒々しさを感じないのは何故だろうか。
河津の桜まつりが中止されるというニュースを見た。最近は行けていなかったけれど、毎年まつりの季節になると東伊豆の海岸線を走りたくなる。
伊豆の桜は見に行けないけれど、あとひと月もすれば近所の河津桜は咲いているだろうか。