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冬の始まりの夜

 ひんやり冷えてくるこの頃の夜。
寒いな寒いなと思いながら帰る夜は何気なく涼しく感じる。
そんなに暖かいわけでもないのに暑く感じる電車から出て、改札口を抜けると酸素が豊富な外の空気を肺いっぱい吸うと、
肺が凍えるような感じがする。
その瞬間が1日の終わりを迎えたなあと感情を浸れるのはこの時期くらいだけ。


 夜の東京は、毎回不思議な感覚に陥る。
街によって雰囲気が全く違うがゆえに、どの感覚を味わいたいか、何を求めてるかで行く街も変わる。


オフィス街の夜は仕事帰りの大人たちがいそいそと帰り、地下鉄が整っている場所では地上に人はあまり見かけなくなる。


手袋なしで歩くと手のひらの内側は暖かく、外側は外の気温になる。手を動かし続けないと流石に冷える。
ポケットの中に入れようか悩む程度の気温は気持ちがいい気温と呼んでいる。

冬の始まり、本格的な冬を迎える直前の短い季節に名前があるはず。
あとで調べてみようと思う。

今日は感傷的な日記になってしまった。
ではまた明日!

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