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キャットストリートで全力疾走


夜が心地よい日々が続くようになり、楽な格好でも寒くも暑くもないこの最適な季節には、食欲旺盛になる。
不愉快な要素がないからが故、食事やお酒が余計に美味しく感じる。

本日は新たにすーくんが登場!!!
すーくんは真面目で優しい、まさに好青年だけどおもしろい。よくのーちゃんと3人で遊んだりしている友達の1人。

だからこそこれが食べたかった私は、のーちゃんとすーくんがいるトークルームにこう投げた。

お米 「サムギョプサル食べたい」
すー 「急wwww でもわかる
             サムギョプサルとポッサム食べたい」
お米  「食べる?日曜日空いてる?」
のー  「急や」
お米 「だめですか?」
のー 「夜なら空いてる。夜というか午後?」


というわけで、急遽集まることになった、日曜の夜。

翌日は全員出社という同等な状況におかれている。
1人だけ在宅とか抜け駆けなんてしないよなと確認までする奇妙な仲間たち。

予約もせずに行くというのもあって、万が一混んでたらの候補はタコス屋さん。渋谷にあるあのメキシコ料理のお店で会おうとなった。

当日になり、サムギョプサルのお店は無事確保。
私は遅れてお店に着くが、すでに色々なものが置かれ、一緒に食べるまで待ってくれたかどうかは分からなかった。先に食べてくれた方が私も気が軽くなる。


集まって話し出すのは、本当にどうでもいい話が延々と続く。なんの話をしたかはほぼ覚えていない。そういうことだ。


のーちゃんとわたしは、フルーツ味のジョウンデを飲む。
のーちゃんは後半、酔いが回り、うふふふと陽気になり、ノリで好きにカスタムできるラベルのジュース屋さんに行こうとなり、原宿まで歩いて行かないといけない。
そんな状況下に置かれているのに、締めの焼き飯を頼み、ゆっくり食べる。
ジュース受け取り場所まで徒歩25〜30分もかかるのに、30分も切った。
急いで行こうとすーくんが呼びかける。
お米とのーちゃんは、焦る。

でも大丈夫だと言い聞かせる。


あそこら辺ならほぼ把握しているお米が道案内しながら歩いて走って、走っては歩くの繰り返し。
お酒を飲んだ後に、ご飯をたらふく食べた後に、こんなにも走らなきゃいけないのか。
はあしんどい。

こんなに走ったのは数年ぶりなんだろう。
のーちゃんも、すーくんもかなり息切れし始める。
すーくんは真面目で優しい性格しているので、早く行かなきゃだよ。走ってと言うけれど、

お米は走っているふりをして歩くのだ。走らなきゃなんだ。走るは走るけど先に行っておいでいいんだよと思いながら追いつく。
のーちゃんは、頑張って走ってるよ!!!アピールしつつも、全力で走る。すぐ立ち止まって「ねぇ〜〜無理!」「こんなに体が重いなんて」と言うけれどしっかり走る。

3人はキャットストリートで全力疾走する。

ここは、全力疾走する道じゃない。
私たちだけが異次元なのかもしれない。

ようやく目的に着くと、みんな汗だく。
ラフォーレ原宿の近くにあるところなのに、
この気温、この天候にふさわしくない。


汗をかくほどでもないのに。


3人は先ほどまでの疲れはどこか行き、
女子高校生みたいなノリでキャッキャと騒ぐ96's


はあ、醜態丸出しだ。
これから降り始める雨を合図に解散する。
次はいつ集まるんだろうか。

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