ハロウィン対応

明日はハロウィン。近年は日本でもハロウィンが浸透してきました。
楽しいイベントだからやろうという考えなのでしょう。

幼稚園ではハロウィンパーティー。
塾では「Trick or treat?」からのお菓子配布。
職場では仮装パレード。
↑これらは私の周りで起きている今年の事例です。

皆さんに知っておいてもらいたいのは、
ハロウィンに参加したくない人もいるということです。

ムスリム(イスラム教徒)である私の場合、基本的に参加するしないの基準は、その行事の起源が宗教的であるかどうかです。他宗教起源の行事であれば、参加することは信仰していることと見做されるため、参加することを避けます。

ハロウィンの起源は以下の記事にある通り、他宗教の風習です(お盆のようなものらしいです)。

したがって参加することはできません。参加することは自分の信じている唯一の神様(アッラー)に背くことになりますし、自尊心が損なわれます。(あくまで一人のムスリムの考えです。ムスリムの中にはハロウィンに参加する人もいることはご周知おきください)。

幸いにも幼稚園や塾の先生方からは事前にご相談していただいたので説明する機会をいただき子供がイベントに参加することを回避することができました。


ちなみにこの基準を基にすると、以下の行事も参加できません:

  • クリスマス

  • お盆

  • 正月

  • 節分

ムスリムになって、イスラームの教えに従うようになり、楽しければ何でもいいというわけにはいかなくなり、人生についてきちんと考えるようになりました。運命は神に委ねるのだけれど、自分のやることには責任を持つ。これはパレスチナ問題においてもその通りで、自分ができること(BDS運動や正しい理解の周知)はほんの些細なことかもしれませんが、それでもどう対応したかが重要で今後の人生を左右すると考えます。

お茶を濁すという表現を最近知りましたが、嫌いな言葉ナンバーワンと言えます。楽しければいい、ではなくてきちんと物事と真剣に向き合って生きていきたいです。

パレスチナと世界のどこかで迫害を受けている人々が1日でも早く解放され自由と平和が与えられますように。

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