歯みがきペースト『テシヲ』
飲み込んでも安心の食仕様。
∥材料【およそ50g】
◆粉茶:小さじ1.5
清掃、pH調整(口内の酸化抑制)
虫歯抑制にカテキン豊富な緑茶。
わずかでもフッ素が欲しければ抹茶入り。
口臭対策には、なた豆やモリンガもよさげ。
◆塩:小さじ1.5
防腐、歯茎の引き締め。
精製・天然は問わないけれど、粒の小さいサラサラした塩だと口当たりよし。
◆おからパウダー:大さじ2
香味・色味の調整。
お茶の苦みとドス緑の発色を抑え、酸を作りにくい低糖質。
◆食用オイル:大さじ2
ペースト基剤。
通年液状のオイルならどれでも。
ケア要素も追うなら、アーユルヴェーダ風に白ごま油あたり。
オイルプリングの花形ココナッツオイルは低温で固まり、形状不安定。
◆グリセリン:大さじ1
感触改良、酸を残さない甘味料。
ドラッグストア製品で十分だけど、植物由来のものを。
オイルの油っぽさを和らげ、おからに含まれるレシチンの乳化作用で分離もなし。
◇ [任意] 精油:5滴前後
先人達はチョウジやクロモジの殺菌力を知っていたのかも。
現代でも精油を介して助けてもらえる。
ハッカは科学でも実証済みのよう。
いずれも刺激は強いので、少しずつ試し入れながら。
∥作り方
① 粉末類をブレンドする。
② 液体類を加え、練り合わせる。
∥カスタマイズも
「飲み込んでも」を守りつつ、役立ちそうな素材が他にも…
◇ナスのヘタ[粉末]
清掃。歯周病対策。
自作なり、既製品なり。
◇卵殻パウダー
歯垢・着色汚れ落とし。
卵の殻をミル挽きなり、卵殻アパタイトを調達するなり。
研磨作用まではないけれど、歯当たりは強いので、おからと分担でも。
◇キシリトール[粉末・顆粒]
酸を残さない甘味料。
その甘さでチビちゃんのハミガキ逃走も防いでくれるかな。
加えるなら、おからを小さじ1杯減らした代わりに。
∥注意点
・器具や容器の消毒
口に入るものだけに、ことさら入念に。
・磨いた後はよくゆすぐ
虫歯菌のエサとなる糖質がゼロではないため。
・要冷蔵(高温期)
抗菌作用のあるお茶 (仏:thé)と塩の他、水を使わず腐敗リスクを抑えた処方。
それでも手塩にかけた一品、直射日光と高温多湿を避け、暑い時期は冷蔵庫に置くと安心。
∥たま〜の一家言
むしはむしでも虫歯相手の回。
食仕様にしたのは、経口 (粘膜) の吸収率が経皮どころじゃなく高いため。
本来、歯だけに留めるべき洗浄剤や合成フッ素など、飲み込まずともいつの間にか摂取してることは省みていいかもしれない。
もちろん手作りばかりが正解じゃないし、同じことを危惧した製品はいくらでもある。
いっそ石油合成なんかにゃビクともしない肉体を模索するなり、みがき粉不要のブラッシング一徹なり…
一番、腑に落ちるやり方で歯と体の中も大切に。
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