ウィキッド初観劇!✨
ご無沙汰しております。
Mの娘です。
初めてウィキッドを観劇しました!
色々考えたことを綴りますー!
※ネタバレありです!!
メッセージの重さと楽曲が沼
御伽話…?と思いきや、アメリカらしい重たいテーマでした。人種差別や政治の話。
"徹底的に脅されたら、誰も声を上げられなくなる"という弾圧を、"動物が言葉を話せなくなる"という描写で表していたり、"共通の敵を作れば民衆の意識はそこへ向かうので統治できる"というオズの言葉が、戦争を彷彿とさせたり、、、とてもファンタジーとは思えない、リアルで残酷な社会派ミュージカルでした。
そこに、ダイナミックで中毒性のある楽曲の数々が、これでもかと投入されており、情緒が大変なことになる!!!
クリエイターの方々にひれ伏しました。
沼です、ありがとうございます。
芝居要素がもっと強く欲しい
私は歌とダンスがうまいだけのパフォーマンスでは、どういうわけか全然満足度が上がらない人間でして(とても面倒くさい)、、、やっぱり芝居×歌で魅せてくれるカンパニーが好きです。
今回の四季のカンパニーは、歌と踊りは本当にクオリティが高かったのですが、お芝居はと言われると、引っかかるところが多すぎてなかなか入り込めず。
この作品、重たいけれど、もっと笑いが起きてもいいと思うのです。特にグリンダ。
例えば、冒頭の"私に会えて嬉しいのね〜✨"というグリンダ様のセリフ。ここ、間の取り方とか抑揚の付け方によっては、笑いがとれるところだと思うのですけど、、、真面目な雰囲気でした。ラストの、モリブル先生を真似するところも、母音法で言うから、"モノ真似で馬鹿にしている"ということがあまり伝わらず、、、
他にも、ここは笑わせて欲しいなぁー、というところがちらほら。
あと気になったのは、グリンダがエルフィーの変なダンスを真似するところ。次の展開に繋がる大事なシーンだと思うのですけど。
ここは逆に、笑いに走りすぎないで、もっと申し訳なさそうにさらっと真似した方がいいと思ったのですよね、、、ふざけすぎると罪悪感が見えづらい。
たまたま私が観た回がそうだっただけかもしれないのですが、大袈裟すぎて馬鹿にしてるように見えたから、そのあと急に距離が縮まることに、めちゃくちゃ違和感を覚えました。
それから、エルファバも思っていたより陽キャで、エルファバ=月、グリンダ=太陽のイメージで観に行ってしまったが故、エルファバ結構明るいんだな!?!この明るさを持ってれば友達それなりにできそうだけど、、、とか思ってしまいました。これは完全に私の先入観の問題かもです。大人っぽいエルファバ像の役者さんは果たしていらっしゃるのだろうか。
ちなみにネッサとフィエロはイメージピッタリでした!( ̄▽ ̄)
訳詞どうしてこうなるの問題
もはやクレーマーみたいになっておりますが、どうしても四季さんの訳詞が納得いかないのです、私。
権利の都合かもしれないですが、原語歌詞の大好きなニュアンスが根こそぎ割愛されているのが悔しくてしょうがない。
♪So if you care to find me…Look to the western sky!
♪people come into our lives for a reason…bringing something we must learn
♪because I knew you…
この辺りの大好きな歌詞が全く入ってなくてワナワナしました。
しかも、同じことを言うのに日本語は英語の3倍くらい音数を使ってしまうから、1語1語大事に音を使う必要があるのに、何度も何度も同じことを言ってたりして(大空高く舞い上がるの!飛んでいくのよ!とかね…2回連続同じこと言ってるししかも大空高く舞い上がってるのは見ればわかるし、、、原語歌詞は西の空を見よ!なわけで、確かに西の空かどうかは言わないとわからないから、説明するのにこの歌詞は必要性が高いですよね、、、ごめんなさいもう黙ります🤫)
もうこればかりは何を言っても変わらない気がするので、諦めていつか海外に観に行こうと思います。お金貯めよう…
総括
ということで、総合的に考えて、大好きな作品であるがゆえ、もう日本版を観に行くことはないような気がします、、、
とかいいながらキャスト変わったらフラッと行ってしまいそうな自分がいて怖い。
あくまで個人の意見ですので、何を言ってんだこの人、と思われた方、何卒お許しください。
お読みくださりありがとうございました。
では☺︎