さようなら。そこはもう私の住む場所じゃない♪
☆本日のアート☆
こんにちは(^ ^)
本日のアートは、前回ご紹介した『Doll』の漫画家、惣領冬実さんの別の作品『MARS』です。
この漫画は、私には珍しく、発売される度に買っていたもので、パリでフランス語版を発見した時には、嬉しくなって、フランス語の勉強にもなるかと、1、2巻、買ってしまったほど笑
ストーリーは、内気な、絵を描くのが好きな高校生の女の子「キラ」と、そのクラスメイトで、バイクの8耐レースに出てしまうような、彼女とは正反対の男の子「零」の恋物語。
キラは、実の父親を事故で亡くし、実母と継父と3人で暮らしているのですが、その継父からひどい扱いを受けています。でも、その継父は、世間からの評判がとても良い人物。小さい製鉄所をやっていて、真面目で温厚で家族思いで、ボランティア活動にも熱心。誰も、彼が家の中で、ひどいことをしているとは思いません。
ある日、ついにキラは決心をして、家を出ていきます。そして、出ていった後、電話越しに、お母さんに、こう言い放ちます。
「どんなに辛くても、あたしはもう振り返ったりしない。さようなら。そこはもう私の住む場所じゃない」
そうして、キラは零のアパートで暮らすことになるのですが、そこでキラはこう思います。
「ここが あたしの真実(ほんとう)の居場所なんだね」
キラの居場所。それは決して、物理的な場所ではありません。
心から安心できる居場所。自分でいられる居場所。
誰もがそういう心の居場所を求めているのではないでしょうか。
「おむすびアート」も、そんな誰かの居場所になれたらいいなと思っています♪
♡Have a great day♡
『MARS』(惣領冬実)
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